川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

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カザフスタンの思い出

この記事は約2分52秒で読めます

私は学生時代、カザフスタンに旅行したことがあります。
現地に、日本語の話せる友人(カザフ人です)、Aちゃんが住んでいるので、彼女に会いに行きました。
その時に起きた出来事を、当時を思い出しながら書いてみます。
ちなみに現地ではロシア語とカザフ語が使われていますが、私はどちらもほとんど話せないので、Aちゃんが一緒にいないときには、ノートに絵を描いたり、「旅の指さし会話帳」を利用して、なんとか乗り切っていました。

・まず空港に到着して乗ったタクシーにぼったくられそうになりました。何とかAちゃんのお兄さん(元警察官)に助けてもらいました。

・Aちゃん宅に公衆電話から電話をかけようと試みていた時のこと。何度かけてもAちゃんは出てくれず、日本語の話せないAちゃんの家族が向こう側で、カザフ語で何かを話しているような状態でした。不思議に思って、通行人にジェスチャーで助けを求めると、こちらが話す時には電話についている、何かのマークのボタンを押しながら話すんだよとジェスチャーで教えてくれ、無事にAちゃんに代わってもらうことができました。つまり私は意図せずそれまでずっとAちゃん宅に無言電話を掛け続けていたことになります…。Aちゃんファミリー、ごめんね(>_<)

・ちょっとおしゃれなカフェ風のレストランでランチをしようとした時のこと。ロシア語のメニューが読めない私に、機転を利かせてくれた、ロシア系の綺麗なウェイトレスさんが、私が何を食べたいのか探るために、「コケコッコー!!」と音声とジェスチャーでメニューを熱演してくれました。それ以上やらせては申し訳ないので、私は「ダー!」(はい)と答え、無事に鶏肉の料理を食べることができました。

・カザフスタンの遊園地に遊びに行った時のこと。私はジェットコースターが大好きなので、余裕かなと思って乗った乗り物(高い場所でぐるぐる振り回される、日本では見たことがないタイプの乗り物)がありましたが、それが半端ない怖さでした。
聞いた話によると、私が行った当時の時点ですでに2人の人が放り出されて死亡しており、あと3人死者が出たらその乗り物は閉鎖される予定とのことでした。危なかった…。

・羊の脳みそはごちそうらしく、私が訪ねた、Aちゃんの親戚宅で羊の脳みそをふるまわれました。しかも大皿に羊の首が載せられて、出てきました。みんなが私に注目しているので、食べないわけにはいかず、なんとか頂きました。
翌日、市場で羊の首がずらーっと並べられているのを見て、その後も続くであろう親戚一同によるおもてなしの覚悟を決めました。

・Aちゃんの出身地である、ある田舎に旅行した時のこと。私がその村を訪れる初めての外国人ということで、村で歓迎会を開いてくれました。「学校」という名前の学校(小中学校が合わさった学校でした)の体育館のステージで、生徒たちの質問に答えたり、日本について紹介したりしました。(その時は、すべてAちゃんが通訳してくれました)
そして、生徒たちが、伝統的な踊りを披露してくれました。
まさかそのような歓迎会が開かれるとは思っていなかったので、すでに日本から持っていったお土産はほぼ配り終えていた私は、手元に残っていた(ダイソーで購入した)下駄の小さな置物を校長先生にプレゼントしました。下駄は今ごろガラスケースに入れられて校長室に飾られているかもしれません…。
そして学校で歓迎会が終わった後、生徒たちからサインを求められました。その後校長先生、教頭先生や村の役員さん(?)たちとの会食のためにサイン会は打ち切られましたが、その時にサインをもらいそこねた子どもたちが、私が宿泊していた友人宅まで押し寄せてくれました。一日だけスターの気分を味わえました。

・「うちに泊まっていいよ」と言ってくれていた、Aちゃんの親戚の家(新婚夫婦)に到着した時のこと。夜遅い時間帯だったのですが、なぜか遊びに行っていて留守でした。でも代わりに、一緒にルームシェアをしているというご家族(若い夫婦と赤ちゃん)が出てきてくださり、突然の訪問にも関わらずウォッカとごちそうでもてなし、泊まらせてくれました。その時までアルコールをほとんど飲んだことがなかった私は、いきなりウォッカを飲むことになり、その強さにびっくりして椅子から落ちそうになりました。
翌日、そのご夫婦の赤ちゃんと一緒に遊んでいると、本来会うはずだった親戚のご夫婦が帰宅され「あ!もう来てたのね♪ゆっくりしていってね~♪」とごあいさつして下さいました(*^_^*)このゆるさがけっこう快適でした☆そして何よりも人々の優しさ、温かさに感動しました。

他にもいろんなことがあり、また、ちょっと怖い思いもしましたが、今ではいい思い出です。
またいつか行ってみたいです。

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このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世です。2000年に脱会することができました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも心穏やかな日々を送っています。
どんな過去があっても人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら幸いです。

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