川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

メニュー

ものみの塔による子どもたちへの虐待・人権侵害について

この記事は約4分26秒で読めます

身体的虐待

ものみの塔協会は、1964年から長い間にわたり、ものみの塔の信者であるエホバの証人(JW)の親たちに、子どもたちにムチなどの体罰を行うよう指導してきました。(詳しくはこちらの「エホバの証人2世の体験談」のページをご覧ください)
しかし、1993年11月に広島で起きた虐待死事件( http://www.jwic.info/abuse.htm )以降、急に上層部は体罰を強要しなくなったため、エホバの証人の間でも次第に表面上は鞭打ちを行わないようになってきておりました。

しかしながら、当ホームページを作成した2014年の時点でも、信者が幼い子どもに対して鞭打ちを行なっている、信者をやめようとする若者に対して信者である親が暴力をふるっているといった情報を聞いておりましたので、水面下ではまだ子どもたちに対する虐待が行われている状況でした。

また、長年信者たちに刷り込まれてきた「子どもをよく訓練しましょう」という言葉にも、子どもを動物扱いしているものみの塔の精神が表れています。ものみの塔での子どもを「訓練する」という言葉は、一般の世界で使う訓練とは違った冷たく愛情のこもっていない印象をもたせます。

最近は「訓練」という言葉の代わりに「躾」という言葉が使われるようになったそうですが、本来「躾」というのは、子どものためを思って行うものです。ものみの塔が独自に信者の親たちにしてきた指導内容は、躾ではなく、組織にとって都合の良い人間を育てるためのものです。

その具体例が「子供が子供でいられない世界 | エホバの証人研究(ブログ)」に掲載されています。子どもにとって内容を理解することができない話がなされる地域大会で、子どもは大人の付属物のように3日間付き合わされ、寝ることも許されず、じっと座っていることが求められ、そうできるよう「訓練」することが指示されているのです。

言葉を変えて批判をかわそうとしているようですが、その本質は今も変わっていません。だからこそ、「伝道中、きつくて座りこんだ子どもを、家に帰ってから手足を縛り浴槽に投げ込む」、「集会中ではなく、自宅に帰ってからムチを行うよう指導する」といった事態が起き続けているのです。

2017年1月になった現在でも、母子でのエホバの証人の訪問を受けた家の方が、子どもの様子がおかしいことに気付き、親からの虐待の痕を見付けて警察を呼び保護したとのお話を書いていらっしゃいます。(http://ameblo.jp/ailam08/entry-12238121420.html
「最近女性信者から、お子さんが乳児の時に『巡回監督に、子どもは牛馬と一緒だからムチを使えと言われた』と聞かされました。」と言う内容の書き込みもありました。お子さんの年齢からして10年以内だそうです。
確かに私がいた地域でも、エホバの証人たちは子どもたちに対してまさに家畜を扱うかのようにむち打ちを行なっていました。

ものみの塔の上層部からは、出版物や講演を通して以下のような指示が出ていた為、エホバの証人の間でそのような虐待が横行していた、というのもよく分かります。

子どもの心には悪魔が入っている。悪魔を追い出すために、ムチでお尻を叩きなさい。

体罰は子どもの命を救うものとなります。なぜなら、神のみ言葉聖書には『少年から懲らしめを差し控えてはならない。あなたが彼を細棒でたたいても、彼は死なない。細棒をもってあなたは彼をたたくべきである。』とあるからです。

ページ :

1

2

関連記事

コメント

コメントをお待ちしております

HTMLタグはご利用いただけません。

このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世です。2000年に脱会することができました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも心穏やかな日々を送っています。
どんな過去があっても人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら幸いです。

スポンサーリンク

過去のブログ記事

サイト内検索