川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

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エホバの証人以外の人は悪魔サタンに支配されているという教え

Kさん 30代女性

私が子どもの頃、熱心なJWであった母親によって、ものみの塔に関係のない物は極力排除するという子育てが行われていました。
たとえば、信者ではない父が買ってきてくれた、ごく普通の本も、目の前でびりびりに破られて捨てられました。

兄弟が多くて非常に貧しい生活をしていましたが、母は通常の仕事はせずに、毎日集会と奉仕に子どもたちを連れ回していました。そのため、貧しさは日々増すばかりで、シャンプーは2日に1回とされていました。
また、天然パーマだった私の髪の毛が気に食わなかったようで、「あんたの髪は、本当に嫌な髪をしているね。まったく、お湯代とシャンプー代がかかって、しょうがない…」と言われ続け、私は無意識のうちに自分の髪の毛を抜くようになってしまいました。
後頭部が脱毛したり、抜きすぎた前髪部分はほとんど生えてこなくなりました。
母は、このような貧しい生活を子どもたちに強制していましたが、ものみの塔にはしっかりと寄付をしていました。

ある時、私は押し入れの奥から、母が信者になる前の、父と一緒に幸せそうに写っている写真を見つけました。
私は、その優しくて穏やかな表情の母にびっくりしました。悪魔のような目をして、毎日のように「これはサタン!あれもサタン!」と断罪している、自分の知っている母とは対照的な、柔らかい雰囲気の女性でした。

ものみの塔がムチを推奨していたため、ささいな理由で、子どもたちは連日のようにムチされていました。
ムチはいつも父がいない時に行われていたので、父はこのことを知りません。
我が家のムチは、30センチ定規を使って、服の上からではなく、直接お尻を鞭打つものでした。
例えば、当時まだよちよち歩きだった妹が、玄関に置いてあるバドミントンのラケットを触っただけでも、おむつを外されて、ムチをされていました。
触ってはいけないと注意したのに、また触った=親に逆らった=心の中にサタンがいるから、サタンを追い出すために懲らしめのムチ、ということなのです。
また、その妹が2,3歳だった頃、集会中にぐずったらムチをされるのがかわいそうで、私は母に見つからないよう、こっそりとノートにキティちゃんの絵を描いてあげていました。ところが妹が「キティちゃん、描いて」と私に言ったことに気付いた瞬間、母は妹をトイレに連れて行き、ムチをしました。
妹の泣き叫ぶ声が今でも頭から離れません。
また、自分のせいで妹があんなにひどい仕打ちに遭ったと自分を責め続けています。その妹は次第に、精神を病むようになりました。

そして私を含む、他の兄弟全員が同じような仕打ちを受けて育ちました。
兄が幼稚園児だった頃、「親に対して反抗的な態度を取った、聖書に反している」として、母が兄の上に馬乗りになって暴行を加えていた光景を覚えています。
幼心にも、私はあまりにもひどいと感じていて、「こんなことをして、兄は大丈夫なのだろうか」と心配していましたが、現在、兄は腹部が関係している難病(治ることはありません)を抱えています。

また、どんなに年齢が低くても、スーパーの中でほんの少し走ったという理由だけで、また奉仕中にベビーカーの中でぐずったというだけでムチをされていました。
ムチは大抵、人目のあるところではせず、帰宅してから、寝る前にまとめてされていました。
雨戸を閉めて、外に音が聞こえないようにしてから、幼い子どもたちが鞭打ちを受けるという、地獄のような毎日でした。
そのせいか、悪夢でうなされたり、眠れないこともしばしばでした。

私はムチが怖くて、また、母を喜ばせたくて、日々従順に従っていました。
しかし、集会中や大会中にムチをして、ムチをした母親信者を褒め合っている会衆内の信者たちを見たり、「子どもを愛しているのなら、懲らしめのムチを。」などと講演している長老などを見て、このまま生きていても仕方がない、と思うようになりました。
また、父の迫害もすごく、いつか父に殺されるのではないか、と怯えていました。

もうすぐさらなる迫害が来て、ハルマゲドンでエホバの証人以外滅ぼされ、このような冷酷な人たちと永遠に楽園で暮らすなんていうのは恐ろしい、そうなる前に、早く楽になりたいと思うようになり、小学生になると、手首に包丁を当て、自殺を試みるようになりました。
また、虐待の後遺症と、「この世は悪魔サタンに支配されている」というものみの塔の教義によって、次第に心が壊れていき、思春期の頃には、周りの人間が全員悪魔のように思え、突然、なんの前触れもなく怒りが爆発するようになり、目に入る人たちを皆殺しにしたいという衝動にかられるようになりました。

それでも、表向きは模範的なエホバの証人を演じ続けていました。

また、「間もなくハルマゲドンが来るのだから、この世の教育よりも神の業を優先するように」と、大学に進学しないよう、また正社員にはならないよう圧力をかけられました。
会衆内の若者たちも同じように親や長老たちから圧力をかけられており、多くの若者がその指示に従って、中学卒、もしくは高校か高専卒で、開拓者になっていました。

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このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世の川島と申します。10数年前に自然消滅しました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも幸せに暮らしています。
どんな過去があっても、人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら、また多くの方の心に灯をともすことができましたら幸いです。
また、JWについて一般の方々にも知っていただくきっかけになれたらと願い、JW以外の内容のブログも多く綴っております。

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