医療に携わる方々・各種相談窓口の方々へ
医療の専門知識のない者が訴えかけるのは極めて恐縮ですが、エホバの証人の内部事情を知った者として是非とも知っていただきたい事柄があります。
エホバの証人といえば輸血を拒否することで有名ですが、近年、さらに顕著になってきている問題が、エホバの証人の信者に精神病を発症する人が異常に多いということです。
個人個人がエホバという神の名前を代表しているという意識で生活させられているので、信条故の自分への圧力や禁欲奨励に苦しんでも、誰にも相談できないという悩みを抱えることが多いのです。
悪いことは「悪魔サタンのせい」だと教えられているため、信者が精神的に弱って弱音を少しでも吐くと、仲間であるはずの信者たちから「信仰が足りないのでは?もっとエホバに祈って下さい」と、さらなる追い打ちをかけられてしまいます。
その結果、エホバの証人になってから、精神病を発症してしまったり、悪化してしまう方々が増加しています。
様々な事情で布教活動があまりできない信者にも、毎週定期的に行なわれている集会や個人的指導によって、「もっと活動出来ませんか?今月はいかがですか?」といった、「励まし」と呼ばれる圧力が上からかけられています。事実、そうした圧力が原因で、集会中や大会(大規模な集まり)の翌日に自殺されてしまった方もいます。
たとえ病院で受診することを決意されても、自身がエホバの証人であることはお医者様に伝えたくない方も多いようです。また、「エホバの証人以外の人たちは、悪魔サタンの支配下にある」という教義ゆえに信者になった時から心の壁を作ってしまっており、「言っても理解してもらえないだろう」と考える方も多いのです。そうした事情が、ますます治療を難しくさせています。
医療関係者の方々には、自分が病を患った理由をなかなか語らない患者さんが、宗教上の事柄を気にして打ち明けられない可能性もあることを知って頂けたら幸いです。
なお、エホバの証人用語については、下記のサイトをご参照いただけたらと思います。(現在は変更されている箇所もございますが、概要をつかめるかと思います)
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/8769/yougo1.htm
「ものみの塔」という言葉には、「ものみの塔聖書冊子協会」の略称を指す場合と、そこから定期的に発行されている雑誌名の場合があります。前者の場合は簡潔に「組織」と略される場合も多くあります。
また、「エホバの証人」という言葉は、ものみの塔組織に属する信者たちを意味しています。
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