カテゴリー: お薦めの育児本

  • 『子育てハッピーアドバイス』シリーズ 明橋 大二

    『子育てハッピーアドバイス』シリーズ 明橋 大二

    下記にご紹介する、『子育てハッピーアドバイス』シリーズは大変お薦めです。
    子育て中の方だけでなく、色々な世代の方に応用が利く内容だと思います。

    こちらのシリーズの著者である明橋 大二先生は、医師でもあり、スクールカウンセラーでもいらっしゃいます。
    どの本も、役立つ情報が分かりやすく紹介されており、心温まる内容です。太田 知子さんの可愛いイラストの4コマ漫画も盛り込まれ、大変読みやすくスーッと心に入ってきます。

    私はこれらの本のメッセージを心に留めながら保育の仕事をしており、多くのお子さんに良い変化があったため、親御さんたちに感謝されております。

    『子育てハッピーアドバイス』
    子育てハッピーアドバイス
    明橋 大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 1,330

    「赤ちゃんに抱きぐせをつけてはいけない」は間違っている、「がんばれ」より、「がんばってるね」と認めるほうがいい、「甘やかす」と「甘えさせる」の違い、子どもをやる気にさせる注意のしかたなど、子育ての基礎が載せられています。

    『子育てハッピーアドバイス2』
    子育てハッピーアドバイス 2
    明橋 大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 9,399

    Q&Aの実践版です。どうすれば、しつけや勉強が自然に身に付く子どもに育てられるかなどや、体罰を用いて育てた場合のその後の調査結果、「三つ子の魂百まで」の本当の意味などが載せられています。

    『子育てハッピーアドバイス3』
    子育てハッピーアドバイス3
    明橋 大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 11,131

    自立心を養い、キレない子に育てるために…。子どもが反抗するのは、ちゃんと育ててきた証拠で、喜ぶべきことです。親が肩の力を抜くと、親が楽になります。親が楽になると、子どもも楽になります。かんしゃく、人見知り、一人っ子、母子家庭などについても温かいメッセージが載せられています。

    『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻』
    子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻
    吉崎 達郎 明橋 大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 9,744

    風邪を引くたびに子どもは強くなります。
    高い熱で脳がやられることはありません。急いで受診すべきか迷ったときは…?発熱、セキ、嘔吐、下痢、おむつ外れ、モイストヒーリングや、ママ、パパにもできる応急手当などについて書かれています。

    『子育てハッピーアドバイス もっと知りたい 小児科の巻2』
    子育てハッピーアドバイス もっと知りたい 小児科の巻2
    明橋 大二 吉崎 達郎 他
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 43,601

    近視が進む、最大の原因は?「おしゃぶり」「あがり症」「育てにくい子」に悩んでいる方に…。中耳炎、発疹、アトピー、イヤイヤ期でもできる虫歯予防、視力、子どもによくある感染症、予防接種、アレルギーなどについて書かれています。

    『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方』
    子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方
    明橋大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 3,012

    「ほめる」とは、子どもを評価することではありません。子どものがんばり、成長を見つけて、その喜びを伝えていくことです。「叱る」とは、子どもに腹を立てることではありません。子どもが、自分も他人も大切にできるように、一つずつ教えていくことです。「自分のいいところも悪いところも、みんな受け入れられ、愛されている」が伝われば、子どもは輝きます。

    『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方2』
    子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方2
    明橋大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 12,611

    兄弟げんかをしながら、子どもは人間関係を学んでいきますが、必要な場合のけんかの止め方や、習い事やクラブに入れる際の注意点などがQ&A形式で載せられています。「ありがとう」が子どもの意欲を育てます。

    『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方〈3〉小学生編』
    子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方〈3〉小学生編
    明橋 大二 太田 知子
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 6,203

    学校生活、勉強、習い事…。小学生の時期の子どもの心を理解し、やる気の芽を育てるには。勉強が好きになる3つのポイントや、自立を促す、ちょっと意外なサポート法などについて書かれています。

    『子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻』
    子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻
    吉崎 達郎 明橋 大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 20,859

    病院選び、おなかの中から育む心の絆、「陣痛は、こうして乗り切ろう!」、プレパパへのメッセージ、母乳育児などについて書かれています。

    『子育てハッピーアドバイス 笑顔いっぱい食育の巻』
    子育てハッピーアドバイス 笑顔いっぱい 食育の巻
    松成 容子 明橋 大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 4,848

    好き嫌いやばっかり食べは、みんなあります。そんな時は、「気長にソフトプッシュを♪」。今どきの食事・おやつ事情、料理が楽しくなるコツ・子どもが喜ぶ簡単レシピなど、ママが楽になる食のあれこれが載せられています。

    『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』
    忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
    明橋 大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 2,329

    夫は、妻を楽にするには、気分転換に食事や映画でも、と思います。しかし、それは独身時代のこと。育児で疲れ切った妻には、そういうことより、まず残った家事を肩代わりしてくれたほうがよっぽどありがたい、ということがあるのです。また、お父さんが育児をすると、子どもの自己評価が高まり、夫婦関係もよくなります。「育児をしたいけれど、何をどうすればいいか分からない」という父親の疑問に答えるだけでなく、「お父さんからほめられると、子どもは、学校や社会へ出ていく自信を持つようになる」など、父親が積極的に子どもに関わることの重要性も教えてくれます。

    『10代からの子育てハッピーアドバイス』
    10代からの子育てハッピーアドバイス
    明橋 大二
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 13,847

    反抗するのは、子どもの心が健全に育っている証拠です。「どうせ親に話してもムダだから」と言うのはなぜ? 子どもが「いじめられている」と相談してきたときには?など。子どもを非行や犯罪から最後に守るのは、ルールやしつけではなく、親から大切にしてもらったことから自然と出てくる、「この親を裏切れない」という心です。

    『子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 ~孫が幸せに育つために』
    子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 ~孫が幸せに育つために
    明橋 大二 吉崎 達郎
    1万年堂出版
    売り上げランキング: 19,469

    孫が幸せに育つために、大切な子育ての基本から、息子・娘夫婦と円滑につきあうためのヒントまで、子育てをサポートする立場として知っておきたいポイントが載せられています。世代間ギャップに効きます。

  • 『抱きしめよう、わが子のぜんぶ』 佐々木正美

    『抱きしめよう、わが子のぜんぶ』 佐々木正美

    児童精神科医の佐々木正美先生が書かれた本です。
    今子育て中の方にも、これから子育てをされる方にもぜひ読んで頂きたい、心に響く内容でした。

    簡単に内容をご紹介します。

    最近、学校や家で暴力をふるう子どもが増えています。感情のコントロールができず、がまんができない子ども達に共通しているのは「自分はだれかから見放されるんじゃないか」という不安感が心の底にあります。
    この感情を持っている人は、幼いときに親から「そんな子はもういりません」「そんな子、お母さんは産んだ覚えありません」「そんな子は、もうよその家にあげてしまいますよ」といったことを繰り返し言われて育ってきた子たちです。
    あるいは親にかまってもらえず放置されて育った子たちです。

    思春期の子の反抗や暴力的な行動も、泣き叫ぶ赤ちゃんと一緒で、さみしさや孤独、不安といったもののサインを暴力や非行で発しているのです。
    とても悲しいことですが、子どもの存在自体を否定するようなことを平気でいう親は少なくありません。
    本人は、子どもの教育のためと思っているかもしれませんが、子どもの良くないところを指摘するだけならまだしも、人格そのものを否定するようなことは絶対にしてはいけないことです。
    子どもは大きく自尊心を傷付けられ、いつも親の前でびくびくするようになってしまいます。
    親を信じられず、自分のことも嫌いになってしまいます。

    親の期待が強すぎると子どもは疲れてしまいます。

    親がわが子に「こうあってほしい」「こんな人間に育ってほしい」と願うのは当たり前ですし、愛しているからこその願いでしょうが、その期待が強すぎると、子どもはそれを重圧に感じて息苦しくなってしまいます。

    小さい時から、聞き分けのいい子でいなさいとか、お稽古事や勉強がよくできるようになりなさいと、自分の希望を伝えすぎていませんか?そして希望通りにならないと、「どうしてできないの!」と責めたり、「お母さんの言うことが聞けないの!」などと頭ごなしに叱ったりしていませんか?

    子どもはお父さんお母さんが大好きですから、その期待にこたえようと本当はがんばっているのです。
    がんばっているのに、そんな風に言われたら「自分はダメな子だ」「お父さんお母さんは私のことが嫌いなんだ」と自分を否定したり、親に見捨てられたという感情を強く持ってしまうでしょう。

    子どものいうことを聞いてあげる、要求を満たしてあげる、できないことを指摘するより、できていることを見つけて「がんばっているね」といって応援してあげる。思春期以降の精神的な危機の問題は、その最初のステップである乳幼児期に親のいうことを聞かせすぎた結果であることが多いのです。

    「こうしなさい」ではなく「がんばっているね」とたくさん応援してあげましょう。
    他にも、ここに書ききれない、たくさんの佐々木先生のメッセージが書かれていました。

    ご興味のある方は、ぜひご一読くださいませ。