川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

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自傷行為をするほど苦しんだ信者時代を経て脱会し結婚。初めての普通の生活を楽しんでいます

ペルメルさん 女性

今年1月に排斥になった、元二世です。

母は、わたしが産まれる前には研究生になり、私が3歳になる頃にバプテスマを受けました。なので、わたしは産まれてからずっとJWの中で育ちました。父は未信者ですが、兄姉は今も組織にいます。子供の頃からずっと辞めたいと思っていましたが、母を怒らせることへの恐怖で、母の顔色を常に伺いながら表向きは従順に生きていました。JWであるということが嫌で恥ずかしくて、自傷行為をしたこともあります。母は見て見ぬふりでしたが…

組織の方針に逆らって大学に進学し、就職

組織の方針に逆らって大学に進学すると、裏表のある生活をするようになりました。お酒を覚えてからは、家族には内緒で、よく飲み歩いていました。その後、周りに流されて自分もバプテスマを受けましたが、裏表のある生活は続けていました。大学卒業後就職した会社で未信者の男性を好きになり、3年半隠れて交際をしました。この人と結婚したいと思っていた時、母に交際がバレてしまいました。

排斥

ですが、このことがきっかけで今まで溜め込んできた思いを母にぶつけました。反応は想像通り組織での体裁を気にするもので、わたしの意思は関係ない、辞めるのは許さないと言われましたが、わたしは自分から長老に罪の告白をし、審理委員会にかけられ、排斥になりました。今は結婚し、初めての普通の生活を楽しんでいます。

辞めるまで大変でしたし、仲のよい二世の友達や実の家族と会えなくなるのは辛いです。ただ、戻りたいとは全く思っていません。こんなわたしを迎えてくれた夫とその家族に感謝しています。現在とても幸せですが、やはり独りになってしまった孤独感があり、突然涙が出たり就寝中にうなされたりすることがあります。父は未信者ですが、わたしが排斥になったせいで今は疎遠になってしまい、親不孝者だと罪悪感に悩まされることもあります。

婚約した段階で両家の食事会をしたのですが、母は不参加で、予め夫側にも説明はしていましたが、その理由を父が一生懸命説明してくれているのを見て、泣きそうになってしまいました。
もちろん、結婚式なんてできませんでした。

また、わたしの兄は長老で、今は必要とされているとある国内の島で奉仕をしているような、組織の中では超模範的な兄弟なので、その経歴に傷をつけてしまったな、という申し訳ない気持ちもあります。

信者でない父との関係

実は、わたしの父は数年前から母の研究生となり、最近では記念式や地区大会に出席しています。元々協力的だったので、仕方ないのかなと思います。こちらから連絡するときちんと応対はしてくれるのですが、用事がない限りは向こうから連絡をしてくることはありません。
ただ、連絡を遮断されているわけではないので、夫と相談して御中元や新婚旅行のお土産を父宛てに送りました。今後御歳暮や年賀状も送ろうと思っています。父と少しでも繋がりがあるうちは、歩み寄れるように努力したいと思います。

脱会という行動は間違っていない

このサイトで同じように脱会された方が前向きに生活しておられる様子を見て、自分の行動は間違ってなかったのだと確信できましたし、親や友人に無視され、脱会したことを後悔させるのが組織のやり方なのだとわかりました。

二世・三世には人権なんてありません。しかも、子供のころから組織に染まってしまっているため、いざ世に出てみても、植え付けられた教理から抜け出すのがとても難しいです。当たり前のことが、世間では当たり前ではないのですから。辞めたいと思っている二世三世の方が、自由に生活できるようになることを願っています。

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このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世です。2000年に脱会することができました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも心穏やかな日々を送っています。
どんな過去があっても人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら幸いです。

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