秋桜さんの排斥体験
秋桜さん 30代女性
私は元エホバの証人2世の者です。小学4年で伝道者になり、中学3年の時にバプテスマを受けました。
25歳の時、未信者との結婚と出産、及び新しい家族をものみの塔組織に入れることを拒否したために排斥になりました。私は自然消滅を計画していましたが、母が長老に告げ正式な手順で(笑)排斥になりました。
当時はすでに一人暮らしでしたし、現在は新居で夫と子どもたちと暮らしているので、JW現役の母や妹たちと私の関係は、“離れて暮らす家族(排斥者)”扱いです。挨拶や会話など、一切禁止です。
たまに実家に行っても、私には 挨拶はしません。お土産を渡しても「あぁ」です。子どもたちのことで少~し会話するくらいで、食事を作ってくれても一緒に食べることもしません。“不信者と食事はしません”です。
排斥されて少し経った頃、私は数ヵ月入院しました。そして退院してから、母から下記の手紙が届きました。
『秋桜様』
度々の入院、療養で貴女の世話をしましたが それは本来はしてはいけないことです。
私達三人は開拓者として会衆に仕えています。忠誠を示したいのです。
私の教え方が悪く措置についてハッキリ理解していないのではないか、と思い手紙を書きました。娘や孫に 祖母や叔母たちは冷たいと思っていますか?貴女のために私達三人はどれだけ涙を流したことか…考慮してください。貴女と家族の将来を深く考えてください。
これが最後の手紙です。辛いときは…なにも言いません。涙と共に…母
この手紙を暗記するほど読みました。何度も何度も繰り返し読みました。
ついに私を捨てる宣言の手紙だ。母の中では霊的仲間、霊的家族が中心になっているんだ。
血縁排斥者への最後の手紙がこれなんだ、と。
こんな内容でも捨てられませんでした。
父が難病指定の血液の病気になったとき、珍しく母から私に電話がありました。
「秋桜夫さんの名前で輸血承諾書にサインさせて欲しい」と。夫は快く承諾していました。
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