ものみの塔によって苦しんでいる方へ
私は、ものみの塔の教理によって、子ども時代は自殺まで考えるほど苦しめられておりました。
しかし、命の恩人ともいえる方との出会い、心の豊かな方々との出会い、「私のお薦めの本」のページでもご紹介している様々な本との出会いなどによって心を回復させることができました。
おひとりおひとり、心の回復に役立つ方法は異なると思いますが、お一人で抱え込まずに、人に話を聞いてもらうということが何よりも大切かと思います。
残念ながら、会衆の長老はなかなか相談相手にはならないようです。また、日本支部に電話や手紙で相談しても相手にされず、むしろ、支部に手紙を書いた事を会衆の長老団に通知され、「牧羊訪問」という名の詰問を受けたり、会衆内に情報が回って集団無視をされるようになった、冤罪排斥を受けた、という複数の報告が入ってきています。
このため傷ついて組織を出て、今でもトラウマやフラッシュバックに苦しんでいる方々も多いようです。
そこで、「いのちの電話」に電話をするというのも一つの方法だと思います。
http://www.inochinodenwa.org/
また、全国の相談窓口を検索できる、「いのちと暮らしの相談ナビ」というホームページもあります。
http://lifelink-db.org/common/
警察相談専用電話#9110に電話をして相談する方法もあります。(相談できる内容については「政府広報オンライン」のページをご参照ください)
そして、もし心療内科や精神科を受診される場合には、勇気を出して、ご自分がエホバの証人であったことを、お医者様におっしゃってください。
精神科医の間では、エホバの証人に精神疾患を患っている方が多いのは有名とのことで、お伝えいただくことによって格段に治療がしやすくなるようです。
また、ものみの塔によって、限界まで苦しめられた結果、自死を選ぶ信者さんも多いと聞きます。
もし、大切な方を亡くされて悲しみの底にある方がこちらのページをご覧いただいていましたら、飯田史彦著 生きがいの創造[実践編] 悩み苦しむ人をどのように導くのか (PHP文庫)をお読みになっていただけたらと思います。
最後に、「早く死んで楽になりたい」と思っていらっしゃる方々へ
私も子ども時代は「あと1日だけ生きてみよう。死のうと思えばいつでも死ねるけど、ここで死んだら生まれてきた意味がない」と自分に言い聞かせながら、なんとか生きていた時期もありました。
でも、もし本当に死んだほうが楽になるのなら、自殺をする人のほうが賢いことになってしまいます。
そんなことはありえません。
死ななくても、楽になる、幸せになる道は必ずあります。
どうかそこまで、生きていてほしいと思います。
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