川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

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子持ち世帯に冷たいものみの塔

Nさん 30代女性

私は一応現役の2世の者です。私が子どもの頃は、何かにつけてムチをされていました。
うちはまだましなほうでしたが、会衆内では特に体罰がひどい親たちがいて、集会中に居眠りをしたり、ぐずったりというほんのささいな理由だけで、赤ちゃんを含む、幼い子どもたちがトイレで容赦なくムチをされていました。
会衆内の年上の開拓者などによる圧力によって、また、しょっちゅう講演で子どもたちにムチをしなさいという話がされていたので、次第に親たちの体罰がひどくなっていった感じでした。
集会後に、主婦の姉妹たちが集まって、「この前、ムチを多めにしたら、あの子のお尻から血が出たのよ」などと談笑していて、それを聞いている周りの姉妹たちも笑っている光景を見て、恐ろしかったのを覚えています。
子どもたちが理不尽なムチによってどれほどの苦しみを味わっているかなど、まったく頭にないようで、自分たちは正しいことをしているんだという自信に満ちた態度に、吐き気がしそうでした。

また、ムチ用のベルトを、手作りの可愛い巾着袋に入れて常に持ち歩いている姉妹もいました。
いつでもムチができるよう、肌身離さず持っていて、恐ろしかったです。
その姉妹の幼い子どもは、集会中に足をぶらぶらさせていただけで、トイレに連れて行かれ、おむつを外されて、ムチをされていました。
足が床に届かない椅子に長時間座っていると、ひざが痛くなってきて、大人であってもつらいのに、幼い子どもに問答無用で体罰を与え続けるとは…。
トイレから聞こえてくる容赦ないムチの音と、痛みと恐怖で泣き叫ぶその子の声を今でも覚えています。
しかし、その姉妹は若くてきれいな人で、社交的で笑顔が素敵で(子どもをムチに連れて行く時には悪魔のような形相になりますが)、髪形もいつもお洒落にしていて、外見だけでは、とてもそのような恐ろしいことを行なっているような人には見えませんでした。
もしエホバの証人にならなかったら、きっと家族で幸せな人生を送っていただろうにと思います。

そのような親の元で育った子どもたちはやがて成長するとエホバの証人を辞めていき、実家にも寄り付かないようになりました。精神を病んでいる人たちも多いようです。
親や長老たちは「サタンの側にまわったから、おかしくなった。」などと言っていますが、原因は明らかに子ども時代の虐待のせいだと思います。
エホバの証人に精神病が多いのは有名で、表向きには出していませんが、エホバの証人専門の外来室を持つ大病院もあります。

私は同じく2世の方と結婚をしました。
うちの会衆では、子作りが「暗黙の非推奨」となっていて、周りの同世代の夫婦はほとんど子どもを作っていなかったので、子どもができた時には非常に気が重くなり、周りからの「この終わりの日に、子どもを作ったの?」というような冷たい目線も辛かったです。
(被害妄想ではなく、会衆内で、子どもを作ったことに対して悪口を言われました。)

そして、子育てをするようになってから、ものみの塔の、子育て世代への対応の冷たさに気づき、不信感を持つようになりました。

ベビーカーを大会ホールの中で使用することを禁止されたので、子どもを抱っこして、おむつやタオルケットなどの必要な育児用品の入ったたくさんの荷物を持って大会に出席するだけで、本当に大変でした。
「この世」のコンサートなどですら、ベビーカーの持ち込みが許されるのに、なぜ「神の組織」でこのような仕打ちをするのかと、疑問に思っていましたが、ものみの塔の実態を知ってからは納得しました。

本当はすぐにでも家族で脱会したいのですが、親や親せきがまだ熱心に信者をやっており、ものみの塔の実態を伝えても「それは悪魔サタンの情報。たとえ本当だったとしても、いずれエホバが正される。」などと言って、まったく聞く耳を持ちません。
断絶扱いになってしまうと、今後一切信者の親や親せきと口をきけなくなってしまうので(これも非常におかしいシステムだと思います)、何とかうまく自然消滅できるよう、今考えているところです。

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このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世です。2000年に脱会することができました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも心穏やかな日々を送っています。
どんな過去があっても人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら幸いです。

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