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  • 敵を味方にするということ

    敵を味方にするということ

    私は普段あまりスポーツ番組は観ないのですが、サッカーJ2横浜FCの三浦知良選手の、野球評論家の張本氏に対する素晴らしい対応に感動しましたので、ちょっと前の出来事ですが、こちらでご紹介させていただきます。

    SYDNEY, AUSTRALIA - NOVEMBER 16: (SOCCER INTERNATIONAL MAGAZINE OUT) Kazuyoshi Miura of Japan and Sydney FC poses for a portrait at Star City Casino November 16, 2005 in Sydney, Australia. (Photo by Adam Pretty/Getty Images)
    SYDNEY, AUSTRALIA – NOVEMBER 16: (SOCCER INTERNATIONAL MAGAZINE OUT) Kazuyoshi Miura of Japan and Sydney FC poses for a portrait at Star City Casino November 16, 2005 in Sydney, Australia. (Photo by Adam Pretty/Getty Images)

    張本氏は4月12日放送のTBS系『サンデーモーニング』の放送中、48歳になってもなお現役を続けるサッカーJ2横浜FCの三浦知良選手(通称:カズ)に「(J2は)野球で言えば2軍のようなもの。もうお辞めなさい」と引退勧告とも取れる発言をしました。
    これに対し、案の定、ネットなどでは「老害」「あなたが辞めるべき」との批判的な声が続出しました。

    こうした中、カズはなんてコメントするんだろうと思っていたら、こんな素敵な対応をしました。

    これについてカズは、憤るどころか感謝の言葉を並べた。「『もっと活躍しろ』って言われているんだなと思う。『これなら引退しなくていいって、オレに言わせてみろ』ってことだと思う」と前を向いた。
    昔から、巨人ファンを公言するカズ。張本氏が巨人入団したころも、テレビにかじりついて応援していたという。「長島さんが引退して、張本さんが巨人にきた。たしか背番号は10。王さんと組んで活躍したことは今でも覚えているし、憧れていた。そんな方に言われて光栄です。激励だと思って、これからもがんばります」と、力強く話した。
    (カズ、張本発言に感謝「『もっと活躍しろ』って言われているんだなと」 – サッカー – SANSPO.COM(サンスポ) 2015/04/14 11:59)

    こんなふうに返されたら、批判した人も脱帽です。
    結果、張本氏はカズの対応を絶賛。「会ったことはありませんが食事をごちそうしたい」と“ラブコール”を送っています。

    そんなふうに言われたら、普通なら反論するでしょう。それを三浦選手は「言われるのは光栄。激励だと思って頑張る」と、さらっとかわした。なかなかそんなコメントはできませんよ。日本男児の美徳。あのコメントで、言った私の方が恥ずかしい気持ちになってますから。
    (張本氏 カズ最年長弾を称賛「またやったか!最後まで応援したい」 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー 2015/04/20)

    普通なら、人に批判されたら「なにを!」と憤り反論したくなるところを、こうした大人の対応をしたことで、誰も傷つかない、批判した人がちょっぴり恥ずかしくなる、そして、批判した人が味方になるような状況を産んだのです。

    以前、当ブログで「世の中への貯金」というエントリを書きました。
    ここで書いた、”何を得て、何を失ったか”ということを今回のカズの件で考えると、感情的に反論した場合は、言い返してやったという小さな満足感を得て、低俗な罵り合いをする人という印象をもたれる(=信用を失う)という結果になったことでしょう。

    反対に、今回カズが得たもの・失ったものはなんだったのかは、もう一目瞭然です。感情的に反論した場合に対して、今回カズが取った言動によって得たものの大きさは計り知れないと思います。

    「世の中への貯金」の大きな一つの例だと思いますので、私も心にいつまでも留めておきたい事柄です。
    また、素直にカズの対応に敬服し、応援の言葉を贈った張本氏も素敵だったと思います。多くの人々を引き付ける魅力を持つ方々に共通しているのは、このように器が大きいということだと思います。

    目を覚まして欲しいと思っている方への説得においても、この器の大きさということと、敵を味方にするということを意識して行いたいと思いました。

  • 私の好きな言葉「世の中への貯金」

    私の好きな言葉「世の中への貯金」

    相手の気持ちを想像することの重要性

    人にものを伝える時、文章でも口頭でも、時として、自分の意図するところが相手に伝わらないことがあります。
    それで、「私の伝える言葉は、この人にはきちんと伝わっているのか?誤解しているところはないか?」と相手を想像しながら文章を書く、話すということを意識しています。
    また、この話を理解するのに必要な前提とする知識を持っているかどうかを想像して、詳細は省いても理解し易い説明にするのか、それともより詳細に説明するのかを決めることも大事だと思います。

    たった一言付け加えるだけで、誤解されないでコミュニケーションがうまくいくことがあるし、そのたった一言を省いたせいで、自分の言うことが誤解されてコミュニケーションがうまくいかなかったことも何度も経験してきました。

    コミュニケーションでは、相手の気持ちを想像することがとても大事だと感じています。

    世の中に貯金する

    ところで、私は、有名ブロガーちきりんさんのブログ( http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/ )を愛読していますが、「相手のことを想像する」ということを思いながら読んでいて感銘を受けた記事がありました。

    「得るモノ、失うモノ」 http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20101214

    自分の主張が通ったのは「自分が優秀だから」ではなく、「相手が譲ったから・譲らされたから」です。相手に残った感情や、自分にたいする相手のイメージがどう変わったか、考えてみましょう。あなたが失ったものは、決して小さくないのです。

    できるだけたくさん、あちこちで譲り、助け、許しておきましょう。それは「社会に貯金をする」、もしくは、「社会に資産をもつ」行為です。わざわざ回収になどまわらなくても結構な確率でそれは戻ってきます。
    反対に、「ちょっと強く言ってみたら主張が通った」とか喜んでいると、増えるのは借りばかりになってしまう。
    むやみに人に勝とうとしないこと、むやみに自分の意見を通そうとしないこと。そっちの方がだんぜん得なのです。


    私は、ちきりんさんの「できるだけたくさん、あちこちで譲り、助け、許しておきましょう。」という言葉に非常に共感しました。

    人には皆、それぞれの考え方があり、時として対立することもあります。
    実際の交渉やネット上でも、相手を言い負かし自分の主張を通そうとする場面をよく見ます。
    でも、「自分の主張が通った」ときに、相手の感情はどのようなものだろうと想像してみることが大事だと思います。相手の感情としては「譲ったから・譲らされたから」なんだろうなと想像できるでしょう。

    そう考えると、強引なやり方で自分の主張が通った時には、「さて今回の件で、自分が得たものは何で、失ったものは何なのか」と考えてみると、ちっとも自分にとっていいことが起こったわけではないんですね。

    逆に、どんどん自分が「譲り、助け、許す」ことが、自分の為になるということを理解させてくれました。
    「世の中に貯金する」いい言葉だと感じます。

    しなやかに生きていく

    長い人生、様々な人と出会います。そして、自分とまったく同じ意見を持つ人というのはいません。
    でも、このように広い視野を持ち、柔軟に生きていけば、大抵の物事はスムーズに運びます。

    私の命の恩人、Kさんはこれまで様々な苦労や失敗、困難に直面してこられましたが、いつも穏やかにしています。
    いやな事をされても、人に強く当たるということをしません。そして、一見、マイナスと思える出来事も、いつのまにかプラスに変えてきていらっしゃいます。
    私が、人からいやな思いをさせられて、強い口調で相手に反論しようとすると、諌められ、穏やかに、穏やかにと諭されます。ちきりんさんの記事を読んだ後、この人は人間関係の達人なんだなと思いました。

    私もそういう風にしなやかに生きていきたいと願っています。

    人から恨まれる人生を歩むか、それとも人から感謝されるような人生を歩むか、それはその人の生き方次第だと思います。

  • 福相にする方法

    福相にする方法

    世の中には、こちらの気持ちまで重くなってしまうような、いつも暗い顔をしている人と、こちらにも笑顔が伝染するような、明るい笑顔の、人も運も引き寄せる福相の人っていますよね。
    どうせなら福相になって楽しく毎日を過ごしたいと思いますが、斎藤一人氏によると、顔を福相にする簡単な方法があるそうです。

    一つ目は、顔につやをだすという方法です。

    幸せと『つや』って、なんの関係があるんだろうってふつう思うよね。
    でもね、幸せになるすごい法則なんだよ。
    ”人は見た目どおりにしかならない”っていうすごい簡単なことなんだよ。
    どんなにがんばっても顔が不幸せなままで幸せにはなれないんだよ。
    逆に、つやつやした福相の顔で、『私、不幸なんです』って言う人はいないんだよ。
    だから、幸せになりたいなら、見た目から幸せな福相のつやを出すことだよ。

    クリームを塗って、つやを出す。とっても簡単ですね(*^_^*)
    顔と髪と靴につやを出すことがとても大切だそうです。

    カサカサの顔では、疲れて見えるし、年よりも老けて見えてしまいます。
    逆に、つや顔にすると生き生きとして見えるので、鏡を見た時に嬉しくなって、明るい気分になれますよね。
    そして、つやのある笑顔の人には、周りの人も声をかけやすく、たくさんのいいことを引き寄せます。

    「あの人すごいオーラだね」とか言いますよね。でも、オーラって実際には見えない人のほうが多いですよね。それが、オーラが大きく輝いているように見えるのは、髪や顔や全身がつやつやと輝いているからだそうです。

    ところで、男性は脂性というイメージがあるけれど、カサついた肌の男性もけっこういます。それになんといっても脂ぎっているのと福相のつやとは全然違います。
    男性のカサついた肌というのも、疲れていて、なんだか精気がなさそう。自信がなさそうにも見えてしまいます。仕事も人生も昇り調子にするためには、福相のつやを出すことが絶対ですよ。
    それと、靴が汚れている人は先祖の加護がなく、出世の見込みがない、ちょっぴり残念な人です。もし、結婚を考えたり、お付き合いを始めるときには、相手の靴は要チェックですよ!!もちろん選ぶのであれば、顔にも髪にも靴にもつやのある、福の神のような人を選びましょう!!

    そして、二つめは魔法の言葉を唱えることです。

    『あなたにすべての良きことが雪崩(なだれ)のごとく起きます』。これを心の中で唱えるんだよ。すれ違う人、テレビに出てきた人でもいい、これを一日100人の人に言う。これを千日続ける。一日100人千日修行だよ。
    これを楽しんでやるんだよ。
    福相ってさ、豊かそうな顔のことを言うんだよね。まず、顔につやを出すのがその一つだよね。それともう一つ、中からにじみ出てくる豊かさがあるんだよ。これは、人の幸せを願えるようになると、中から、豊かさがにじみ出て来るんだ。だから、『あなたにすべての良きことが雪崩のごとく起きます』って、これを言ってると、幸せの福相にますます磨きがかかるんだよ。福相に磨きがかかれば当然、ますます幸せを引き寄せるようになるよ。

    できない日があっても、大丈夫です。やろうと決めて、心がけるだけでも全然違います。
    一日100人というと、大変そうなイメージがありますが、信号待ちをしている時や、満員電車の中、会社の中など、たくさん人がいる時には、まとめてできてしまいます。「ここにいる人みんなに、すべての良きことが雪崩のごとく起きます」と心の中で唱えればいいのです。そして、すれ違う人一人一人にも言っていると、あっという間に100人です。
    あっという間に、自分が今日出会える人の幸せを願えるんです。

    100人修行をしていると、自分の考え方も、すっごいハッピーになります。
    たとえば、もう少しで渡れる信号が赤になってしまっても、がっかりするどころか、むしろ超ラッキーです。通勤している人なら、電車待ちも楽しいですよね。大きな会社に勤めている人だったら、社員食堂が混んでたりしたら、もうイライラどころかワクワクですね。一度でたくさんの人の幸せが願えちゃうんですから。
    顔も自然と笑顔になってしまうんです。
    不思議なことに、「なんか苦手だな」と思う人がやさしくなったり、急に異動が決まったりで、あなたの前からいなくなったりします。
    もちろん、いなくなることを願ってこの言葉を言うわけではありませんよ。
    ただ、人の幸せを願いだすと、自分の人相はもちろん、自分の波動が変わって、不思議なことが起きますよ、ということです。
    100人修行って不思議です。言っているだけで心もフワッと気持ちいいし、笑顔も増えて、だんだん福相に磨きがかかってきます。
    そうすると、不思議と、いいことやうれしいこと、楽しいことがどんどん増えてきます。100人どころか、もっともっと言いたいなという豊かな気持ちになりますよ。
    千日続けると、唱えることがすっかりクセになります。ちょっと暗い顔の人や疲れた顔の人がいると、「あれ?」と思った瞬間、『あなたにすべての良きことが雪崩のごとく起きます』って唱えていますから(笑)。

    私はこれらのことを知ってから、つやと言葉の両方を実践するように心掛けています。
    おかげで、満員電車や信号待ちも楽しい時間になりました。
    これからどんどん福相になっていけたらいいなと思います。
    そして、福相の人たちが周りにどんどん増えていったら、とっても素敵なことだと思います。

  • 私の好きな言葉「Respect for others」

    私の好きな言葉「Respect for others」

    「Respect for others」 松山大耕

    ここのところ、宗教が関連する様々な事件が続いています。
    痛ましい事件が起こるたびに、「一体なんのために宗教を信じているのか…」と感じてしまうことも多いと思います。
    人を幸せにするはずの宗教が、不和や恐怖心、戦争を起こす元となってしまうとしたら本当に悲しいことです。

    そんなことを考えていたところ、世界的に有名なTEDというプレゼンテーションのイベントで、僧侶の松山大耕氏が「クリスマスを祝い、除夜の鐘を聞き、神社へ初詣をする日本人の宗教観とこの寛容性こそが宗教の本質をとらえている」と語っているのを知りましたので、こちらでご紹介させていただきます。

    こちらの記事で出てきます「Respect for others」という言葉が、私は大好きです。これは、私達一人ひとりが生活する中でも大切に意識していかないといけないことですね。
    日本人の持つ、このような寛容性のある宗教観が世界に広まれば、本当に素晴らしいことだと思います。

    「Believe in something ではなくて、Respect for something もしくは Respect for others」

    松山氏の以下の言葉を、ぜひ多くの方、特にJWの方に知っていただけたらと思います。

    確かに全ての宗教において、その教義に忠実である、守ること、それは非常に大事なことです。しかし世の中にはもっと大切なことがあります。
    それは信じる宗教が違っていても、お互いを尊重し、そして仲良くするということです。

    ぜひご一読くださいませ。

    また、動画でも松山氏の講演を見ることができます。

    なお、私自身は特定の宗教には属していませんが、神様の存在は信じています。今では、一般的な日本人と同様、お正月もクリスマスもお祝いしています。