川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

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米国テレビ局のJW特集の日本語訳書き起こし文

この記事は約2分40秒で読めます

2016年6月1日にアメリカのテレビ局「クリックオン・デトロイト」がエホバの証人(JW)の問題について特集しました。
このニュース映像に中野っちさんが日本語字幕を付けてくださいました。
中野っちさんのこちらの記事に字幕付きのニュース映像が掲載されています。
→ 『JW排斥、忌避、家族崩壊、自殺問題に、テレビ局がメス』

今回、中野っちさんのご許可を得て、以下に日本語訳の書き起こし文を掲載いたします。(なお、映像の尺の都合で要約された部分について、私のほうで聞き取れた文章は加筆してあります)
中野っちさん、いつも貴重な情報を提供してくださりありがとうございます。

以下、ニュースの日本語訳書き起こし文です。


死の間際に立たされた男性の話です。

jw1

動画キャプチャ

男性:「私はもう少しで自殺するところでした。」
リポーター:「なぜそんなことになったのですか?」
男性:「(薬物の)錠剤を70錠飲んだんです。」

彼は今でも親族や友人にも話す事を恐れています。しかし今夜、彼は隠された事実を番組で語ってくれます。被害者は彼一人ではないのです。

jw2

動画キャプチャ

男性キャスター:「人には信教の自由がありますが…。」
女性キャスター:「ええ、確かに。しかし(JWは)問題の山積みで、信者は生活苦、命の危険にも直面しています。」

リポーター:「エホバの証人、その他宗教団体の信者は脱会する時に精神的苦痛を経験します。愛する家族と意思の疎通がとれなくなり自殺を企てる事さえあります。しかし、諦めないで下さい。」

jw3

動画キャプチャ

ケーシー:「私はインタビューを受けるのが怖いのです。私の正体がばれたら、私は排斥になります。」
ケーシーはJW2世として育てられました。テレビに出た事が知られると排斥になり、家族、友人を失います。

リポーター:「自分の親から忌避されるなんて、事実なんですか?」
ケーシー:「私の家族内に排斥者がいて、忌避されています。排斥者が忌避されるのは日常茶飯事です。」

番組は忌避の事実について、ものみの塔本部に電話とEメールで問い合わせました。しかしものみの塔本部は、マスコミ取材をいっさい拒否。エホバの証人の公式ウェブサイトの情報を参考にして欲しいとの回答でした。
公式サイトの排斥の部分を調べてみると、「証人は聖書の道徳基準を破り、悔い改めない場合は排斥、忌避される」とあります。

JWを含むさまざまな宗教について研究している神学者が、組織を脱会するのが、なぜ難しいのかを語ってくれました。

神学者:「JWはきわめて安全な生活環境を信者に提供します。それが、脱会を難しくします。」

jw4

動画キャプチャ

トレル:「私は排斥と同時に、友人、家族をすべて失ってしまいました。」
トレルは1年半前まで、ここの王国会館に通っていました。彼は排斥とそれに伴う忌避で、鬱になりました。

トレル:「JWは世の人との交わりを禁じます。だから、私にはJW以外に友人がいません。私は天涯孤独になってしまいました。」

jw5

動画キャプチャ

トレル夫婦は1週間前に離婚しました。信者である妻は彼をずっと忌避しています。
トレル:「JWの友人とスーパーや食堂で出会っても、挨拶もしてもらえません。」

神学者:「JWの他にサイエントロジー、カトリックの小分派などが厳しい忌避を行ないます。」

前出のケーシーと同じく、彼も鬱病になりました。しかし、ネットの情報から助けを得て、自殺を回避できたのです。
トレル:「ネットでは、自分と似た経験をした人たちが多くいます。それが助けになりました。」

ケーシーの精神状態も落ち着き、今年中には脱会したい、と考えています。

リポーター:「テレビを通して、奥様に伝えたい事はありますか?」
トレル:「愛している。君は素晴らしい女性だ…。(言葉に詰まる)すみません…。」

リポーター:「すべての脱会者が鬱になるわけではありませんが、脱会しようとする人たちが抱える悩みは共通しています。JWを辞めたいと思われる方は、ぜひ(専門家の)助けを得て下さい。」


書き起こし文は以上です。

ものみの塔聖書冊子協会*には、この異常で非人道的な「忌避」というシステムを一刻も早くなくすよう、切に願います。
(*電話 046-233-0005 月曜~金曜 8:00-12:00、13:00-17:00 )

川島真彩

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このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世です。2000年に脱会することができました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも心穏やかな日々を送っています。
どんな過去があっても人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら幸いです。

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