エホバの証人の子どもたちが学校で直面する恐怖「いじめ」(第3回)
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自殺をしなくて良かったと思える日は必ず来ます
私もエホバの証人である親から虐待を受けていた上、「この世は悪魔サタンに支配されている」と教え込まれていたので、たとえ学校でいじめに遭っても親にも先生にも相談できないという心境はよく分かります。でも、たとえそのような状況でも、ご自身の命を守るために最善と思われる行動を取ってほしいのです。
自殺をしなくて良かったと思える日は必ず来ます。
私も子どもの頃は生きることが困難な状況で、「あと一日だけ生きてみよう」と生きることを第一にしていました。元気が出る本(ものみの塔の出版物ではありません)を読んで自分を励ましながら家を出るチャンスを待ち続けた結果、無事に家を出ることができ、困難な状況から解放されました。
現在の私は、経済面や健康面では恵まれているとは言えませんが、「生きていて良かった」と心から思える日々を過ごしており、子どもの頃に自殺を決行しなくて本当に良かったと感じています。
最後に、『いじめと戦おう!』玉聞 伸啓(たまき のぶひろ)著の本から、いじめを乗り越えた先輩たちの声をご紹介します。
「自分は弱い」と思っている人こそ、本当は強いです。(34歳)
「すべての人が自分をいじめ、きらっているわけではない」と考えることが大切です。(18歳)
今助けを求めれば、今後生きて笑うことができる。(15歳)
あの地獄に比べたら、今は天国。降り止まない雨はない。永遠に続くように思えることにも終わりがある。(26歳)
私は、どんなに辛い経験でも「足かせ」ではなく「ジャンプ台」として生かせる日が来る、と本で知りました。
大変な状況の中、これまでがんばって生きてきたご自分を誇りに思ってください。
生きてさえいれば、必ず立ち上がれる日が来ます。
そして、この先の人生で、あなたと出会うことを待っている大切な方々がいます。
川島真彩
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