ものみの塔による子どもたちへの虐待・人権侵害について
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進路の制限と性的虐待、心理的虐待
ものみの塔が、信者の子どもたちに対して行なってきた人権侵害は、身体的虐待を指導してきたことだけではなく、組織の活動を優先できるように大学に進学しないよう、また正社員の仕事に就かないように圧力をかけていることや、子どもたちを性的虐待から守ってこなかったこともあります。
ものみの塔が性犯罪を行う信者を組織的にかくまってきたこと、証拠隠滅が日常的に行われていること、被害者たちを排斥にするなどして口封じをしてきたこと、また組織にとって都合の悪い情報が信者の耳に入らないよう、排斥者や断絶者に対して忌避行為を行っていることなどは近年ますます明るみになっており、ニュースでも報道されています。
(詳しくは米国テレビ局のJW特集の日本語訳書き起こし文や、ものみの塔による児童性虐待隠ぺいに関するCNNニュースの日本語訳書き起こし、キャンディス・コンティ裁判に関する米国ABCニュースをご覧ください)
また、エホバの証人の子どもたちは、乳幼児期から繰り返し性的な言葉を聞かされたり言わされたりしてきましたが、これも大きな問題だと思います。
ものみの塔は、信者たちに対して自慰行為や婚前交渉を禁止している一方で、乳幼児期から性的な内容の話を繰り返し聞かせたり、出版物の挿絵で性を意識させるような絵を見せてきたりしたために、小児愛者を含む性的倒錯者を多く生み出してきてしまったのだと言われています。
さらに、乳幼児を含む子どもたちに、「エホバの証人以外の人たちは悪魔サタンの支配下にある」と刷り込んできたこと、信仰を強要し、組織から離れられないようにしてきたことも心理的虐待だと思います。
「恐れてはなりません」と命令しつつ、迫害やハルマゲドンについての話を聞かせたり、残酷な挿絵を見せ、エホバのためには死をも厭わない姿勢を強要してきたのです。
またものみの塔は、子どもたちを「エホバの懲らしめと精神の規整」とをもって育てるよう信者の親たちに指示し、子どもたちが教団の教え通りに振る舞わない場合は、エホバの名前を出して何としてでも教団の教えに従わせるように育てるよう刷り込んできました。そのため、信者の子どもたちは自分の本当の気持ちを言ったり自由意志を持つことは許されませんでした。ものみの塔の教えに疑問を持たず、どんなに非人道的な教義でも従順に従う「羊」になるよう、信者の親たちは教団の教え通りに子どもたちを訓練していました。
このような常軌を逸した教えや虐待により、多くのエホバの証人の子どもたちが心身を病むようになりました。
ものみの塔聖書冊子協会へ望むこと
ものみの塔聖書冊子協会*に対しては、以下の実現を切に願います。
- 長年信者たちに指導していた、子どもたちへの体罰を行う指示が間違っていたことを認め、謝罪し、体罰を行わないように訂正すること
- 子どもたちに年齢にふさわしくない性的な事柄を教え込むこと、羞恥心を起こさせるような指導をすることを即刻中止すること
- 子どもたちに恐怖心を植え付ける教理を教え込むこと、残酷な絵を見せることを即刻中止すること
- 子どもたちに対して、大学に進学しないよう、また正社員の仕事に就かないよう圧力をかけることを即刻中止すること
- 性犯罪者を組織的にかくまう、証拠隠滅を行うなどの隠蔽体質を改革すること
- 排斥者・断絶者を忌避するよう信者たちに指示することを即刻中止すること
(*ものみの塔聖書冊子協会 電話 046-233-0005 月曜~金曜 8:00-12:00、13:00-17:00 )
エホバの証人の子どもたちへ
もし悩んでいることがあったら、こちらの「エホバの証人の子どもたちへ」のページを読んでみてください。
夜明けのない夜はありません。必ず、助けてくれる人がいます。
川島真彩
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