ものみの塔による児童性虐待隠ぺいに関するCNNニュースの日本語訳書き起こし
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2015年7月28日にCNNニュースで、オーストラリアのエホバの証人による児童性的虐待事件、及びものみの塔による事件の隠ぺいについて報道されました。
このニュース映像に、中野っちさんが日本語字幕を付けて下さいました。
中野っちさんの該当ブログ記事はこちらです。
子供たちを守ると公言している組織の真の姿|JW.orgものみの塔オンライン・ライブラリー JW.orgを日々活用する ニュースに目ざとくある
今回、中野っちさんのご許可を頂いて、そのニュースの日本語訳を書き起こし、掲載させていただきます。
なお、映像の尺の都合で要約されたとのことでございますが、こちらのニュースと日本語訳だけでも、組織の実態を知ることができる貴重な情報だと思います。
中野っちさん、この度は誠にありがとうございました。
以下、ニュースの日本語訳書き起こし文です。
男性キャスター「児童性的虐待という衝撃的な事件がエホバの証人内で起きました。
1950年から、1000人以上の虐待者が組織内にかくまわれているのです。
100件以上の事件がまったく通報されておらず、JW(エホバの証人)には、事件を警察に届けないとする内部の方針があります。彼らは事件を審理委員会で処理していました。
調査委員会を取材している記者がお伝えします。
豪州王立委員会は、カトリックの事件を調査していましたが、今度はJWですか?」
記者「1950年より隠匿された性犯罪者は1006人にものぼります。一人で複数の犯罪を犯しているケースもあり、事件の数はさらに増えそうです。
いずれも警察に通報されていません。JWは事件を身内で解決しようとします。
加害者と被害者を対面させるのです。被害女性『BCB』は15歳の頃から長老から虐待を受けました。事件後、JWがとった方法とは、被害者女性と加害者を引き合わせることでした。」
被害女性BCB 「私は被害を、長老団の前で説明させられた。そこには加害者も同席していた。恥ずかしかった。」
記者「女性は、事件を口外しないように言われた。それは加害者とその家族を守るためだった。」
被害女性BCB「加害者とその家族だけが守られた。私は辱めを受け、捨てられたも同然だった。」
記者「多くの性的虐待者が、警察に届けられないままJWの中で犯行を繰り返してきました。その数は1950年以来1006人にのぼります。そのことを調査委員会で、1人の長老が証言しました。」
調査委員「あなたは、性犯罪を警察に通報する義務があるということを認識していましたか?」
長老「私は警察に通報しないという組織の方針に従います」
記者「長老は犯人隠匿の罪で刑事告訴される見通しです。JWは、加害者の言い分だけで問題を処理した組織的に犯罪を隠ぺいしていた疑いがもたれています。」
調査委員「『二人の証人』ルールのため、少なくとも125件の性的虐待が闇に葬られた。」
記者「JWへの聴聞は2週間に渡って行われます。
別の長老は、BCBさんが虐待を調査委員会に通報しようとするのを引き止めました。
『通報は、組織に汚名を着せるものだ』と長老は弁解しましたが、のちに、間違った処置だと認めました。」
男性キャスター「調査委員会は、被害者に対する長老たちの対応について調査しているようですね。」
記者「長老バロー氏は、被害者女性たちに聖書的に対応した、と説明していますが、女性たちは長老たちの対応に失望し、自殺未遂をおかしています。
女性たちは、賠償も心のケアも受けていません。
JW側は対応の不備を認めました。」
被害女性BCB「長老に『私は虐待を警察に届けます』と言った。すると長老は『通報するな、さもないと…』
私:『さもないと、何なの?』
長老:『とにかく通報するな』
私:『通報したら、私は排斥ですか?』
長老:『虐待を警察に通報したら、あなたは排斥だ』
私:『え?レイプされた私が排斥になって、加害者がエホバの証人内で良い立場を保つの?』
長老:『とにかく警察に通報するな。通報したら、あなたは神から滅ぼされる。』」
書き起こし文は以上です。
虐待の被害を受けたすべての犠牲者の方々の心の傷が癒えますよう、祈っております。
また、ものみの塔聖書冊子協会*には、この隠ぺい体質を改革するよう切に願います。
(*電話046-233-0005 月曜~金曜8:00-12:00、13:00-17:00 )
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