川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

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最悪だと思った出来事がいまの幸せにつながっている

この記事は約2分18秒で読めます

人生で最悪だと思っていたことは、長い目でみたら、その後の幸せにつながっているもの。人間関係、男女関係、仕事、お金、健康…生きていく上で、どんな問題に突き当たっても、それらはすべて、未来がよくなっていく最初のステップです。

ある新聞で、おもしろい特集がありました。
「いままでの人生で起きた中で最悪のことと、最高のこと」というのがそのテーマでした。

最悪のことは人によってさまざまでしょうが、リストラ、倒産、離婚、病気などがあるでしょう。
驚くべきことに、アンケートに答えた90パーセント以上の人が、「最悪だと思った出来事が、長い目で見れば、いまの幸せにつながっている」というのです。この記事は、わたしにとって衝撃でした。最初の反応は、「そんなことはないだろう!」でした。

しかし、自分の人生を振り返ってみて納得できました。
留学を断念したとき、離婚で苦しんだとき、仕事で失敗したとき、人生でもがき苦しんだ場面を思い返しました。
そして、その一つひとつが、実は人生がよくなる大転換だったことに、気が付いたのです。
友人たちにも同じ質問をしたところ、彼らも口をそろえて「たしかに、最悪のことほど人生を好転させるきっかけになっている」といいます。
本田健著『きっと、よくなる!』より

いままで、いろいろな種類の「自分らしい人生を生きないことへの言い訳」を聞いてきました。
才能がない、時間がない、もう若くないというのは、なかでもよく聞く言い訳です。
(中略)
言い訳をし始めると、だんだんと自分の力を失って、弱くなってしまいます。
自分ができない理由を探しだし、正当化するのが、言い訳の本質だからです。
せっかく有効に使える自分の力を、できない理由探しに使ってしまっているわけです。
(中略)
「今後、絶対に言い訳をしない」と決めることは、人生をコントロールする力を自分の手に取り戻す、自由独立宣言でもあるのです。
本田健著『きっと、よくなる!』より

私はこの文章に強く共感しました。
自分にあてはめてみると、ものみの塔によってめちゃくちゃにされた子ども時代と、去年の病気が、自分にとっては最悪のことだったと思います。
自分の人格を否定されながら、人権を踏みにじられながら育ちましたが、私はこれからの子どもたちには そのような辛い思いをさせたくない、と願って保育の仕事を選びました。
子どもたちの心はよく分かるので、荒れている子どもに対しても、忍耐強く、常に子どもの心に寄り添うよう心がけています。
心に傷を負った子が、やがて私に対して心を開いてくれるようになる体験もさせてもらい、感動を味わってきたので、過去の出来事は決して無駄ではなかったと思っています。

そして病気を機に、一日一日を大切に生きるようになりました。
今は、毎朝目を覚ますたびに「今日も生きてる!」という喜びでいっぱいです。
生まれつきの障がいもありますが、これも言い訳にせず、工夫して乗り越えていこうと思っています。
このことがあるおかげで、私にとっては難しいことを難なくこなしていく周りの方々に対して、尊敬の念を持っています。
さらに、周りの方々がフォローして下さっているので、毎日感謝の念でいっぱいです。
もし私がなんでも難なくこなせるような人だったら、これほどまでにありがたいという気持ちは沸いていなかったかもしれません。
こうして考えていくと、マイナスと思える出来事も、今ではすべてプラスになっていると思えます。

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このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世です。2000年に脱会することができました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも心穏やかな日々を送っています。
どんな過去があっても人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら幸いです。

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