川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

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最近読んで良かった本

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カルト宗教、信じてました。

5月1日に発売された、たもさんの『カルト宗教、信じてました。』。読んで良かったです。

エホバとは無関係の方々にもぜひ読んでもらいたいコミックでした。軽快なタッチの絵ですが、ご著者の半生は読む人に大切なメッセージを伝えてくれると思います。

なぜエホバの証人が「子どもを殺す宗教」と言われることがあるのか、理由が分かると思います。

以下、他に最近読んで良かった本のご紹介です。(あくまでも私の好みです)

好奇心を“天職”に変える空想教室

小学生から大人まで、幅広い世代の方々にお薦めです。

北海道の田舎の会社で宇宙開発をしている植松努氏。彼は周りから「無理だ」と言われても、失敗を繰り返しながらも工夫を続け、民間での宇宙開発に挑み続けています。

植松氏の言葉は純朴なのですが、自分の可能性に挑戦するきっかけを与えてくれる、そして壁に突き当たった時に力をくれるような本です。

「やったことがないことを、やりたがる人。あきらめない人。そして工夫をする人。そういう人がもっと増えればいい。(中略)夢と希望はただ奪わなければいいだけです。あきらめ方を教えなければいいだけです。みなさんがそうするだけで、10年後の社会は変わります」

なお、植松氏については以下の過去記事でご紹介しておりますので、併せてご覧いただけましたら幸いです。

新津春子。世界一のおそうじマイスター!

羽田空港は2013年、2014年、2016年、2017年に「世界で最も清潔な空港」に選ばれましたが、その背後には新津春子さんの大きな貢献があります。

清掃という仕事に全身全霊で向き合い続け、「国宝級の清掃職人」とまで言われるようになった彼女は、中国生まれで父親は中国残留孤児の日本人、母親は中国人です。一家で日本へ「帰国」した17歳当時は全く日本語が話せず、日本語が話せなくても雇ってもらえたアルバイトは清掃の仕事だけで、それが清掃の仕事の始まりでした。

中国では日本人ということでいじめを受け、日本では中国人として差別を受けていた新津さん。こちらの本では、清掃業や女性に対する偏見に立ち向かってきた彼女の半生が描かれており、その仕事に対する真剣な姿勢に思わず背筋が伸びました。

清掃の世界の奥深さも知ることができたと同時に、彼女の細やかな心配りに心が温かくなりました。児童書なので文字が大きめで、小学校高学年向けにふりがな付きなので読みやすいです。大人が読んでも心に響く内容だと思います。(NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』のこちらのページで、動画を観ることができます。)

番外編

よく、寝る前には美しいものを見たり、楽しいことを考えながら眠りに就くと良いと言われていますが、私がよく見ているのは富井義夫氏の世界遺産の写真集です。富井氏の親しみやすい解説と共に紹介されている、空気感あふれる写真を眺めていると、自分の中にスペースが作られていく気がします。
100キロを超える荷物を抱えて移動をされながらの撮影だそうですが、連綿と続く人類の歴史を自宅に居ながらにして感じさせていただき、感謝感謝です。

同じく、写真家の三井 昌志氏のサイト『たびそら』も好きです。

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このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世です。2000年に脱会することができました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも心穏やかな日々を送っています。
どんな過去があっても人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら幸いです。

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