川島真彩の幸せの部屋

「幸せは全て自分の心から生まれる」 ~元JW(エホバの証人)2世からのメッセージ

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ときには人を巻き込んで助けてもらう

この記事は約2分56秒で読めます

最近、1週間ほど入院していました。おかげさまで現在は退院して順調に回復しています。
入院中にちょっと困ったことに遭遇してしまったので、そのときのことや、そのことから学んだことを自戒の意を込めて記事にします。

談話室で、ある男性に話しかけられる

入院して最初の頃は、病院のベッドの上で寝ていましたが、ある程度体調が回復してきてからは、私はその病院にある談話室で過ごすようになりました。

そこで、私よりかなり年上の入院患者男性Aさんから話しかけられ、初めのうちは世間話や話題になっているニュースについておしゃべりをしていました。

ほとんどAさんが一方的に話していたのですが、幅広い知識を持ったAさんの話は興味深く、「特に何もすることがない入院生活で、こうやって人生の先輩の話を聞くのもいいかなあ。話を集中して聞く練習になるし…」と私は一生懸命話を聞いていました。

次第に話がおかしな方向へ…

ところが毎日顔を合わせるうちに、次第に話の内容がAさんのこれまでの業績と、これからやるつもりの事業についての話になっていきました。さらに、「自分は霊と交信できるから、何でも分かってしまう。これから自分はとても有名になる」「うちの株を買わないか?」という話になっていき、私は「???」と思うようになりました。

ただ、Aさんの話はどんどん熱を帯びていき、話したくてたまらない様子だったので、「ここで席を立ったら悪いかなあ…」と私はそのまま席を立たずに、少し頭がくらくらになりながらも話を聞き続けていました。

普段、元気な時に駅前や路上で「?」と思う人に話しかけられた場合には、簡単に断ることができるのですが、体調が悪い時に、最初は普通の話で打ち解けていた人と、予想していなかった話題になっていってしまった際には断るのが難しかったです。

「もし本当になんでも分かるのなら、私が迷惑がっていることも分かるはずなのになあ…」と思いながらも、「でも実績がある方だし、もし今話している事業計画(事業の内容自体は賛同できる内容でした)が将来本当に実現したら素晴らしいから、応援する意味でも聞いておいたほうが良いのかなあ…」と迷いながら、席を立つタイミングを逃していました。

看護師さんに相談することに

連日で話を聞かされたある日、またAさんに言われるがままに翌日も談話室で会う約束をしてしまったのですが、私は夜中になってから「あれ?この状態はいつまで続くんだろう…?」と不安になりお腹が痛くなってきたため、看護師さんに事の経緯を説明して、話がおかしな方向に行かないよう助けてもらうことにしました。

翌日、私が機関銃のようなAさんの話を聞いているところに、看護師さんが「あら、今朝退院したAさんじゃない!どこかで見た顔だと思ったら!」と自然に会話に入ってくれました。

そのままAさんは私達に「私は開発霊媒師で、、、」ということなど熱く語ります。その途中で、看護師さんが私に「あれ?時間大丈夫だっけ?」と話を振ってくれ、「あ、もう行かなきゃいけないので。わざわざありがとうございました」と言う私の背中を看護師さんが押してくださり、スムーズに退出することができました。

後から、看護師さんがいらして「体調悪い人に難しい話をしないでって釘刺しといたから」とAさんにやんわりと注意をしてくださったことをお聞きし、無事にAさんとの連日の会話に終止符を打つことができたんだなと安堵しました。

ときには人を巻き込んで助けてもらうことの必要性

最初打ち解けて話をしていた人との会話がおかしな方向に行った時、私は「今さら席を立つのは悪いなあ…」となかなか断ることができない性格(&とろくて、席を立つタイミングを逃す)なのですが、流れに任せているとますます断りづらくなってしまうということを学びました。

また、どうしようもなくなってしまった時には、信頼できる人に間に入ってもらうことの大切さを学びました。面倒事に巻き込んでしまい申し訳ないなぁと、つい自分だけで抱え込んでしまいがちですが、早めにおおごとになる前に間に入ってもらった方が、結局周りに迷惑をかける度合いが低いということを経験しました。

いろいろな方に聞いた話では、病院にはそうやって体調が悪く落ち込んでいる人を狙って、宗教の話とか怪しい話をしてくる人がよくいるのだそうです。病院側も気を付けてくれていますが、自分でもしっかりと断る勇気を持っていなければいけないですね…(>_<)

おまけ…
入院中に迎えた「土用の丑の日」に出された食事に添えられていた、うちわの折り紙です☆
まさか病院でうなぎが出されるとは!!数年ぶりのうなぎだ~!!わ~い!!とびっくり&折り紙まで添えてくださる心遣いが嬉しかったです(*^^*)(嬉しすぎて食事はすぐに食べてしまったので、うなぎの写真はありません(^^;)

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このサイトについて

元エホバの証人(JW)2世です。2000年に脱会することができました。
現在は保育関係の仕事をしながら、病気も経験しつつも心穏やかな日々を送っています。
どんな過去があっても人は幸せになれる、ということを伝えていきたい、そして子どもたちの人権を踏みにじる行為を防ぐ力となりたいと思っています。
当サイトが、ものみの塔からの脱会と脱会後の助けになりましたら幸いです。

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