沖縄の郷土料理「チーイリチャー」(豚の血炒め)
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沖縄に住む友人から、「いつか沖縄に旅行することがあったら、絶対食べてほしい、めちゃくちゃ美味しい料理があるよ。それはチーイリチャーという郷土料理だよ」と教えてもらいました。
チーイリチャーというのは、「血の炒め煮」という意味だそうで、それを聞いた時、私はドキッとしました。というのも、私がかつていたエホバの証人の教団では、「血を避けるように」との戒律があり、輸血することが禁止されており、血抜きのされていない肉を食べることも禁止されていたからです。
例えば、クジラの肉は血抜きができないとのことで、食べることを禁止されていました。脱会してから相当の年月が経っても、何となくクジラの肉を食べることに抵抗があり、以前、居酒屋で友人がクジラの料理をオーダーした際には「私はパス」と言って食べなかったこともありました。
それが、チーイリチャーは「血」そのものを調理しているというのです。
いかにチーイリチャーが美味しかったかを語る友人の話を聞いて、いまだに信者っぽい独特の感覚を持っていると友人たちから指摘されるし、そろそろ血の入った料理に挑戦してみるのもいいかもしれない。まずは美味しい料理から挑戦すれば、血の入っている料理に偏見を持つこともなくなるかもしれない、と思い始めました。
友人がチーイリチャーを食べたのは、沖縄の金武(きん)という町にある、1966年創業の「久松食堂」という老舗の食堂だそうです。
チーイリチャーには豚の血を使ったものとヤギの血を使ったものがあり、金武で主に食べられているのは豚の血の方だそうです。味だけでなく栄養面も良いようで、ネットで見つけた visit kintown というサイトに下記のような記述がありました。
チーイリチャーは、滋養強壮の食べ物であり、栄養的にはタンパク質、鉄、銅、亜鉛など増血に必要なミネラルを多く含んでいます。ですから、貧血改善、貧血予防の食事として理想的な食事というわけです。また、肉から出る油もとてもいい油で、体の乾燥を防ぐ効果があります。
(「visit kintown」より引用)
でもよく考えたら、子ども時代も私がいた地域では、私を含め信者さんたちはレバーを食べていましたし、ネットで見つけたある元信者さんの体験談によると、ユッケや馬刺しも普通に食べていたとあったので、今さらそんなに気合いを入れて挑戦するほどのことではないのかもしれませんが…(^^; 私も、ユッケと馬刺しも大人になってから食べたことがありますし…。
それでもやっぱり、いつかチーイリチャーをぜひ食べてみたいと思います。
エホバの証人の幹部(統治体)の方々にはこのチーイリチャーを食べて美味しく感じて、早くあのばかばかしい輸血禁止の教えを廃止してほしいです。
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