体罰 – 絶対にすべきではない理由

どうしても体罰をふるってしまうときには

子どもを信じれば、必ず子どもから信じられるようになります。
しかし残念ながら、ものみの塔の信者である私の母は私を信じていませんでしたので、私も母のことを信じることができず、また体罰などによって心は母から遠く離れて行きました。

体罰が子どもの心や脳の成長に悪い影響を及ぼし、その影響が青年期以降にも持続するというデータが蓄積されてきた今、やはり暴力や体罰によるしつけに頼らず、ほめるしつけ、子どもに共感するしつけを活用することが大切だと思います。(こちらのページに私のお薦めの育児本について掲載しております)

思いやりのある子を育てるのに、たたいて教える必要はありません。
がまん強い子になってほしいなら、まずは大人が忍耐強く待つことです。
子どもは大人の行動を見ています。
やった結果は、必ず自分に返ってくるのです。

カッとしてつい子どもを叩いてしまうこともあるかもしれません。子育てハッピーアドバイスシリーズの著者、明橋先生は以下のように述べています。

でも『本当は体罰はいけない』という自覚があれば、抑止力が働きますし、何らかのフォローがなされるでしょう。
その気持ちさえあれば、やがて体罰をせずに済むようになったという日が必ず来ます。
頭では分かっていてもどうしてもしてしまうのは、それだけ精神的にいっぱいいっぱいになっている、ということなので、ぜひ子育て支援センターや市町村の子育て相談窓口、児童相談所、地域の保育園などのサポートを得ていただきたいと思います。

その他のサポートとして、名前を言わずに電話で悩みやグチを先輩ママたちに聞いてもらえる「子育て応援電話 ママパパライン」というサービスもあります。いやならいつでも電話を切れるという、気軽に相談に乗ってもらえるこのようなサービスも、子育てに行き詰まったり、話相手がほしい時に助けになると思います。

どうか体罰に関する正しい知識が広がり、被害を受ける子どもがいなくなることを、そしてすべての親子の未来が明るいものでありますことを願ってやみません。

コメント

“体罰 – 絶対にすべきではない理由” への4件のフィードバック

  1. Tのアバター
    T

    私はエホバの証人の二世として育てられた者です。今は断絶(エホバの証人の組織を抜けること)しています。
    当時、懲らしめという名の体罰は日常的でした。私の場合は王国会館(エホバの証人の集会場)ではなく、家庭で受けていました。懲らしめの鞭棒は各家庭でそれぞれ異なっていましたが、我が家の場合は竹製の箒でした。
    私には4歳年上の姉がいましたが、姉は、ほぼ毎日のように受けていました。ひどい時は朝と晩、一日に何回も受けていました。私は従順でしたので少なかったです。週に一回、悪くても二回ぐらいでした。
    その一回のうちに、複数回叩かれることがありますが、痛いのは最初の一回目だけです。二回めからはもう麻痺しているのでそんなに痛みは感じませんでした。最初の一回目は、気を失う一歩手前ぐらいの痛さでした。その後は、お風呂に入るのが痛くて辛かったです。
    痛みを和らげる方法がありました。鞭を受けるとき、違うことを考えるんです。楽しいことを考えることに慣れてくると、段々と痛みを感じないようになっていきます。
    自分自身が鞭を受けるよりも辛いことがあります。それは姉が鞭を受ける時、それを目の前で見なくてはいけないことです。目をそらしていると姉の鞭の回数が増えます。姉が受ける鞭を見るよりも、自分でその鞭を受けた方が100倍いいです。
    この懲らしめの鞭は組織的に行われたものです。王国会館(集会場)での話の中で、具体的な鞭の方法の話がありましたから。
    これは当時の二世では常識的に知っていることです。この話に誰も驚かないと思います。

    1. Maayaのアバター

      Tさん、コメントをありがとうございます。
      Tさんも大変お辛い目に遭われてきたのですね…。
      そしてTさんの行かれていた集会でも、具体的な鞭の方法の話がされていたんですね…。
      どうか体罰に関する正しい知識が広まり、このような悲劇がなくなることを願っています。

  2. 白の騎士団のアバター
    白の騎士団

    そうですよね。
    僕も子供の頃に鞭による懲らしめを受けました。
    我が家の場合は、電気コードを束ねてビニールテープで固めた物でした。
    しかも、単に固めるだけでなく捻って固めてあった為、痛みが倍増したのを覚えています。
    今思えば、おかしな話ですよね。
    子供は牛や馬じゃないんですから、叩いて教えるというのは間違ってますよね。
    鞭で打たれたくないから親の言うことをきく・・・
    これでは本末転倒ですね。
    エホバの証人では、昔本気で「鞭による権威」なんて事がものみの搭で扱われたり、度々紙面に出てきました。
    確かに、悪いことをしたら叱るのは当然ですが、なんで叱られたのか?これがなぜ悪いことなのか?を子供自身が理解するまで辛抱強く教えなければなりません。
    鞭による教えは手っ取り早いですが、それでは何の意味もありません。
    鞭で打たれる事によって、子供は親ではなく鞭を恐れる様になってしまいますからね。

    1. Maayaのアバター

      白の騎士団さん、コメントをありがとうございます。
      子ども時代、そのようなひどい目に遭われていたのですね…。
      どうか私たちのような虐待の被害者がこれ以上増えないことを願ってやみません。

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