エホバの証人は献血も禁止されていました

献血しようと思いましたが、今のところ私には無理のようです

いつか献血をしようと思い続けていて、今年に入ってから2回、献血ルームに行ってみたのですが、2回とも「血管が細いため、ちょっと厳しいですね。。。せっかく来ていただいたのにすみませんが今日はやめておきましょう」と断られてしまいました(>_<)体調を万全に整えてから行ったのですが、残念…。

過去に輸血をしたことがある人や、一定期間内に特定の国に行ったことがある人、その他様々な条件に当てはまる人は献血できないようで、それらの条件はすべてクリアしていたのですが、まさか血管の細さで断られるとは思っていなかったので、びっくりしました。

ちなみに私は血管が細いだけで、身体は健康的(?)な体形です…(^^;
割とそういう方はいらっしゃるようで「時間帯や季節によっても変わってくるので、良かったらまたお越しください」と言われたので、期間をしばらく空けてから再チャレンジしようかなと思います。

エホバの証人は献血も禁止されていたことを思い出しました

ご存知の方も多いと思いますが、エホバの証人は輸血が禁止されています。
もし教えに背いて輸血をした場合はその信者は「断絶した」とみなされ、信者たちから徹底的に無視をされ、ハルマゲドンで滅ぼされることになっています。

先日、献血しようと出かけたけれどできなかった話を、エホバの証人とは無関係の友人に話したところ、「そういえばエホバの証人だった頃は献血も禁止されていたの?」と聞かれました。
友人にそう聞かれて、そういえば献血はどうだったっけ?当然禁止のはずだけど、きちんと調べてから答えないと…と思って公式サイトを見てみました。

サイトには「『血​を​避ける』こと​に​は,輸血​を​受け入れ​ない​こと​と,献血​し​たり​ 自己血​を​輸血​用​に​貯蔵​し​たり​し​ない​こと​も​含ま​れる,と​エホバ​の​証人​は​理解​し​て​い​ます。さらに,神​の​律法​に​対する​敬意​ゆえ​に,血液​の​四つ​の​主要​成分(赤血球,白血球,血小板,血漿)を​受け入れ​ませ​ん。」との記述があったので、献血も禁止されているようです。

この教理についても教団は責任回避のためか、「禁止しています」とは書かずに「…と理解しています」という卑怯な書き方をしていました。

私はものみの塔の教理にあまり興味がなかったため、献血が禁止事項にあったかどうかすっかり忘れていましたが、今回調べてみて、禁止されていることを確認しました。まあ、エホバの証人の禁止事項はローカルルールもあるため、あまりにも多すぎて覚えきれませんが。

エホバの証人は「血液分画」を受け入れても問題ないようですが…

教団の公式サイトでは、エホバの証人は「血液​分画」なら受け入れても問題ないと受け取れる書き方をしていました。そのため、血液分画を受け入れる信者さんもいるようです。

そのことを友人に伝えたところ「それっておかしくない?もともと血液分画は、エホバの証人以外の方々が献血をしたことによって作られるものなのに。自分たちは献血はしないのに、恩恵だけにはあずかっているってことだよね?」と言われてしまいました。もっともな主張なので、私は何も言い返せませんでした。

輸血拒否によってエホバの証人の子どもが亡くなってしまった大ちゃん事件については本を読んだことがあり、色々と思うところはありましたが、エホバの証人が献血をしないことについてはこれまで特に何も考えたことはありませんでした。
しかし友人に指摘されて、「確かにもらえるものだけもらって、自分たちは一切提供しないというのは、おかしいよなあ…」と残念な気持ちになりました。

ちなみに献血ルームのスタッフの方々はとても丁寧に対応をしてくださり、献血できなかった私にも最後まで笑顔で見送ってくださいました。
献血ルームには複数の献血者の方々がいらっしゃったので、人々の善意によって多くの方の命が救われているんだなあとしみじみ思いました。

大ちゃん事件について参考になるサイト:エホバの証人研究「輸血拒否 – 1985年大ちゃん事件

コメント

“エホバの証人は献血も禁止されていました” への6件のフィードバック

  1. masaプリのアバター
    masaプリ

    お久しぶりです。

    去年末ケーブルTVで、かなり前に作られたドラマ
    「説得 エホバの証人と輸血拒否事件」を
    みました。 主演はビートたけしさん
    夫婦のなれそめから 信者になる様子
    息子が交通事故にあい、輸血拒否で亡くなるまで
    細かく描かれていましたよ。

    両親は輸血拒否を伝えますが、医師は輸血して、安定してから手術すれば確実に助けられる命ですので、両親の意思を無視して輸血を強行しようとする医師まで現れる始末。

    だんだん容態が悪化するなか、医療委員会に電話したり、輸血無しで手術してくれ!と懇願する父親。
    最終的な意思を確認するため、父親が子供に尋ねるのです。「父ちゃんと同じ考えでいいな?」

    この言葉を意識朦朧とした状態で、息子はどれほど理解出来ていたでしょうか?
    ただコクンと頷き 亡くなってしまう物語です。

    楽園で復活する希望と 目の前の命
    とても考えさせられる内容でした。

    このドラマを見た妻の感想は ひと言
    この人達 アタマおかしい!
    まぁ、この宗教に無関係な人なら
    そう感じるのが普通かなって思います。

    1. Maayaのアバター

      masaプリ さん、お久しぶりです。
      コメントをありがとうございます。

      「説得」のドラマは当時話題になっていましたね。
      私は観ていないのですが、子ども時代、そのドラマについて耳にしたことがあります。

      現在は法律で医師が、両親の意思を無視して輸血を強行できるようになって、本当に良かったと思います。

  2. めぐみのアバター
    めぐみ

    こんにちは。
    はじめまして
    たまに読ませてもらっていました。
    私は元JWです。
    母は現役開拓者です。
    私も先月、献血ルームへ行って献血してきました。
    私の家族は母以外は未信者なので、いつお世話になるかわからないと思い、もらうだけではだめだと献血しました。
    後で、骨髄バンク登録もしたいと思います。

    1. Maayaのアバター

      めぐみさん

      初めまして。
      コメントをありがとうございます。

      めぐみさんも献血ルームに行かれたのですね。
      そして無事に献血できたとのこと、良かったです!
      骨髄バンク登録もされるとのことで、すごい行動力ですね!

      私もまたいつ自分が輸血が必要な状況になるか分からないこともあり献血したいのですが、しばらく厳しそうなので、別の形で社会に貢献していけたらと思います。

  3. ktaiのアバター
    ktai

    初めてコメントさせていただきます。プロテスタントのものです。エホバの証人の方々がホームページに「理解している」と書いているのは、聖書にある「血を避ける」という記述を自分達は献血にも適用している、という意味ではないでしょうか?エホバの証人以外の多数のキリスト教徒は献血や輸血をすることを「血を避ける」に違反していると考えてはいませんから、それとの比較で書いているのだと思います。ちなみに私は、何の意味もない教えだと思ってます。

    1. Maayaのアバター

      コメントありがとうございます。
      そうなんですね。
      ご訪問いただきありがとうございました。

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