なぜ私の母はものみの塔に入信し、その結果私のような子どもができあがってしまったのか。

もしもタイムマシンで、母が入信する前の実家に行けたなら…

もしもタイムマシンがあったなら、私は母がものみの塔に入信することを全力で止めに入ります。その後の地獄のような自分の子ども時代を変えたいからです。

当時の父と母の関係はどのようなものであったか分かりませんが、よく主婦が入信するパターンで「夫が自分の気持ちを分かってくれない」「夫に愛されている実感がない」「毎日家事、育児をがんばっているのに、大変さを分かってくれない、労をねぎらってもらえない」「家事、育児に協力してもらえない」といった不満から宗教に走ることも多いようですので、そのようなことにならないように父にお願いすると思います。
父には家庭円満のために「忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス」の本を手渡すと思います。

もし母がもともと自己肯定感の低い人だった場合には、自己肯定感を高める方法を教えてあげたいと思います。

母がエホバの証人と会い始めることを防ぎきれなかったら、父には「JW解約」に掲載されている「自分の妻がJW と研究を始めてしまった時の対策」を読んでもらい、父の健闘を祈りたいと思います(当時はこのサイトはありませんでしたが)。

それでも、母親の信仰をやめさせることができなかったら、以前の記事「配偶者がエホバの証人になってしまったお父さん(お母さん)へ」に書いたように、家の中で唯一信者でなかった父親にあの地獄のような信仰の世界から救い出して欲しいと願います。

押入れの奥で見つけた古い写真

私は子どもの頃押し入れの奥から、信者になる前の母が父と一緒に幸せそうに写っている写真を見つけました。そこには、優しくて穏やかな表情の女性が写っていました。
突然「これはサタン!あれもサタン!」と断罪し始める、自分の知っている母とは対照的な表情をしていました。
もしも願いが叶うなら、いつか覚醒した母と会ってみたいと思います。

川島真彩

コメント

“なぜ私の母はものみの塔に入信し、その結果私のような子どもができあがってしまったのか。” への6件のフィードバック

  1. Tのアバター
    T

    私は元エホバの証人です。いわゆる二世でした。
    「誕生会、クリスマス、七夕、ひなまつり、節分、正月、祭り、焼香、国家・校歌斉唱、選挙、格闘技、明けましておめでとう、と言うこと、年賀状を書くこと、運動会での応援合戦や騎馬戦」、他。
    本当に多くのことが禁止されていました。
    学校でクラスの全員が七夕をしている時、教室の後ろの壁沿いに立ちただそれを見ていた、そんなことを思い出しました。
    当時の辛い思い出です。

    1. Maayaのアバター

      Tさん

      コメントをありがとうございます。
      本当にものみの塔は多くの禁止事項を作り、信者の子どもたちに大変な苦痛を味わわせてきましたね…。
      Tさんも、本当にお辛かったことと思います。

      私も最近JW関係の本を読み返したり記事を書いていくうちに、心の奥にしまっていた辛い過去がどんどん思い出されてきました。

      今回の記事と関連して、エホバの証人の子どもたちが学校で直面する恐怖・いじめについての記事を今、書いている途中です。
      多くの方に、エホバの証人の子どもたちが味わってきた苦痛について知っていただき、このような人権侵害がなくなることを願っています。

  2. 竹千代のアバター
    竹千代

    初めまして、竹千代君です。私の、私たちの幼少期に似ているためです。

    私の母親からのインタビューです。

    『今の私なら、若くて愚かだった私自身に つくづく腹が立ちます。あの恐ろしい鉄格子のような世界の正体に 若かった私は気づくことができませんでした。ただ熱病に駆られたように何も考えずに、偽りの信仰の洗礼を受けてしまったのです。
    私自身 もともと敬虔な信者ではなかったし、洗礼の儀式の直前で恥を忍んで謝ってでも断るという選択肢もあったはず。
    "私は 楽園にはいきません。すいません" とね。でも若さゆえの欲望と好奇心に突き動かされた私は 愚かにも偽りの宗教の懐に飛び込んでいったのです。
    思いもよらぬ運命がその先に待ち受けていることなど知る由もなく ね。今でもまだ 当時の自分を赦せずにいます。

    排斥後、排斥者の同窓会であの組織における恐ろしい話をたくさん聞きました。子供たちが、親をはじめとする大人たちの手によって心も体も侵されていたのだと、特に女の子が大勢、長老によって毒牙にかけられた それが事実だと知った時は本当にショックでした。
    でも、それが自分自身が歩んできた人生とは全然結び付けられず、その意味では安心していたのです。私は敬虔な信者というわけではなかったし、直接その事件にかかわったわけじゃない。
    ましてや 何も教えられなかったから何も知らなかったし、私には関係ない。だから私に罪も非もない。私は悪くない。
    そう開き直って安心していました。

    自分が入信した年に、ご存知、キャンディスさん(排斥後、裁判を経て大学に入学卒業し専門のサイレントラムズの弁護士になる)が最初に毒牙にかけられたと聞きました。(川島注:私が調べた限りでは、キャンディスさんのこちらの経歴については記事を見つけることはできませんでした。情報ソースをお持ちの方はコメントいただけば幸いです)

    その時です。ようやく気がつきました。当時若かった未熟だったなどということは何の言い訳にもならない。
    あの時 目をちゃんと見開いてさえいれば、知らない人を毅然とした態度で退けていれば、こんなことにはならなかったし、真実に気づけたのだと・・・・。』

    1. Maayaのアバター

      竹千代さん
      コメントをありがとうございました。
      なお、追加でご投稿されたあと2つのコメントにつきましては、以前ある方もご投稿された殺人事件に関するものかと思われ、当サイトの趣旨に合わないと判断しましたため掲載を見合わせていただきました。
      恐れ入りますが何卒ご了承いただけたらと存じます。

  3. りのアバター

    はじめまして。俺もです。2歳の頃からつれていかれました。薄々気付いたのは中学の三年高校受験で少し行かなくていい時期があり少し洗脳がとけ、高校からは行かなくなり、、、これ以上は書くときりがないので。その後洗脳解けるのに10年くらい。その間はどうせハルマキドン(笑)で死ぬんだからと自暴自棄になり、薬や酒、半グレ集団に入り悪さを繰り返しましたが、根がそんな人間ではないので、そこにも居場所はなかった。現在40代ですが、スーツや真面目な格好や言葉は今だにヘドがでます。昔無理やり親に真面目な格好やら何から何まで強制されたので。現在親になり、仕事も順調ですが、結局20代半ばくらいまで続いた洗脳で人生狂ったのは間違いないです。こんなサイトや、インターネットが当時あればと。ただこうやってこのサイトを作ってくれた貴方は勇気があり尊敬します。少しでも多くの子供がこの洗脳から抜け出してくれることをねがってます。

    1. Maayaのアバター

      りさん 
      初めまして。コメントをありがとうございます。
      りさんも大変な思いをされてこられたのですね…。
      私も、エホバの証人の子どもたちが、私たちのような苦しみを味わうことがないよう、願っています。

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