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  • エホバの証人問題が注目されているようです

    エホバの証人問題が注目されているようです

    先日、知人からエホバの証人問題が注目されてきていることを聞き、遅ればせながらニュースの特番で現役幹部の証言が放映されたことを知りました。

    また、「エホバの証人問題支援弁護団」が結成されたとの記事も拝見しました。

     

    この弁護団事務局のメンバーで、自らもエホバの2世信者だった田中広太郎弁護士のツイッターで知ったのですが、先ほど「エホバの証人問題支援弁護団」のホームページが開設されたそうです。

    今回のニュース特番では、田中弁護士のTwitterでも書かれているように、今まで全国版のメディアではなかなか言及されてこなかった「ムチ」の問題も取り上げられていたのが感慨深かったです。

     

    当サイトでも、ムチの忌まわしい記憶の体験談が多く掲載されている「エホバの証人2世の体験談」、輸血禁止についての「エホバの証人である母に輸血拒否されて殺されないために」や「エホバの証人は献血も禁止されていました」、忌避問題についての体験談「忌避問題~排斥された信者達の体験談」のアクセスが増えており、輸血禁止問題だけでなく、これまでメディアであまり取り上げられてこなかった「ムチ」や「忌避問題」にも世の中の関心が高まってきたのが感じられます。

    私自身は、現在は宗教問題とは距離を置いておりますが、有志の方々によるご尽力が功を奏しここまでエホバの証人問題が認知されてきたことに驚きました。その中には、このサイトを見て頂いたり、コメントを頂いた方々もいらっしゃるのかなぁと一人想像しています。

    ご活動くださっている弁護士や医師、弁理士の方々、また大変な状況の中、被害の声を上げてくださっている元エホバの証人の方々に心より感謝いたします。

  • 2021年5月10日(月)NHK総合「逆転人生」で「宗教2世 親に束縛された人生からの脱出」が放送されます

    2021年5月10日(月)NHK総合「逆転人生」で「宗教2世 親に束縛された人生からの脱出」が放送されます

    今年(2021年)5月10日(月)NHK総合「逆転人生」で「宗教2世 親に束縛された人生からの脱出」が放送されます。

    その放送で、「解毒」のご著者である坂根真実さんが出演されます。(坂根さんの、告知ブログ記事はこちらです)

    既にご存知の方も多いかとは思いますが、坂根さんご本人からご連絡を頂きましたので、私のサイトでもご紹介させていただきます。
    「逆転人生」公式サイトにはまだ未掲載ですが、あと一週間ほどで坂根さんの出演する回のデータが掲載される予定だそうです。

    このような全国放送で、宗教2世問題が扱われるようになってきたことは、大きな進歩だと感じます。
    同じ宗教2世として、実名で勇気ある発信をしてくださった坂根さんに感謝いたします。

    「解毒」をご紹介した過去記事はこちらです。

  • エホバの証人2世の問題を考える会(第三回)が開催されます

    エホバの証人2世の問題を考える会(第三回)が開催されます

    今年(2021年)4月24日土曜に「エホバの証人2世の問題を考える会(第三回)」がオンラインにて開催されます。
    私は現在は宗教問題とは距離を置いておりますため参加いたしませんが、エホバの証人2世問題にご興味がある方に有益かと思いますのでご紹介させていただきます。
    以下、主催者の「あとむ」さんよりいただいた案内状の転載です。「あとむ」さんのブログはこちらです。
    (2021年3月28日加筆:会の開始時間が変更されたとのご連絡を受けたため、修正いたしました。当初の予定より30分早まり19時30分開始となりました)

    第3回「エホバの証人2世問題を考える会」

    親がエホバの証人でつらい時期を過ごした方、過去の記憶や家族との関係などで苦しんだ方。過去を乗り越えてさらなる被害を防ぐために何か行動を起こしたいという方。集まって、何ができるかを一緒に考えてみませんか?

    2世である方をはじめ、様々な立場の方に参加頂き、エホバの証人2世の問題を共に考えようという企画です。

    第一回は2020年6月、第二回は2020年10月に行い、2世、元1世信者、弁護士、心理カウンセラー、ジャーナリストの方が参加し、過去の経験や現在の問題意識について意見交換を行いました。第二回では、より参加者同士のディスカッションも重視しました。第三回では、改めて原点に戻り、当事者を中心に情報交換、議論する会にできればと考えております。

    • 日時:2021年4月24日(土曜) 19時30分~
    • 場所:ZOOMオンライン開催 ※詳細はメールにて参加の連絡を頂いた方にお知らせします。

    議事進行(予定※変更の可能性あります)

    司会進行:あとむ、山口広弁護士

      1. 開会(主催者から会議趣旨紹介)
      2. エホバの証人2世、元信者の体験談
        • 「母親の期待に応えたかった(仮題)」
        • 「輸血~組織から離れて15年経っても輸血拒否した理由」
        • 「幼少期のトラウマとの闘い、母親と決別するまで」
        • 「元信者の母親の声~取り返しがつかないことを子供にしてしまった」 等
      3. 2世のコミュニティ紹介
        • 「オフ会」
        • 「SNS、ブログ」
      4. 休憩
      5. 他の宗教2世の事例について
      6. 宗教2世に対するカウンセリング
      7. 全体フリーディスカッション

      参加費

      無料(ご自身の回線契約の内容によって通信料が発生します)
      弁護士の方含め無償の協力によって成り立っていますので、ご理解のほどお願い致します。

      参加対象

      元2世、2世の問題に関心のある方

      参加方法

      参加希望の方は、4月10日までに、以下のメールアドレスまでお知らせください。(すぐにお返事できないことがありますのでご了承ください)

      • 連絡先メールアドレス:jw.kangaerukai@gmail.com
      • 件名:4月24日考える会参加希望
      • 本文:以下のアンケートへの回答を記入のうえ、ご連絡ください。
        • ニックネーム
        • 性別・年代(※無回答可)
        • ご自身の2世問題との関係、本イベントに興味を持った理由。250字以内程度(共有できる差し支えない範囲で教えてください。)
        • 禁止事項および留意事項を読み、了承する旨
      • 留意事項:

      アンケートに記載頂いた内容(連絡先や本名以外)は、スムーズな会議進行のため、参加者の間で共有させて頂くことがあります。差し支えのない範囲での記載をお願いします。

      会議の記録

      禁止事項

      • 直接参加の申し込みをしていない第三者を参加させること、会議のIDを共有すること
      • 参加者側での会議の撮影や録音
      • 他の参加者の発言や情報を無断で他の人に話すこと、SNS上で公開すること
      • 特定の団体や宗教の宣伝を行うこと
      • その他、会の進行を妨げるような行為、他の参加者を害するような行為

      ※守られない場合は主催者の判断で退出して頂くこともあります。


      厳しい状況が続いておりますが、皆様の健康と安全を願っております。会にてお会いできるのを楽しみにしております。

  • 【記録】エホバの証人(JW)2世問題を考える会 第二回

    【記録】エホバの証人(JW)2世問題を考える会 第二回

    2020年10月10日に、エホバの証人(JW)2世問題を考える会 第二回が開催されました。
    主催者の「あとむ」さんから会の記録をいただき、当サイトへの掲載をご依頼いただきましたので一部見出し等の編集を加えてご紹介致します。


    ■日時:
    2020年10月10日(土)午後2時00分~4時30分
    ■開催方法:
    オンライン(ZOOMアプリケーション)
    ■企画者:
    あとむ(JW2世、30代男性)
    ■参加者:計15名
    ・弁護士:山口広氏(東京共同法律事務所)・河潤美氏(東京共同法律事務所)
    ・齋藤篤牧師(日本キリスト教団深沢教会)
    ・JW2世・元信者(原則仮名):
    ケイコさん(2世、40代女性)・Hさん(2世、30代女性)・ぴーちゃんさん(元信者、50代女性)・大道寺さん(2世、40代男性)・としきさん(2世、40代男性)・はじめまことさん(2世、30代男性)・齋藤朗子牧師(2世、女性)
    ・藤倉善郎氏(やや日刊カルト新聞主宰)・鈴木エイト氏(やや日刊カルト新聞主筆)・
    藤田庄市氏(ジャーナリスト)
    ・馬場健一氏(カウンセラー、りんどう相談室)

    以下記録(一部敬称略)

    開会(主催者から会議趣旨説明)

    あとむ:自身の幼少時の虐待経験や社会への認知活動を始めた経緯、これまでの活動の経過(2019年10月に教団及び文部科学省文化庁へ通知書を送付、2020年6月に考える会開催)を説明。

    2世の苦しみの実態を知りつつ、具体的な活動につなげていきたい。目的としては、エホバの証人2世、カルト宗教2世の問題を社会に認知すること。それが被害の拡大防止、そして、現在過去苦しんだ人にとっても、今まで答えが出なかったことに対する答えになると信じている。

    参加者紹介

    河弁護士:山口弁護士と同じ事務所で働いている1年目の弁護士。宗教問題は勉強中だが今日の話を参考にしたい。

    斎藤牧師:元1世信者で、現在キリスト教会の牧師をやっている。今日は楽しみにしてきた。

    大道寺:一回目から参加している。宗教問題に強い関心を持っている。

    藤倉:「やや日刊カルト新聞」というサイトを主宰している。生きづらさのような中長期的な問題だけでなく、生活の困窮のような緊急の課題も2世問題にはあると思っている。
    (事前アンケートから: 2世をめぐる課題は、過去の経験からくる生きづらさなど問題のほか、家族との断絶や貧困など精神的問題とは別に緊急のサポートを要するケースも多々あるように思います。それでいてカウンセリングや福祉分野の専門家、行政による対応は十分とは言えず、社会的理解も全く足りていません。その中で、より多く、問題の実情に触れ、自分自身の情報発信や相談対応を拡大していく上で、今回の会は非常に有意義だと思いました)

    H:典型的なJW2世。あとむさんの志やこの会の趣旨に強く賛同している。

    ぴーちゃん:元1世。実際に集会でムチに連れていかれる子供を見て、悲惨さを知っている。自分の知っていることを発信するためにブログを書いている。あとむさんとムチ問題に関してやり取りしている中で興味を持った。

    ケイコ:2世で中学生のときに離れた。輸血経験があり、信仰から離れた後だったが輸血拒否をしたことがある。
    (事前アンケートから: 輸血が必要となった時、中1で教団から離れたので全く輸血を拒否する立場でも無かったのですが、自ら一度は輸血は「出来ません」と拒否しました。医師に説得されて輸血を受けました。組織への忠節ではなく、熱心に信仰している母を守りたいという気持ちだったと思います。母の組織での立場が脅かされることを恐れました。しかし、わたしのこの気持ちは話さなかったので母はわたしが信仰を守ろうと命を懸けたと思った様です。JWが嘘だと確信したとき、崖から突き落とされるような感覚を味わいました。2世としての運命を、冷やかしや攻撃ではなく話せる場があったらうれしいなと思っていました)

    はじめ:2世で兄たちは現役信者。開拓者を4年程した後に間違いに気づき、離れて断絶している。両親は断絶後にショックを受けて心身共に体調を崩している。両親との連絡は限られている。2世問題に関してアクションプランを持って実行したい。

    藤田:カルト問題を柱に宗教取材を40年やっている。JW2世にも何人か取材した。経験を聞いて絶句するようなことがあった。問題が複雑で広げないといけないと思っている。

    馬場:心の相談室「りんどう」を開催して7年やっている。カルト問題といえば、カルトを脱会させたいという親御さんからの相談が多かった。2世問題は難易度が高く積極的には相談対象としてこなかったが、今後相談があったときにしっかり相談に乗れるように、勉強させて頂きたい。

    山口:後ほど意見を色々述べさせていただく。
    (あとむ注:弁護士として、有名なカルト教団と真正面から闘ってこられました。昨年私が頼らせて頂いたときも真摯に話を聞いてくださり、文部科学省や教団への通知書も私の代理で送ってくださいました。先日は弁護士連合会の会合に私を呼んで弁護士さんたちの前で自分の経験を話す機会をくださいました)

    鈴木:2018年にAERAという雑誌でエホバの2世と統一教会の2世の方へのインタビュー記事を掲載した。2世問題は訴訟とか弁護士が絡むのが難しいが、そのあたりを話したい。また、先日の弁連集会であとむさんが憲法20条の「信教の自由」の侵害という話をしていたのが気になっている。憲法学者で信教の自由の中に親の教育権があるという解釈をしているものもある。
    (※AERA 2018年6月11日号 https://dot.asahi.com/aera/2018062200023.html

    としき:JW2世。両親や親族が現役。自身はベテルにいたこともある。元JWのためのオフ会を開催し、延べ2000名以上と会っている。2年前に元JWのための会社を設立した。皆さんの思いや意見を聞きたいと思っている。

    齋藤(朗):JW2世。夫とともに教会の牧師をしている。小学1年くらいから中学3年まで、脅されつつ活動に参加していたが、その後信仰を拒否した。神の存在を意識せずに生きることはできないと思い、自分にとっての神を探して現在に至る。

    テーマ別トーク


    ① JW2世の経験、苦しみ、望んでいること(はじめまことさん、Hさん)

    はじめ
    アニメや漫画の禁止で友人と同じことができなかったことが心の傷になっている。大人になってからゲーム依存症になった。

    清い組織であるはずの中でどろどろした人間関係に疑問。母が長老に疑問を呈したときに報復され罰を与えられたことがショックで、アメブロで同じ経験がある人がいないか検索したのが間違いに気づいたきっかけ。

    一般常識を知らない中で社会生活をするのが難しかった。今まで生きてきた世界が騙されていたもので、核となるものがないと感じた。カルト被害者への偏見はつらかった。断絶してからの家族関係もつらい。長老たちから脅しも受けたので組織の怖さを感じた。

    望んでいることは被害者の声をマスコミの方に認知して拡散して、こういう被害者がいると知ってもらいたい、被害にあった人が自分の生活を取り戻せるようになってほしい。自分もできることをしたい。


    JW2世として何千回もムチを当てられた。自然消滅して長い。父親が反対者でネグレクトを受け、食べ物が与えられず経済的に苦しんだ。教科書を風呂場に入れられたことも。母親は依存体質で子供に嫉妬する。いわゆる毒親。カルトにはまった原因は夫婦仲の悪さだと思っている。問題点は以下の通り。

    • 復活信仰による死への意識が希薄のため人生設計が遅れた。時間を無駄にしてきてしまった、取り返しがつかない。今からやればいいじゃないと言われるが、そういう問題ではない。
    • 怒りの感情に影響されて人生を楽しめていない 選択の余地がなかった。失敗する経験も重要な選択だが、それができず、自尊心が低い、判断能力が低いと感じる。一般の人からわかってもらえない、甘えていると思われる。就職でも親が過干渉で影響を受けた。
    • 不幸の意識、自尊心のなさ。例えばTVで幸せな映像を見ると疎外感を感じる。自分には手が届かないと言われているような気持になる。自己犠牲、不幸をかぶろうとするバイアスを教えられている。

    ② 宗教家から見たJW2世問題(齋藤牧師)

    宗教そのものが2世問題を作りやすいものだということは申し上げたい。JWのように一般的に問題になっている団体だけではなく、自分が働いている教会でも2世問題が生じていると感じることがある。

    支配する側と支配される側の関係性としての親子の関係におけるゆがみ。それが2世問題を生じている。親自身も家族の他のメンバーから支配を受けていたりするが、そのしわ寄せが一番立場の弱い子供にくるため、二重三重に影響を受ける。

    人間とは支配したくなる存在である。宗教に携わるものとして、誰にも起こりうることとして、自分の問題としてとらえていきたい。教会にはJWに似たような環境があると感じ、自戒を込めて自覚していきたい。

    ③ ジャーナリストから見たJW2世問題(藤田氏、藤倉氏、エイト氏)

    あとむ:藤田氏は20年も前から「スピリチュアルアビュース」という言葉を使って2世問題を取り上げてこられた。JW2世問題に向き合ったきっかけや取材を通して感じたことを話して頂きたい。

    藤田:スピリチュアルアビュースはカルトの本質。生まれてから、子供の時から精神的虐待を受けると、もう立ち上がれない。大変な問題だと思っている。当時そういう発表はなかった。統一教会の2世も同じ問題がある。憲法学で信教の自由の中に親の教育権があるという解釈もあるが、それを当てはめられたらたまったものではない。今後そういう考えを修正していく力にもなると思っている。

    藤倉:10数年カルト問題を扱っており、JW2世の取材をしたこともあるが、2世問題の中でJWはかなりひどい、極端なケースが多い。メディアで2世問題が報道されるときはJWが中心。2世問題は他の宗教と共通するものもあり、整理して世の中に発信していくことが今後重要になる。2世の方自身が自己認識を整理して一般に示していくと良いと思っている。

    鈴木:親の宗教に子どもを入信させることは道義上問題だが憲法上は守られている権利になっている。あとむさんが親に謝罪を求めているが、その法的根拠をどう考えているのか知りたい。問題に比して話題がまだ盛り上がっていない。何か提言したい。政治に利用される従順な2世の問題などもある。

    ④ 心理カウンセラーから見たJW2世問題(馬場氏)

    カウンセリングの基本として、一律にこうだと言い切ることはできない。個別に事情は異なり、人によってきめ細かくすることが大事。毒親の問題は相談事例として多い。2世のカウンセリングに関してはしっかり勉強して対応していきたい。

    ⑤ 法律家から見たカルトとJW2世問題(山口弁護士)

    親がわが子を自分の信念に沿って育てることはできる。法律問題というより家庭問題の側面が強い。ただしあとむさんの場合は、親が暴力を振るうとか、子どもの運動会の種目への参加や校歌斉唱を禁止するといった事例があり、それはどうなのかと思う。時代の流れとして、子供を棒で叩いて無理やりさせるというのは虐待として許されないことは明白。現在JWがどう指導しているのか知りたい。

    悩ましいが、あとむさんからの相談については、暴力と活動への無理強いについては母親は謝罪すべきだと思った。母親の謝罪は正面からのものではなかった。教団本部からは返事がなかった。文化庁宗務課は役所でそういうことには答えない。

    母親に対する損害賠償請求は難しい。一つは時効の問題。それで裁判は無理だと判断し別の活動になっている。

    あとむ:法的に問題にすることは難しいということは認識しているが、今後の法制化には期待するところもある。憲法は国家に対する法律であるが、子どもたちがこれだけ危機にさらされているという状態を放置していることに対する問題提起をしていければ。現にオーストラリアの首相が国会で、JW内で子どもが児童性的虐待の標的になっていたことを国家が放置していたことを謝罪したこともある。法律がすぐ動くわけではないので、社会に対する認知がスタートだと考える。

    ⑥ 最近のJWの動向(はじめさん)

    ネットの利用、集会や伝道活動の方法が変わっている。コロナによりJW一部信者にとってはストレスフリーになっている現象(一般社会では逆なのに)
    11月の手紙キャンペーンは大統領選にぶつけている。この情報をマスコミを通じて行政府に知らせるのはどうか。JWは同調圧力でコントロールしてきたが、疑問を考える時間ができ、マインドコントロールが解除されやすい良いタイミングだと考える。

    ⑦ JW元信者のコミュニティについて(としきさん)

    2000年からオフ会を開催している、延べ2500名参加している。30、40代の方がメインだが幅広い。1世、2世、3世。
    目的は、情報収集(やめる前後にどうしたらよいのか)がメイン、あとは相談や友達探し、同窓会に似たような感覚。最初は30名くらいだったが、近年は100名以上が参加。

    まずは目先の問題である仕事、住むところの確保といったものが大事。法整備が今後あれば良い。会費は経費をみんなで負担するためで営利目的ではない。外部への認知アピールも進めており、メディアの取材を受けたり、研究者の研究材料にもしてもらっている。番組になる可能性もある。

    グループディスカッション~2世問題とは何か、各グループからの発表

    グループA(発表内容)

    何が問題なのかから広げて、どんなニーズがあるかのディスカッションを行った。
    現実問題として脱会後の生活の立て直しが必要、貧困問題もある。近年JW2世がメディアで取り上げられているが、コンテンツとして消費されている側面があり、そこで終わらせてはならず、今後先に進める時期にきている。行政機関に対するアピール。

    こういう場に出れる人はある程度恵まれている人もいる。出てこれない人に対する支援、アプローチが必要。ノウハウをためて具体的に動かしていきましょう。

    グループB(発表内容)

    心のケアでカウンセラーに求められることは何か、ニーズに注目した。
    心の整理をするために、否定せずに受け止めてまず話を聞いてほしい。それができないと、親に対する憎しみを手放すこと、親がなぜそうした行為をしたのかを客観的に見るということができない。客観的に見れるように飛び越えるのが難しい。自助グループも似た役割を持っているが当事者がやっているので、人によって違う事情を総合的にサポートできるカウンセラーの立場は重要。

    グループC

    齋藤: 経験を今後何かで役立てたい。親のキャラクターによって違うところもあるが、2世問題は一定のパターン化しているところがある。JWに対して児童虐待防止法の効力はあるのか。

    山口: 問題化すれば社会的批判は免れず、政府としても対応を求められるかもしれない。セクハラ・パワハラも以前は法的には問題ではなかった。

    鈴木: 目に見える虐待は話題になりやすい一方で、2世問題は難しい。これも虐待なんだというのを発信できたら良い。

    あとむ: 日本でもつい昨日、宗教内での性的虐待がニュースになったりしている。統一教会2世の渡辺さんのように、子どもが声を上げた時に大人が耳を傾けられる環境を作らなくてはならない。

    山口: 時代は変わって問題になりやすくはなっている。メディアでも次第に取り上げられている。

    鈴木: AERAの記事は2世問題の周知として考えたもの。バランスが取れている方が取材対象だったので取り上げやすかった。編集長が変わって方針が変わり、終わってしまったが。

    全体ディスカッション~社会への認知のために

    統一教会2世の渡辺さんの取り組みを紹介

    200名以上へのアンケートを通じて何で2世が苦しんでいるのかの問題を整理し、今後の必要な支援についても提言している。藤田さんも記事で取り上げておられ、社会への認知に役立てられている。脱会後の苦しみが強いのがJWの特徴でそれがアンケートに出ている。

    あとむの活動計画説明

    あとむ:1人でできることはほとんどなく、いろんな人を巻き込んでやっていく。
    考える会は定期的に開催することで、活動の方向性を決めていく。その運営や各活動の実行を中心メンバーが事務局としてやっていく。被害の実態を把握するために全国的にアンケート実施、証拠の収集を行う。これらに基づいて行政庁に通知書送付、メディアに対する発信を行う。

    藤倉:この規模と視野の広さを発揮するためには、準備会という形にして、初期から他の教団出身の方にも参加してもらい、横断的に始めるのはどうか。

    ぴーたん:証拠の収集に関しては早く動いたほうが良い。

    大道寺:2世問題は幅広く、あまり広げすぎるとゴールが不明確になる恐れがある。ゴールは明確にしたほうが良い。準備会でコアなメンバーで集まって動かしていくのが良い。

    あとむ:JW2世をメインストリームとする姿勢は維持しつつ、他の宗教2世とも連携をしていきたい。

    【閉会】

    会議後アンケート結果

    質問:会はいかがでしたか?

    質問:2世問題の作業部会や事務局を作るとしたら参加したいですか?

    今後の予定

    事務局準備のための会合 キックオフを11月初旬に一度開催

    次回の「考える会」開催予定:2021年2月20日(土)
    ※近くなったら改めてご案内します

    以上

  • すべては人を思う気持ちから始まっているー「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」を読んで思ったこと

    すべては人を思う気持ちから始まっているー「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」を読んで思ったこと

    先日友人に薦められて、岸田奈美さんの「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」という記事を読みました。

    タイトルからして、車好きの人が全財産を注ぎ込んで高級外車を買ったら幸せになりました、という話かなと思いましたが、全然違いました。

    下半身麻痺になり足がまったく動かなくなってしまった母親のために、亡くなった父親がこよなく愛したボルボを購入し、母親が運転できるように運転席を改造してもらった話だったのですが、これがまた良い話でジーンと来ました。

    記事の内容を簡単に説明しますと…

    奈美さんの父親、浩二さんが「いざという時も、クソ頑丈で、乗っている家族を守れる車を選んだ」と、こよなく愛していたボルボ。
    浩二さんは15年前に心筋梗塞で突然死してしまい、家族は金銭面の事情で仕方なくボルボを手放すことに。
    生きているだけで精一杯の日々が続く中、「それでも生きているうちに、一回は乗れたらいいな」と、ぼんやり思っていたそうです。

    車いすを使用している母親は、長いローンを組んでホンダの赤いフィットを手に入れ、フィットを改造して手だけで運転できる車にして10年間乗っていたのですがガタが来始めていたので、どうせなら一生に一度は乗りたい車に乗りたい、とボルボに想いを馳せていたところ、車いすでも運転できる唯一のボルボ、V40が生産中止になることを知って急いでボルボのお店に駆け込んだ岸田奈美さんとお母さんと、知的障害のある弟さん。
    手元には購入できるお金がない&ローンは組めないにも関わらず、奈美さんは間もなく入って来る予定の印税と貯金を合わせたらぎりぎり足りるということで、そのお店にあった最後の1台を購入することに。

    ところが、奈美さんのほぼ全財産を使って購入してはみたものの、お店で親身になって対応してくれた山内さんという方がボルボの運転席を障害のある人用に改造する工場を探してもなかなか見つかりませんでした。
    それでも山内さんは諦めずに自らボルボを運転して工場に直談判しに行き、改造してくれる工場を見つけることができました。

    唯一改造を引き受けてくれた「ニッシン自動車工業関西」の山本雅尋社長もまた、とても親身になって対応してくれる方だったのです。

     「改造って、大変じゃないですか?ボルボみたいに、車ごとにつくりも違うし」

    って聞いてみたら。

    「大変です。家に帰って、ご飯食べてるときも、お風呂に入ってるときも、ず〜っとどう改造したらいいかを考えています」

    「そんなに大変なのに、どうして引き受けてくださったんですか?」

    「ぼくも、父親の足が悪くてね。車に乗れるだけで、行動できる範囲もグッと広がるし、本人の楽しみも増えるじゃないですか。だから、こういう改造を引き受けてるんです」

    大切な人を思ってひねり出した新しい仕事が、また別の、大切なだれかを幸せにしているのだ。すべては、人を思う気持ちから、はじまっている。

    泣きそうになった。
    この人がいなければ、わたしたちは、一生ずっと、夢を叶えられないままだった。

    (「岸田奈美のnote」より引用)

    岸田さんファミリーのために親身になって奔走してくれた山内さんや山本社長や工場の方々はなんて温かい人たちなんだろうと思いました。

    私はこの記事を読むまで、車の運転席を手だけで運転できるように改造することができることすら知りませんでした。車椅子でドヤ顔で車を運転するお母様の映像が、なぜか中国やタイやミャンマーで話題になっているというように、人を思う気持ちが、どんどん技術を革新させ、人々に夢や感動を与えていっているんだと感じました。

    過去記事「豊かになること、技術が発展するということ」の中でも触れましたが、今後もさらなる技術の発展は必要なことだと思います。

    最近、人生は楽しむためにあると色々な本で読んだり聞いたりして納得していたのですが、改めてこういう生き方っていいなと思いました。是非、読んでみてください。

    また、この一連の流れを12月6日放送の「サンデーステーション(テレビ朝日)」で観れるようなので、ぜひ観てみようと思います。

    岸田奈美さんのご著書「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」も気になるので、読んでみようと思います。

  • 10月1日、東証システム障害が発生した際の宮原社長の姿勢に感銘を受けました

    10月1日、東証システム障害が発生した際の宮原社長の姿勢に感銘を受けました

    今年(2020年)10月1日に、東京証券取引所がシステム障害の影響で取引を終日取りやめました。
    また、名古屋、札幌、福岡の各証券取引所も停止しました。

    原因は「情報配信ゲートウエイ」による相場情報の配信処理と、「売買監視サーバー」による監視処理に異常が発生したためだそうです。

    東京証券取引所は同日の夕方に記者会見を開き、システム障害の影響で同日の取引が終日停止した問題について謝罪し、宮原幸一郎社長は「富士通と徹底した原因究明をし、その上で再発防止策を協議している。市場運営の責任の所在は私どもにあり、(富士通への)損害賠償は現時点で考えていない」と述べました。(参考:日経クロステックのサイト

    私は、システム障害が発生した原因を、システムを開発した富士通のせいにせず、責任を自分のところにあるとした宮原社長の姿勢に感銘を受けました。
    もし、責任を富士通側に押し付けていたら、現場のSEの方々は大変な責任を取らされることになり、大きな混乱が生じたと思うからです。
    システム障害が起きた際、SEの方々は復旧のために不眠不休で取り掛かり、その心労は計り知れないほどになることがあると、インターネット事業を行なっている方から話を聞いたことがあります。
    宮原社長の潔い謝罪を見たからこそ、現場の方々は何としてでもシステムを復旧させようと前向きに問題に取り組めたのだと思います。

    とてつもない規模の経済を回していて、大きな責任を負いながら仕事をこなしている東京証券取引所のトップの方の姿勢は、見習いたいと思いました。

    (以下、2020年11月30日追記)
    宮原社長は本日付けで引責辞任されるとの報道がありました。
    本当に最後まで責任を取った姿を見せてくれました。お疲れ様でした。

  • エホバの証人2世の問題を考える会(第二回)が開催されます

    エホバの証人2世の問題を考える会(第二回)が開催されます

    今年(2020年)10月10日土曜に「エホバの証人2世の問題を考える会(第二回)」がオンラインにて開催されます。

    私は現在は宗教問題とは距離を置いておりますため参加いたしませんが、当サイトにて長くやり取りをさせていただいております、SAKURAさんよりご連絡いただきましたので、告知させていただきます。

    以下、案内状の転載です。
    SAKURAさんは「あとむ」さんというお名前で参加されます。
    SAKURAさんは、「あとむ」さんというお名前でブログも綴られています。ブログはこちらです。

     

    エホバの証人2世の問題を考える会(第二回)
    ~子どもたちを救うためにできること~

    親がエホバの証人でつらい時期を過ごした方、過去の記憶や家族との関係などで苦しんだ方。過去を乗り越えてさらなる被害を防ぐために何か行動を起こしたいという方。集まって、何ができるかを一緒に考えてみませんか?

    統一教会などのカルト問題に関する書籍執筆やメディア出演経験のある東京共同法律事務所の山口広弁護士、牧師としてエホバの証人問題に向き合っている深沢教会の斎藤牧師にも参加頂き、様々な立場から、エホバの証人2世の問題にどう取り組めるのか、を共に考えようという企画です。

    第一回は2020年6月に行い、元2世6名を含む計9名が参加し、過去の経験や現在の問題意識について意見交換を行いました。弁護士の先生におかれてもエホバの証人問題の実態について理解を深めて頂くことができました。第二回では、より参加者同士のディスカッションを重視し、具体的な行動につながる会にしていきたいと思います。第一回に参加されなかった方ももちろん参加可能です。

    Ø 日時:2020年10月10日(土曜) 14時00分~16時00分

    Ø 場所:ZOOMオンライン開催

    ※詳細はメールにて参加の連絡を頂いた方にお知らせします。

    Ø 議事進行(予定):

    14:00  開会(主催者から会議趣旨紹介、参加者自己紹介)・・・・・・・・・・・・・・10分

    14:10 「カルト被害とは、そしてエホバの証人2世の事例を目にして(仮)」山口弁護士・10分

    14:20 グループディスカッション(1)2世問題とは何か・・・・・・・・・・・・・・・30分

    14:50 「宗教家から見たエホバの証人2世問題(仮)」齋藤牧師・・・・・・・・・・・・10分

    15:00 グループディスカッション(2)社会への認知のためにできること・・・・・・・・30分

    15:30 「2世問題啓蒙のための今後の計画(仮)」あとむ・・・・・・・・・・・・・・・・5分

    15:35 全体フリーディスカッション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20分

    15:55 参加者から一言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5分

    16:00 閉会/歓談タイム(閉会後20分~30分程度あけておきます)

    Ø 参加費:無料(ご自身の回線契約の内容によって通信料が発生します)

    弁護士の方含め無償の協力によって成り立っていますので、ご理解のほどお願い致します。

    Ø 参加対象:元2世、2世の問題に関心のある方

    Ø 参加方法:

    参加希望の方は、10月3日までに、以下のメールアドレスまでお知らせください。

    ・連絡先メールアドレス:jw.kangaerukai@gmail.com

    ・件名:2020年10月10日考える会参加希望

    ・本文:以下のアンケートへの回答を記入のうえ、ご連絡ください。

    〇ニックネーム 〇性別・年代 〇ご自身の2世問題との関係、本イベントに興味を持った理由(他の方に共有できる差し支えない範囲で詳しく背景を教えて頂けると助かります) 〇留意事項および禁止事項・ルールを了承する旨

    Ø 留意事項:

    ・アンケートに記載頂いた内容(連絡先や本名以外)は、スムーズな会議進行とグループディスカッションのため、参加者の間で共有させて頂きます。差し支えのない範囲での記載をお願いします。

    ・会議の内容は、個人の特定につながる可能性のある情報は除いたうえで、エホバの証人2世問題の啓蒙を目的として、あとむのブログやその他の媒体で公開させて頂くことがあります。どうしても公開を希望されない場合は事前に、または会議後翌日までにお知らせください。また、記録を取るため会の主催者側では録音をさせて頂きます。

    ・アクセスにあたっては事前に、ZOOMのホームページ(https://us04web.zoom.us/)から、お持ちの端末に「ミーティングクライアント」アプリケーションのダウンロード(無料)が必要となります。

    ・会開催にあたっての主催者の思いをこちらのページに掲載しておりますので、ご覧ください。

    「エホバの証人2世問題を考える会」主催者からのメッセージ

    ・子どもたちの被害を把握し社会に認知していくために、二世の方に対して、被害実態アンケートを行うことを考えており、会当日、アンケートの実施や方法、内容について、ご意見を賜れればと思っています。

    Ø 禁止事項・ルール

    ・直接参加の申し込みをしていない第三者を参加させること、会議のIDを共有することは禁止です。

    ・会議の撮影や録音は禁止です。他の参加者の発言や情報を無断で公開することも禁止です。

    ・会議中はZOOMアプリケーション内で「ビデオを開始する」をクリックして、ご自身の映像の共有をお願いいたします。席を離れるときなど一時的にオフにして頂くのはかまいません。

    ・グループディスカッションでは、参加者それぞれが発言できるように配慮をお願いします。各ディスカッション後に各グループの代表の方に発表をお願いします。

    ・相手の意見を頭ごなしに否定する、また、特定の団体や宗教の宣伝を行うことはしないでください。

    ・その他、会の進行を妨げるような行為、他の参加者を害するような行為はしないでください。

    ※主催者が判断した場合は、退出をお願いすることもあります。

    厳しい状況が続いておりますが、皆様の健康と安全を願っております。会にてお会いできるのを楽しみにしております。

    参加者紹介

    Ø 山口 広 弁護士

    第二東京弁護士会所属。全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長、元日弁連消費者問題対策委員会委員長。東京共同法律事務所所属。宗教法学会会員。宗教と社会学会会員。

    『検証・統一教会―霊感商法の実態』(緑風出版)、『カルト宗教のトラブル対策―日本と欧米の実情と取り組み』(教育史料出版会)等カルト宗教問題を扱った執筆多数。

    Ø 齋藤 篤 牧師

    日本キリスト教団深沢教会(東京都世田谷区)牧師。10~20代にかけてエホバの証人1世として活動。断絶後クリスチャンとして歩むようになり、2006年に牧師となって以来、静岡、ドイツの教会で働き、今日に至る。妻は元エホバの証人2世。脱エホバの証人後のプロセスにおける1世と2世の違いを実生活で経験しつつ、そのためになにをすることができるかを日々模索している。最近はエホバの証人2世問題こそがエホバの証人問題の中核であると確信し、講演や研修会の機会を持っている。

    Ø あとむ(司会進行)

    30代会社員。母親と姉2人が熱心なエホバの証人現役信者。5歳頃から教団活動への参加を強制され、抵抗したことにより母親から日常的に身体的虐待を受け、11歳頃まで教団活動に参加したトラウマ経験を持つ。自身が成長してからは頭ごなしに反対するのではなく、家族として母親との対話を繰り返してきたが、自身が受けた身体的虐待が広く行われていたこと、世界中で教団の指示により児童性的虐待が組織的に隠ぺいされてきた事実を認識。教団のネガティブな真実に一切耳を貸さず、家族の声よりも教団の指示を盲目的に優先する母親との決別を決意。山口弁護士の協力により、自らの経験の詳細とともに教団への改善申し入れや行政庁への報告を行っている。

  • 「カラーバールーペ」を使ったら本や表が読み取りやすくなりました

    「カラーバールーペ」を使ったら本や表が読み取りやすくなりました

    私は数字などがずらーっと並んでいる表や資料の読み取りが苦手で、頑張って読み取ろうとしてもしばしば誤って別の行に目線が移ってしまうため、これまでは他の紙を当てて読み取ってみたりしていましたが、四苦八苦している私を見て、友人がこんなツイッターを教えてくれました。

    私も、本を読んでいる時に、頭に入らないまま数行通過してしまっていることもありますが、「リーディングトラッカー」の場合ですと、前後の文章が見えなくなるため、直前の文章を忘れてしまった場合にまたずらして見直さなければならなさそうなのと、品切れ中だったので、私はこちらのスレッドのリプで出てきた「カラーバールーペ」を購入してみることにしました。

    色は、アマゾンのクチコミを見てピンクに、サイズはA4サイズ短辺と同じ長さの21cmにしたのですが、買って良かったです。

    カラーのラインのおかげで一行一行が読み取りやすくなり、「あれ??今、どの行を見ていたんだっけ?」ということがなくなりました。さらに文字の大きさも2倍になるため、細かい文字が読みやすいです。私のように、老眼になり始めた方にも嬉しい商品だと思います。

    なお、形はかまぼこのような半円形のものですので、使用上の注意として「太陽を直接見ないでください。大変キケンです」といったことがパッケージに書かれていました。事故を防ぐために、使用前に一通り目を通したほうが良いと思いました。

  • 「エホバの証人2世問題を考える会」主催者からのメッセージ

    「エホバの証人2世問題を考える会」主催者からのメッセージ

    エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)が開催されます の記事でご紹介した「エホバの証人2世問題を考える会」を主催されるSAKURAさんからメッセージを頂きましたので掲載します。(※ 第1回の6/6はコロナウィルス対策のためオンラインでの開催に変更になったようです。都合がつかなくて参加を断念された方も是非再検討いただければと思います。詳しくは上記の記事を参照ください)

    また、SAKURAさんが弁護士と相談し文化庁と教団に対して、もうこれ以上子供たちを傷つけないでほしいとの改善の申し入れを行った際に、虐待の事実を文化庁へ報告した「報告書」を以下のエホバの証人2世の体験談として掲載しましたので、併せてご覧ください。

    「エホバの証人2世問題を考える会」主催者からのメッセージ

    あとむ(仮名)です。真彩さんのページではSAKURAというニックネームでコメントさせて頂いていました。母親と姉がエホバの証人の信者です。幼い頃には私も宗教活動を強制され、母親からエホバの証人の教義に基づいた体罰を受けていました。

    幼い頃の記憶がトラウマとなり苦しんで生きてきましたが、一方で成長してからは、過去のことはなるべく忘れることで表面的には普通の暮らしをしてきました。母とは宗教の話さえしなければという条件付きですが、普通の親子のような会話をすることもできました。しかし夜眠れなかったり、精神的に不安定なところがあったり、何事もないかのようにふるまい続けるのが非常に苦しかったです。

    次第に自分が過去に受けた経験と同じ経験をしている人が多くいることを知るようになり、自分が過去と思っていたことがまさに「現在」であることを知り、自分がしっかり生きていくためには過去に向き合わなくてはと思うようになりました。私は母親に過去と現在の話を真剣に伝えることにしました。想像はしていたことですが、母はそんな私と話したくないと言い、拒否しました。母は親子のように接するのは「宗教の話はしないこと(つまり否定するようなことを言わないこと)」が条件だと私に言いました。私は、もうこれ以上はできないと言いました。私にとってそれは、誰かが家に火をつけているのを見ながら黙っているのと同じです。母は電話しても出なくなりました。

    私は弁護士の先生の理解と協力を得て、母親に謝罪を求めて交渉を続けてきましたが、限定的な謝罪のみであったことから、2019年10月に文部科学省文化庁と教団に対して改善の申し入れを行いました。そして同時に、母に対しては謝罪と損害賠償を求めました。母の返事には「一部やり方が悪かったかもしれないがそんなにひどいことはしていない。(私が)お金に困っていないなら払うつもりもない」という趣旨のことが繰り返し書かれていました。弁護士さんと相談の上、弁護士さんの知り合いの牧師さんの協力も得て、先日真彩さんのページでご紹介した「エホバの証人2世問題を考える会」を開催することにしました。

    文部科学省文化庁と教団に対して弁護士を通じて申し入れをした際に添付した報告書も、真彩さんのご厚意により紹介させて頂くことにしました。私はホームページなどは持っていないし情報発信は苦手なので本当に助かります。それに真彩さんは信頼できる方だと思っています。

    弁護士さんによると、母が幼い私にしたことは明らかに不法な虐待行為にあたります。ただし、一般的には時効が成立しており、立件は難しいものです。もっと早くに声をあげていたら、と言われました。この事例で裁判で勝てることはないでしょう。それに私一人不幸だというくらいで誰も気にしないかもしれません。しかし、もし同じような経験をした方が何人も、もしかして何百人もいたらどうでしょうか。一生消えない傷を負っている方たちがたくさんいたら。

    そして何よりも、今この瞬間に同じような経験をしている子供たちがいたらどうでしょうか。親に連れられて伝道活動をしている子供たち、友達と遊べずに社会から隔絶された子供たち、精神的にも身体的にも追い詰められている子供たち。

    エホバの証人は、宗教活動への参加は子供たちの”自由意志”に委ねているといいます。しかし本当にそうでしょうか。そうなのかどうかを一般の方の目で確かめてもらいたいと思うのです。信者の子供たちが成長して”自由意志”で選ぶときには、選択肢は、組織の中で疑問を捨てて生きるか、組織を出て社会にも溶け込めずに孤独に生きるか、その二択しかないように思います。

    私は宗教の存在意義を否定しません。教団内だろうが教団外だろうが理不尽なことは世の中にたくさんあります。宗教でしか救済できない心もあるでしょう。宗教に入信することは自由で、きっと多くの人にとって必要なことでもあるのでしょう。しかし成長した大人が選んで入信したりやめたりするのと、子供のうちに情報を遮断されて死の脅迫を受けながら強制されて始めるのはあまりに大きな違いがあります。そしてエホバの証人の子供たちの多くは、自ら選んで活動を始めたわけではありません。

    また、正式に報じられているだけでも、世界中で性的虐待がこの教団組織内で蔓延し、しかも組織的に隠ぺいされている事実があります。オーストラリアでは1007人の児童性的虐待者が1件たりとも警察に通報されることなく教団内に匿われ、被害者が組織的に口止めをされていたことが明らかになっています。(報告書の中でも記述しています)

    一般の方が見たエホバの証人の子供は従順で素直で“良い子”に見えるかもしれません。でもその目の奥で本当は助けを求めているかもしれません。

    私の経験は決して例外ではなく、今からでも救わなくてはいけない子供たちがいるかもしれない、と私は考えています。

    被害者が声をあげるとき、非難されることもあるでしょう。「なぜもっと早く言わなかったんだ、なぜ今になって言うんだ」「嫌ならもっと早く逃げ出せばよかったのに」「全員が苦しんだわけではないだろう、それで幸せになった子供だっているだろう」「大げさに言っているんじゃないか」とかでしょうか。苦しんでいる人たちに言わないであげてほしいのですが、事情を全く知らない場合、こういった疑問を持つのも自然なのかもしれませんので、私なりに答えてみます。

    「なぜもっと早く言わなかったのか」
    この質問に答えることはとても難しいです。難しいということが答えにもなります。この質問をしてくる人はきっと、例えば10年前やもっと前に被害者が声をあげていたとしても、そのときも同じことを言われたでしょう、そして少なくとも私は答えられなかったでしょう。教団から出てバラ色の人生が待っているわけではありません。子供たちは教団外が怖ろしい世界だと教えられ、そこで人間関係を構築するのが困難になっています。それに加えて過去の経験がトラウマになり自殺願望がある子供たちもいます。生きていくためには過去を忘れることから始めなくてはなりません。

    「嫌ならもっと早く逃げ出せばよかったのに」
    嫌なときに逃げ出すことが許される健全な教育方法ならそもそも問題になりません。幼い子供は自分がされていることが悪いことなのかどうかすら最初はわかりません。それに児童相談所の存在なんて知りません。知ったとしても、目の前の唯一の大人である親を信用できない子供が親以外の大人に助けを求められません。最初に知った教えが教団の教えであれば、それをベースに考えるしかありません。そしてその教えが教団以外の情報を遮断するものだったら教団の教えがすべてになるのです。エホバの証人は子供たちに、教団外が悪魔に支配されていると教え、教団外の情報を得ること自体が死につながると教えています。私の場合、教団や母親に逆らうことは死を意味すると幼い頃から教えられていました。そして逃げ出せる年齢になった時には人生の選択肢は限られています。

    「全員が苦しんだわけではないだろう、それで幸せになった子供だっているだろう」
    幸せに生きている現信者の方、何のトラウマも持っていない元信者の方がいることを否定はしません。他の多くの宗教と同じようにエホバの証人の教義に助けられたという方もいることでしょう。全員が同じ経験をしているわけではなく、同じ経験をしても全く同じ心境になるわけではありません。虐待をされた子供の中に虐待がトラウマになっていない子供がいたとして、虐待が正当化されるわけではありません。

    「大げさに言っているんじゃないか」
    私のことは信用しなくてもかまいません。しかし同じ経験をしたという人が何人もいるならその声を聴いてあげてください。

    今も苦しんでいる方へ

    最後に、今も苦しんでいる方へ

    もし親にひどいことをされているなら、警察や児童相談所に相談してください。警察に相談することが難しければ私でもいいので、誰かに相談してください。

    過去のことで自分を責めてしまう方に無理に責めるなとは言いませんが、少しでも褒めることも考えてほしいです。この教団で幼少期を過ごされたならかなりの体験です。よく今生き延びてくれているな、すごいな、と私は思います。私は自分をほめるようにしています。よく生き延びたなと。この教団に関わってあなたが過去にしたこと、されたこと、現在苦しんでいることは、あなたのせいではありません。とにかく忘れたい、何も考えたくない、というときはぜひそうしてください。過去と向き合いたいと思ったときにそうすれば良いと思うのです。一番大事なことは人生をきちんと楽しむことです。もし会にご興味があればそこでお会いしましょう。

  • エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)が開催されます

    エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)が開催されます

    今年(2020年)6月6日土曜に「エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)」が開催されます。

    私は現在は宗教問題とは距離を置いておりますため参加いたしませんが、当サイトにて長くやり取りをさせていただいております、SAKURAさんよりご連絡いただきましたので、告知させていただきます。以下、案内状の転載です。

    今回、SAKURAさんは「あとむ」さんというお名前で出席されます。


    エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)

    親がエホバの証人で自分も活動に参加した経験がある方、今も苦しんでいる方。集まって、何ができるかを一緒に考えてみませんか?匿名(ニックネーム)での参加で OKです。

    統一教会などのカルト問題に関する書籍執筆やメディア出演経験のある山口広弁護士、自身も元信者であり現在牧師としてエホバの証人問題に向き合っている斎藤牧師、エホバの証人信者である母親の教育により幼少時のトラウマ経験を持つ会社員あとむ氏(仮名)。
    様々な立場から、エホバの証人の何が問題なのか、現在も問題はあるのか、そして今何ができるのか、を共に考えようという企画です。

    日時:2020年6月6日(土曜日)14時00分 ~ 15時30分
    場所:オンライン開催(詳細はメールにて参加の連絡を頂いた方にお知らせします)
    江東区文化センター 第 1 研修室(研修棟 3 階)
    〒135-0016 東京都江東区東陽 4-11-3

    第一回を上記日程で行います。関心のある方ならどなたでも参加自由です。ただし、自説に固執して止まない方、特定の宗教や団体の宣伝を行う方、会の情報を無断でネットに流すなどの迷惑行為を行う方は参加しないでください。(本イベントも特定の宗教や団体の宣伝や勧誘を行うものではありません)

    過去の愚痴を言い合ったり誹謗中傷を行ったりする会ではなく、現在の被害者を減らすために何ができるかを考える会です。

    参加希望の方は以下のメールアドレスまでお知らせください。

    • 連絡先メールアドレス:jw.kangaerukai@gmail.com
    • 件名:2020 年 6月 6日考える会参加希望
    • 本文:可能な限り、以下の項目を入れてご連絡ください。
      ニックネーム(必須)・性別・年代(10 代、40代、等)・本イベントに興味を持った理由

    ※ 上記情報はご本人の了承なく外部や他の参加者に開示することは絶対にございません。

    追記情報(2020年5月4日)
    ① 開催方法について
    緊急事態宣言が出された現在の状況の中で参加者の方の安全を優先するため、 6月6日の会を対面での開催ではなく、オンライン(ZOOM)で開催することに致しました。

    • お手持ちのパソコンやスマートフォンから参加が可能です。ご自身の回線契約の内容によって通信料が発生しますのでご注意ください。
    • 参加費は無料とします。弁護士の方含め無償の協力によって成り立っています。
    • 会議へのアクセスの詳細やパスワードは、メールで参加のご連絡を頂いた方のみにお送りします。詳細をご連絡するため、参加される方は5月29日までにご連絡をお願い致します。
    • アクセスにあたっては事前に、ZOOM のホームページ(https://us04web.zoom.us/)から、お持ちの端末に「ミーティングクライアント」アプリケーションのダウンロード(無料)が必要となります。余裕を持ってご準備ください。
    • 会議中は ZOOM アプリケーション内で「ビデオを開始する」をクリックするとお手元の端末のカメラからご自身の映像が他の参加者にも共有されます。差し支えなければクリックしてください。マスク姿等、顔を隠して参加することも可能です。顔を覆う場合、奇抜なもの、他の参加者に不快感を与えるようなものは避けてください。

    ※以前、任意でカンパのお願いをする可能性について言及しておりましたが、カンパは頂かないこととしました。

    ② 連絡先のメールアドレスについて
    主催者である私の誤りで、当初の案内に記載しておりましたメールアドレスが「.」 (ドット)とすべきところ「-」 (ハイフン)となっておりました。案内の記載は既に修正しておりますが、修正前のアドレスに連絡をされた方はお手数ですが、メールの再送をお願い致します。
    正しくは以下のアドレスです。ご不便とご迷惑をおかけし誠に申し訳ありません。
    jw.kangaerukai@gmail.com

    厳しい状況が続いておりますが、皆様の健康と安全を願っております。会にてお会いできるのを楽しみにしております。

    参加者紹介

    • 山口 広 弁護士
      第二東京弁護士会所属。全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長、元日弁連消費者問題対策委員会委員長。東京共同法律事務所所属。宗教法学会会員。宗教と社会学会会員。
      『検証・統一教会―霊感商法の実態』(緑風出版)、『カルト宗教のトラブル対策―日本と欧米の実情と取り組み』(教育史料出版会)等カルト宗教問題を扱った執筆多数。
    • 齋藤 篤 牧師
      日本キリスト教団深沢教会(東京都世田谷区)牧師。10~20 代にかけてエホバの証人1世として活動。断絶後クリスチャンとして歩むようになり、2006年に牧師となって以来、静岡、ドイツの教会で働き、今日に至る。妻は元エホバの証人2世。脱エホバの証人後のプロセスにおける 1 世と 2 世の違いを実生活で経験しつつ、そのためになにをすることができるかを日々模索している。最近はエホバの証人2世問題こそがエホバの証人問題の中核であると確信し、講演や研修会の機会を持っている。
    • あとむ(仮名)
      30 代会社員。母親と姉 2 人が熱心なエホバの証人現役信者。5 歳頃から教団活動への参加を強制され、抵抗したことにより母親から日常的に身体的虐待を受け、11 歳頃まで教団活動に参加したトラウマ経験を持つ。自身が成長してからは頭ごなしに反対するのではなく、家族として母親との対話を繰り返してきたが、自身が受けた身体的虐待が広く行われていたこと、世界中で教団の指示により児童性的虐待が組織的に隠ぺいされてきた事実を認識。
      教団のネガティブな真実に一切耳を貸さず、家族の声よりも教団の指示を盲目的に優先する母親との決別を決意。山口弁護士の協力により、自らの経験の詳細とともに教団への改善申し入れや行政庁への報告を行っている。

    SAKURAさんが弁護士と相談し文化庁と教団に対して、もうこれ以上子供たちを傷つけないでほしいとの改善の申し入れを行った際に、虐待の事実を文化庁へ報告した「報告書」を以下のエホバの証人2世の体験談として掲載しましたので、併せてご覧ください。

  • 脱会して今年で20年。未だに洗脳の影響で苦しんでいますが、夢に向かって進んでいます

    脱会して今年で20年。未だに洗脳の影響で苦しんでいますが、夢に向かって進んでいます

    今年でエホバの証人を辞めてから20年、エホバの証人の教えがおかしいことに気が付いてからは約30年が経過しました。

    最近は友人の勧めもあって、あちこち出かけてみたり、ユーチューブでAKB48や乃木坂46といったアイドルたちのダンスを見て「可愛いな~♡」と癒されたり、お笑いを観たり、これまで人のためばかりにお金や時間を使ってきたことを反省して、自分のために使うようにしたりして、かなり低空飛行から脱出してきました。

    それでも令和2年になっても、寝ている時には信者時代の記憶が蘇ってくることがあり、夢の中で迫害を受け拷問を受けて殺されるという場面が出てきて、心臓がバクバクしながら飛び起きたりしています。

    「自分たちだけが正しい。他の意見、考え方は間違っている」という教理もいまだに自分の言動に影響を及ぼすことがあり、最近も変な正義感から相手を攻撃してしまい、落ち込むこともありました。
    相手の方は非常に大人な方だったので、許してくれたので良かったのですが、まだまだエホバの証人の教理に支配されている自分にうんざりすることがあります。

    それでも、「自分の子ども時代のように、死なないように生きることが大変な子どもたちのための役に立ちたい」という思いはますます強くなり、温かい食事を必要としている子どもたちに、場合によっては無償で食事を提供することも可能な飲食店をやりたいという夢に向かって昨年から動き始めました。

    だれでも受講さえすれば取得できる「食品衛生責任者」の資格を取り、料理の練習をし、飲食店の会社で事務のアルバイトを始めました。

    料理はもともと好きですが、とにかくボーっとしているので、りんごを切っていただけで指先をほんの少しですが切り落としてしまったり、こんろに布巾がかかっていることに気が付かず火を付けてしまい、布巾を燃やしてしまったりと、事故が絶えません…(>_<)

    事務のアルバイトも、色々やらかしていて、会社の人の寿命を縮めている感じです。
    でも半年位経った今でもとりあえずクビにはならずに働かせていただいています。

    接客のほうも再びできるようになりたく、単発の仕事だったら何とかなりそうな気がしたので最近タイミーに登録しました。

    保育の仕事も続けていますが、年の離れた妹のお世話と保育の仕事を合わせて20年間位子どもたちを抱っこし続けた左腕は、昨年の秋頃から「胸郭出口症候群」になってしまい、あまり長時間抱っこをすることができなくなってしまいました。
    たまに右腕や脚もしびれるようになり、さらに最近は老眼も始まってしまい、色々とボロボロですが、たとえボロボロでも元気に働く私の姿を見てもらい、「あと一日だけ生きてみよう」と思っている子どもたちの生きる力になれたらと願っています。

    私は宗教問題を考え始めると落ち方がひどいため、これからは自分自身のためにも周りの人たちのためにも、宗教問題はあまり考えないようにしようと思っています。
    宗教に関係なく、今生きることが大変な子どもたちが、生きることをあきらめずに済むような温かい食堂、しかも利益を出しながら長く続けられる食堂をオープンさせる夢に向かってこれからも邁進していこうと思います。

  • ご連絡

    ご連絡

    ただいまシステム調整中のため、コメントが書き込めない状況です。
    何卒ご了承くださいませ。

    → コメントが書き込めるようになりました。長らくご不便おかけいたしました。よろしくお願い致します。

  • 失敗なんて全然問題ない

    失敗なんて全然問題ない

    NBAのスーパースターであるステフィン・カリーというバスケットボール選手が、来日した際に子どもたちにバスケットボールを教えている動画が以前話題になりました。

    多くの人が見守る中、彼に教わる女の子が何度もシュートを外してしまい、恥ずかしさから急いで立ち去ろうとしたとき、カリーが女の子に声を掛けます。「入らないことは全然問題ない」「大事なのは入るまで打ち続けること」

    この言葉を胸に、女の子が再度シュートを打つと一発で入ります。困難を乗り越えた後の女の子の笑顔がとてもいいですね。


    この方のコメントを見て、自分自身を振り返りました。

    私は、失敗するとその失敗したことを必要以上に気にして落ち込み、「次のチャレンジでもまた失敗するんじゃないか」「どうせ失敗するだろう」「うまくいかないのにやり続けるなんて他人にバカにされてしまう」、とチャレンジ自体をやめることで、失敗で傷付くことを回避するような行動をとりがちでした。失敗する自分を守ろうと、殻に閉じこもっていたのです。

    でも、このコメントと女の子のチャレンジした後の笑顔を見て、自分の行動を変えていこうと決意しました。
    私の人生になんの責任も持たない他人の目を気にしていても自分の人生に何も残らない。失敗することは全然問題ない。成功するまでチャレンジし続けることでしか、未来を切り開けないのだなと改めて感じました。

    でも、まだまだ弱い自分ですので、いざとなったら失敗から逃げてしまうことも考えられますので、そのときは周りの方々のアドバイスを受けながらチャレンジを続けようと思います。周りの方々、こんな私ですが何卒よろしくお願いします。

     

  • 初めて座禅をしました

    初めて座禅をしました

    初めての座禅

    先日、友人に薦められて初めて座禅をしました。
    Maayaさんのようなパニックを起こしやすい人は、座禅をして囚われた心を解きほぐすのがいいよと、友人は言いました。

    「集中力がつくようになればいいなあ。パニックになりにくくなれたらいいなあ」と思いながら参加しました。

    今回参加したお寺は初心者にも入りやすいところなのですが、参加している最中は、「足が痛いなあ…」「今夜の夕食、何を作ろう…」「お坊さんのお話、早く終わらないかなあ」(失礼!)と雑念だらけで、「やっぱり私には座禅は向いてないかなあ…。もう今回限りでやめようかな」と思っていました。

    ところが、帰宅する際にはだんだんと気分が晴れて足取りが軽くなりました。帰宅してからは、さらに頭がすっきりしてきて、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と溜まっていた雑務を整理することができ、やるべきことを絞ることができたので、普段よりも作業が順調に進みました。

    今回初めて座禅を体験して嬉しかったのは、たとえ自分の心と向き合う時間が長くても、幼少期から溜まっていた怒りの感情が湧いてこなくなっていることに気が付いたことです。

    以前は怒りの感情を抑えられませんでした

    私はヨガを始めて十数年になりますが、最初の数年間はヨガをするとなぜかイライラとし、「おかしいなあ…。本来はヨガをすると穏やかな心を手に入れられるはずなのに、なんで私はヨガをする度にイライラするんだろう…?でも筋肉が伸びて気持ちいいし、柔軟性や筋力アップに良さそうだから、スポーツとしてこのまま続けよう」と思いながら続けていました。
    ヨガを始めて数年間は、動きの大きなポーズの時はスポーツ感覚でできていましたが、静かに座るポーズの時間は本当に嫌いで、よく一時退出していました…。(先生、ごめんなさいm(__)m)

    ヨガを始める前は、護身術を習っていたのですが、受講生仲間に「何かありました?殺気がすごいですね…」と言われてしまう位、怒りの感情がブワーっと出てきてしまう時もありました。私はその頃も普段はニコニコしていて穏やかな感じだったのですが(自己申告制)、スイッチが入るとそれまで溜まっていた怒りが爆発してしまっていました。

    私のような過去を持つ人は、怒りを出していく作業も大事だとは思いますが、怒りの感情を抑えられない自分に困惑していました。

    自分の意思で座禅に参加できるまでに

    そういった過去に比べたら、年月はかかりましたが随分と穏やかになり、自分の意思で座禅に参加できるようにまでなったことは、私としては大きな前進です。

    座禅をした夜は、習った呼吸法をしながら布団に入ったところ、ぐっすりと眠ることができました。しかも、今回参加した座禅だったら、参加者を覚える必要がないので、人の顔を覚えるのが苦手な私でも楽な気持ちでまた参加できそうです。

    座禅は一人でもできるそうですが、私は一人でできるほど意志が強くないので、しばらくはお寺の座禅に参加してみようかなと思っています。

    ちなみに、友人は以下の警察モノの小説を読んで座禅の良さを知ったそうです。座禅とはかけ離れたジャンルなので不思議でしたが。

    この小説の中で、次の言葉が印象的でした。

    「どんな心の闇も、人が自分で作り出すものです。自分で作ったものなら、自分で晴らせぬわけがない。」

    私の心の闇は教団に作られた面もあるとは思いますが、それでも自分の意思で自然消滅したわけですし、いつまでも変えられない他人(=教団)のせいにして悩んでいても自分が幸せになれるわけではないので、自分で自分を変え、自分の心の闇を晴らしていきたいと思います。

  • エホバの証人は献血も禁止されていました

    エホバの証人は献血も禁止されていました

    献血しようと思いましたが、今のところ私には無理のようです

    いつか献血をしようと思い続けていて、今年に入ってから2回、献血ルームに行ってみたのですが、2回とも「血管が細いため、ちょっと厳しいですね。。。せっかく来ていただいたのにすみませんが今日はやめておきましょう」と断られてしまいました(>_<)体調を万全に整えてから行ったのですが、残念…。

    過去に輸血をしたことがある人や、一定期間内に特定の国に行ったことがある人、その他様々な条件に当てはまる人は献血できないようで、それらの条件はすべてクリアしていたのですが、まさか血管の細さで断られるとは思っていなかったので、びっくりしました。

    ちなみに私は血管が細いだけで、身体は健康的(?)な体形です…(^^;
    割とそういう方はいらっしゃるようで「時間帯や季節によっても変わってくるので、良かったらまたお越しください」と言われたので、期間をしばらく空けてから再チャレンジしようかなと思います。

    エホバの証人は献血も禁止されていたことを思い出しました

    ご存知の方も多いと思いますが、エホバの証人は輸血が禁止されています。
    もし教えに背いて輸血をした場合はその信者は「断絶した」とみなされ、信者たちから徹底的に無視をされ、ハルマゲドンで滅ぼされることになっています。

    先日、献血しようと出かけたけれどできなかった話を、エホバの証人とは無関係の友人に話したところ、「そういえばエホバの証人だった頃は献血も禁止されていたの?」と聞かれました。
    友人にそう聞かれて、そういえば献血はどうだったっけ?当然禁止のはずだけど、きちんと調べてから答えないと…と思って公式サイトを見てみました。

    サイトには「『血​を​避ける』こと​に​は,輸血​を​受け入れ​ない​こと​と,献血​し​たり​ 自己血​を​輸血​用​に​貯蔵​し​たり​し​ない​こと​も​含ま​れる,と​エホバ​の​証人​は​理解​し​て​い​ます。さらに,神​の​律法​に​対する​敬意​ゆえ​に,血液​の​四つ​の​主要​成分(赤血球,白血球,血小板,血漿)を​受け入れ​ませ​ん。」との記述があったので、献血も禁止されているようです。

    この教理についても教団は責任回避のためか、「禁止しています」とは書かずに「…と理解しています」という卑怯な書き方をしていました。

    私はものみの塔の教理にあまり興味がなかったため、献血が禁止事項にあったかどうかすっかり忘れていましたが、今回調べてみて、禁止されていることを確認しました。まあ、エホバの証人の禁止事項はローカルルールもあるため、あまりにも多すぎて覚えきれませんが。

    エホバの証人は「血液分画」を受け入れても問題ないようですが…

    教団の公式サイトでは、エホバの証人は「血液​分画」なら受け入れても問題ないと受け取れる書き方をしていました。そのため、血液分画を受け入れる信者さんもいるようです。

    そのことを友人に伝えたところ「それっておかしくない?もともと血液分画は、エホバの証人以外の方々が献血をしたことによって作られるものなのに。自分たちは献血はしないのに、恩恵だけにはあずかっているってことだよね?」と言われてしまいました。もっともな主張なので、私は何も言い返せませんでした。

    輸血拒否によってエホバの証人の子どもが亡くなってしまった大ちゃん事件については本を読んだことがあり、色々と思うところはありましたが、エホバの証人が献血をしないことについてはこれまで特に何も考えたことはありませんでした。
    しかし友人に指摘されて、「確かにもらえるものだけもらって、自分たちは一切提供しないというのは、おかしいよなあ…」と残念な気持ちになりました。

    ちなみに献血ルームのスタッフの方々はとても丁寧に対応をしてくださり、献血できなかった私にも最後まで笑顔で見送ってくださいました。
    献血ルームには複数の献血者の方々がいらっしゃったので、人々の善意によって多くの方の命が救われているんだなあとしみじみ思いました。

    大ちゃん事件について参考になるサイト:エホバの証人研究「輸血拒否 – 1985年大ちゃん事件

  • 過去の失敗体験から学んだ、自分にできる対策

    過去の失敗体験から学んだ、自分にできる対策

    私は低空飛行モードに入ると、普段できていることができなくなってしまうことがあるので、備忘録として、過去に失敗したエピソードと感じたこと、自分にできる対策などを今後のために(&老後のために?)書いておこうと思います。

    動物園で出口にたどりつけなくなりかけた時のこと

    以前、かなり広くて複雑な動物園に、友人の子どもと一緒に出掛けたときのこと。
    夕方、閉園時間が迫ってきたので、帰ろうと思ったのですが、出口がどこなのか分からず、スタッフの方に聞いてみました。で、教えてもらった道を歩いたつもりだったのですが、なぜかまた同じところに戻ってきてしまったので、もう一度同じスタッフに道を聞きました。

    その時、すでに私は不安モードに突入していたのと、「閉園までに何とかここから出ないと」と焦っていたので、説明が頭に入って来ず、「すみません、私は説明を理解するのが難しいので、この子に説明してもらえませんか?」と子どもを前に出したのですが、スタッフの方はそのまま私に説明を続けました。まあ、その子はまだ幼児だったので、当然ですが…(^^;

    丁寧に説明を繰り返してもらったので、「今度こそ何とかなるかな」と思って歩き出したのですが、何とかならず、また同じ場所に戻ってきてしまいました。そして「今度こそ!」と思って歩き出し、ある分岐点でその子が「こっちだよ!」と手を引っ張って教えてくれたので、無事に出口までたどりつきました。その子がしっかりした子で本当に良かった…。

    で、後から振り返ったら、普段よくやっているように、説明を聞きながらメモを取れば良かったんだと気が付きました。なぜか肝心な時にこのメモを取る、または相手の人に紙に書いてもらうという方法を思い出せなくなってしまいます…(>_<)

    道を教えてもらってもたどり着けないことがよくあるので、今度からはメモ帳とペンを手に持ってから道を聞こうと思います。

    私にとってはハードルの高い「初めての日帰り温浴施設に一人で行くこと」

    少し前のこと、低空飛行モードからかなり脱却してきた感じだったので、私にとってはちょっとハードルが高い「初めて行く日帰り温浴施設に一人で行ってみる」ということに挑戦してみました。
    ちなみに、すでに行ったことがある施設や小さな施設、友人と一緒の場合は、さほど困難を感じませんが、大きめの施設で初めて一人で行く場合には、「一人なのに、迷子になったらどうしよう」とか心配し始めるため、ものすごく緊張します。

    事前に、その温浴施設のサイトに載っていた交通アクセスや営業時間、お風呂の種類や施設内にある設備、よくある質問など全部のページを読み、クチコミサイトも読んでから、「これだけ時間をかけて予習したから、大丈夫だろう」と思って行ってみたのですが、結果は惨敗でした。

    まず、入口を入ってすぐチケットの購入方法が分からず少し不安に。店員さんに説明してもらい、無事にチケットを購入できたまでは良かったのですが、靴のロッカーのカギを預けなければいけなかったので、「え…?」と予想外のシステムに戸惑い、さらに「施設内のマップはありますか?」と聞いてみたところ、ないということだったので、不安が一気に高まりました。

    店員さんは丁寧に浴室の場所などを説明してくださったのですが、集中して話を聞くことが難しくなることがある私は「あれ?今、店員さん、何て言ったっけ??でも何度も聞き返したら悪いから、ま、いいか。」と思いながらももう一度「マップはありませんか?」と聞き、ないというお返事をもう一度いただきました…(^^;
    私は「…。分かりました。がんばります。」と答えて、勇気を振り絞って施設内へ。

    どうして施設内に入るだけでそんなにエネルギーが必要になったのかというと、「マップがないから、自分の目で見て位置関係や状況を判断し、色々な場所を覚えなければいけない」と思ったことと、お客さんが多く小さなお子さんもいたので、「ぶつからないように歩かないと」と緊張し始めたこと、そして目に飛び込んでくる情報量がすごかったからです。
    あちこちにエステやマッサージのメニューや、季節のお薦めメニューの宣伝文句、温泉やマッサージの効果などが大きく掲げられていたため、頭の中が混乱し始め、「なんでいきなりこんなにハードルの高い店舗を選んでしまったんだろう」と後悔しました。

    「無事にこの施設から出てくることができるかな…?まずは色んなものの位置を覚えよう」と思って、施設内を何度もぐるぐると歩いた後、「不審者に思われるかもしれないから(手遅れかもしれないけど)、確認するのはもうやめよう。一度頭の中を整理するために、休もう」と思って、休憩スペースに座り、友人に今自分が混乱していることをメールで伝えました。

    それから深呼吸をしながら「落ち着け、自分。大丈夫、大丈夫。ただお風呂に入って出てこればいいだけなんだから…」と言い聞かせていましたが、一度不安モードに突入するとどんどん落ち始める私は、「周りの人たちはリラックスしてこの空間を楽しんでいるのに、なんで私だけこんなに不安になって、浴室に行くことすらできないんだろう?あ~、こんなことになるなら友人と一緒に来れば良かった…」と情けなくなり、涙が出てきました。
    泣いているところを人に見られたくなかったので、壁に向かって並んでいるコイン投入式のマッサージチェアに移動し、マシンにマッサージされながらさらに泣いていました…。何やってんだ、自分。

    で、何とかその後浴室に行き、温泉に入ることはできたのですが、温泉に入っても不安モードから抜け出せなくなってしまい、「あれ?ロッカーのカギどこだっけ?あ、手首にあったか!あれ?めがね、めがね…。で、タオルはどこに置いたっけ?」と普段以上におろおろ…。リラックスどころではありませんでした(>_<)

    お風呂の種類はたくさんあったのですが、半分位は入れたので「今日のミッションはこれでクリアということにしよう…」と思って帰ることに。何とか退館手続きのところまで行ったのですが、脳の疲れがピークに達していた私は、係の人に「帰ります!」とぶっきらぼうに言ってしまい、さらに自己嫌悪に…。頭痛と腹痛を抱えながらなんとか帰宅しました。

    無事に帰宅できた途端、「あれ?よく考えたら、かなりシンプルな構造だったよなあ。だからマップを作るほどのことではないのか…」と納得しました。でも、もしできたらパンフレットは作るほどではないにせよ、館内の壁にでも、簡単な案内図があれば、私のような人にはすごく助かるんだけどなあ…とも思いました。
    お風呂自体は綺麗で、口コミ通り良い施設でしたが、私はまた自信を失ってしまい、その日は布団に突っ伏していました。

    ハードルの低そうな「日帰り温浴施設」にチャレンジしました

    それでも温浴施設に一人で行けるようになりたくて、別の温浴施設に行こうと再チャレンジしました。(ちなみに心が元気だった頃は、もっと普通に一人で行くことができていました)

    ネットで、落ち着いた雰囲気の温浴施設を見つけたので、そこに行くことにしました。その時もあらかじめ公式サイトのすべての説明文と、口コミサイトをじっくり読んで予習してから、「ここなら大丈夫かも」と思って行ってみました。

    その施設のページには、初めて利用する人向けに施設の利用の流れが書いてあったので、比較的スムーズに利用できそうな予感がしていました。
    入館手続きの際、「マップはありますか?」と聞いたところ、希望者のみに渡しているマップを下さったのですが、残念ながらそのマップの文字はとても小さく、まだ老眼ではない私がぎりぎり読めるサイズの文字でした。しかも、休憩所に置いてある椅子など細かな部分までびっしりと載っていたため、私はあまり読む気になれませんでした。

    そこで、「自分で歩いて簡単なマップを作製しよう!」と思い、紙に簡単な地図を書いて、全体の構造を理解してから温泉に入りました。

    ちなみに脱衣所では、コインロッカーのカギと館内での清算に使用するカギを手に、「これ、どうすれば良いんだろう?」としばらく固まっていた私の異変に気が付いた近くにいたお客さんが声を掛けてくださり、カギの説明をしてくださったので、不安モードが一時解除されました。
    あの時の方へ…本当にありがとうございました。

    そして岩盤浴エリアにも行きました。
    薄暗い雰囲気で、ムードは良かったのですが、私は入口の段差に気が付かず転びそうになったので、「もう少し明るければ助かるんだけどなあ。。。今後のために段差の件はメモをしておかないと。よくあちこちぶつかる私にとっては、他にも危険な場所があるかもしれないから、気を抜かずに注意しよう」と、仕事の時と同じくらいのエネルギーを使いながら岩盤浴を利用しました。
    ちなみに段差はさほど危険な感じではなく、他の人は誰もつまずいたりしていませんでした…(^^;

    結局、前回の施設ほどの苦痛は感じませんでしたが、終始緊張していたため、またしても帰る頃には頭痛と腹痛になっていて、無事に帰宅できた時には深く安堵しました。
    帰宅してからは、「今回の施設だったら、利用方法とかを覚えておけば2回目以降はリラックスできそうだなあ」と思ったので、サイトの情報と手元のメモを参考に、パソコン上で施設の利用方法や注意事項をまとめて、保存しておきました。

    「真彩ちゃんは危なっかしいから心配で、先には死ねない」と友人に言われているので、あまりこれ以上心配をかけないよう、少し落ちている状態でも、下降モードから脱却するのに助けになりそうな、一人でも行ける場所を作っておこうと思っています。
    そして私のように、施設内をぐるぐる歩いたり、突然固まったりしている人を見かけた場合には、「もしかしたら何か事情があるのかもしれない」と察知できるようにしていきたいと思います。

  • 新たにエホバの証人2世の方の体験談を掲載しました

    新たにエホバの証人2世の方の体験談を掲載しました

    元エホバの証人2世の信者の「ぴこタロス」さんから嬉しい体験談を「川島真彩からのメッセージ」のコメント欄にいただきましたので、ご本人のご了承を得て体験談のページに掲載させていただきました。

    ものみの塔からの脱会を果たし、幸せになられたご様子は、同じ元2世信者として本当に嬉しく思います。
    これからも、ものみの塔からの脱会を願う方々がご無事に脱会をされ、ご自身の心の声に合う人生を歩まれることを願っています。

  • 威力がすごい!催涙スプレー事件(?)

    威力がすごい!催涙スプレー事件(?)

    私はいつも防犯ブザーと催涙スプレーを持ち歩いているのですが、初めて催涙スプレーを買ったのは10数年前のこと。

    深夜のドン・キホーテで友人と一緒に、唐辛子の成分を使用した催涙スプレーを購入したのですが、会計の際に使い方をレジの店員さんに聞いてみました。すると、ご親切に「室内では絶対に試さないでくださいね。ここをこうやって。。。(プシュッ)」とドンキの店内(室内)で実際に下に向けて軽く1プッシュだけ噴射してくださいました。。。

    レジの周りは阿鼻叫喚の地獄絵図となりました。

    店員さんと友人は「ゲホゲホ」状態。私は速攻で遠くに逃げ(逃げ足だけは速いのです(^^;)、後ろに並んでいたサングラスをかけた怖そうなお兄さんとその彼女も「ゲホゲホ」と催涙スプレーにやられていました。

    店員さんは急いで売り物の扇風機を持ってきて、風でこの催涙ガスを飛ばしてくれ、ようやく普通に呼吸ができるようになったのですが、「これを顔にまともに当てたら本当にすごいな…。」と思いながら購入しました。

    幸い、購入後に特に怖い目に遭ったことはありません。でも、時々「まだ中身は残っているかなあ…」と誰もいないところでスプレーして試しているうちに、中身を使い切ってしまいましたので、今はネットで購入したこちらのスプレーを持ち歩いています。試しに1プッシュしてみましたが、こちらもすごかったです…。手にもすっぽり収まるサイズ、可愛いデザインで気に入っています。


    防犯催涙スプレー ボディプロテクト

    ただ、残量が分からないので、いつか残量が分かる&使用可能期限が記載されている催涙スプレーが販売されたらいいなと思っています。私は心配性なので、揮発性で徐々に中身がなくなっていくのかな、ずっと使わずにいたら固まってしまうのかな、まだ使えるか試しにスプレーしてみよう、とか考えてしまうので…(^^;

  • 様々な勧誘を断ってきた方法色々。

    様々な勧誘を断ってきた方法色々。

    忌避問題の続きを書くつもりでしたが、どうしても文章が書けないので、先にJWとは無関係の記事を…。

    元バイト仲間から突然連絡が来て、ネットワークビジネスに勧誘されそうになりました

    先日、ものすごく久しぶりに元バイト仲間の方から突然ランチのお誘いメールが来ました。
    私は「突然、どうしたんだろう?もしかしたら友達がいなくて寂しいのかなあ。。。」と心配になって、ランチに行くことにしました。
    で、結論から言うと、ネットワークビジネスのお誘いでした…(>_<)

    レストランのテーブルについて間もなく、私が「最近、何をされているんですか?」と聞いたところ、その方は堂々と「ネットワークビジネスをやっています」と答えました。ターゲットにするために私をランチに誘ったとすぐに気が付き、「ネットワークビジネスって、インターネット関係のお仕事ですか?」と、とぼけた質問をしてみました。
    その後、ネットワークビジネスというものについてご自身に説明をしてもらってから、「私はそういうのは興味ないです」と言い、あとは話がそっちの方向に行かないように、好きな食べ物の話とか、お互いのこれからの夢などについておしゃべりしました。

    ランチの後半、「私はこれからぜひ川島さんと一緒に仕事ができたらと思っています!」と熱く言われてしまいましたが、「ごめんね、そういうの、本当に興味ないんで」と断り、「少しだけでも話を聞いてほしいのですが…」と2件目に誘われそうになったので、「ごめんね、これから用事があるから。お互い、夢に向かってがんばりましょう!」と言って逃げてきました。

    本当は「このままだと友達をなくしてしまいますよ。そういうのは組織の上の方が儲かる仕組みになっているんだから、今からはじめても搾取されるだけですよ。」と言いたかったのですが、あまり人間関係を壊したくなかったので、笑顔で別れました。
    それほど親しいというわけでもなかった私にまで話を持ち掛けてきたということは、すでにその方の周りから人が引いていっている可能性もありますが、元々情に厚いタイプで、親切な方だっただけに、ご自分で早く気が付いてと願わずにはいられません。

    私は色々とはまりやすい性格で、過去にスピリチュアル本に心酔していた時期には、人に本を強引に貸したり、スピリチュアル本に書いてあった言葉をそのままカードに書いて配ったりしていました。何やってんだ、自分。
    まあ、そういうイタイ黒歴史はあっても、子どもの頃から色々な本を読んできたおかげで、ビジネスに関しては別枠として捉えているのと、知人が多数集まる場所が苦手なため、儲かる系の集まりは行きたくなくなってしまうので、ネットワークビジネスに勧誘されることもないのですが。

    今回ネットワークビジネスのターゲットにされたのはショックでしたが、そういえば子どもの頃から、色々と勧誘はうまく断ってきたなあと思い出しました。

    小学生の時、玄関に居座った勧誘者に対して、時間を計って帰ってもらいました

    小学生の時、自宅に何かの教材の勧誘の人が来たのですが、「うちは結構です」と母が断っているのに、その人は勝手に玄関に教材を並べ始め、居座って説明を始めました。
    私は、母がうまく断ることができないでいるのをじれったく思いながら見ていましたが、勧誘者が「3分だけでいいので、話を聞いてください」と言ったので、私は「はい、じゃあ3分計ります」と言って時計を持ってきて時間を計り、「3分経ったので帰ってください」と言って帰ってもらいました。

    小学生の時、教材の営業に来た営業マンに、学力に不安がないことを自分で思いっきりアピールして断りました

    同じく小学生の時、何かの教材の勧誘の人がうちを訪ねて来て、「お子さんの学力に関するアンケートを保護者の方に取っています」と言ったのですが、母は「ちょっと忙しいので、代わりにこの子でもいいですか?」と私にアンケートへの記入をさせました。

    アンケート用紙には「お子さんの学力への不安はありますか?」「お子さんの成績を上げたいと思いますか?」などの質問が並んでいましたが、私は「絶対に勧誘するスキを与えないぞ!」と思い、勧誘できないように「不安は全くナシ」「学力は今のままで十分満足」といった回答にしました。期待通り、営業マンの方はすぐに帰ってくださいました。

    10代後半の頃、友人と一緒にいた私に繁華街で声を掛けてきた怪しい男女への対応

    10代後半の頃、ギャルっぽい友人と一緒に繁華街を歩いていた時に、何かの勧誘とおぼしき男女が私たちに親しげに話しかけてきました。「君たち、友達同士なの~?なんか、全然雰囲気違うね~」と。余計なお世話ですが。
    その二人組からはチラシを渡されて、何かに協力してほしいといった内容のことを言われました。

    その話し方がうまかったこともあり、一緒にいた友人は「うん、話だけなら聞こうかな」と付いていきそうになってしまったので、私はとっさに「あ~、私、昔こういうバイトやったことがあるんですよね」と言ってみたところ、二人組の態度が急に変わって「あ、じゃあいいです」と言って、私たちの手からチラシを奪い取って逃げていきました。

    「今の、何?」とぽかんとしている友人に、私は「今の、もしかしたら怪しいかもと思って、試すためにそう言ってみたんだ。もし怪しい商売だったら逃げるだろうし、ちゃんとした商売だったら、逃げずにきちんと話ができるだろうから」と説明して友人に理解してもらえました。
    ちなみにこの時は私が友人を助けましたが、ボーっとしていることも多い私は、その同じ友人に別の場面では助けてもらってもいます。

    勧誘者を疑い過ぎて、ケンカ腰で言ってしまったこともありました

    アンケートにご協力ください、とか言ってる人は大体怪しいと思い込んでいた私は、20代の頃、街角で複数で立っていた女性のうちの一人から「アンケートにご協力いただけませんか?」と声をかけられた時、「怪しいの、キター!」と戦闘モードに入ってしまいました。

    首からスタッフカード(?)をぶら下げていたその女性は、私に紙を見せながら「ご年齢は?ご職業はこの中でどれに当てはまりますか?こういった商品は普段お使いですか?」と質問をしました。
    私がその時のアンケート対象者に当てはまっていたので、「お時間30分位かかりますが、アンケートにご協力いただけませんか?あちらのビルの中になります」と言われた時に、「なんでわざわざビルの中まで行かなきゃいけないんですか?この場で答えるのだったら協力しますが!」とちょっとケンカ腰に言ってしまったので、他のスタッフまで来て私を説得しようとしましたが、私は「意味が分かりません!絶対にこの路上でないと、アンケートには協力しません!」と言い放ってその場を去りました。

    後日友人にそのことを話したところ、「多分、それまともなアンケートだよ。図書券とかの謝礼をもらえるやつだよ。色んな企業がその会社に依頼して、市場調査を行なっているんだよ」と聞かされ、「あー、やってしまったー!」と思いました。それからは時間の都合が付く時にはその会社のアンケートには協力するようになり、図書カードなどをいただいています。

    あの時のスタッフさんへ…思い込みが激しくて、説明もろくに聞かずに突っかかってしまい、すみませんでした。

    まあ、これからも色んな勧誘があると思いますが、あんまり突っかからずに、ユーモアのある対応で乗り切っていきたいと思います。

  • エホバの証人時代、忌避をしてしまったことを後悔しています

    エホバの証人時代、忌避をしてしまったことを後悔しています

    以前、忌避の体験談のページにも書きましたが、私はエホバの証人だった子ども時代、教団の教えを守って忌避をしてしまいました。

    当時は子どもだったとはいえ、周りの信者たちの同調圧力に負けて忌避をしてしまったことを、今でもとても後悔しています。
    今回、なぜ私は子ども時代に忌避をしてしまったかについて振り返り、忌避に対して、今だったらどう対応するかについて考えてみました。

    エホバの証人の忌避制度における「排斥」「断絶」「背教者」

    エホバの証人の忌避制度について、先日放送された「 ザ!世界仰天ニュース」の「ある宗教2世の悩み」では触れられていませんでした。主人公の、いしいさやさんは忌避行為を受けていないようですので触れなかったのだと思いますが…
    しかし、エホバの証人問題を考える上で「忌避」は非常に重要かつ問題のある制度だと思います。

    忌避問題についての過去の記事

    信者たちが集まる集会で「○○さんはエホバの証人ではなくなりました」という発表のあった瞬間から、信者たち全員で徹底的にその人を無視、村八分にするという忌避制度を取っているエホバの証人の組織ですが、教団から離れた人全員が忌避されるわけではありません。

    バプテスマ(洗礼)を受ける前に教団から離れた人は、忌避の対象外です。バプテスマを受けてしまった信者でも、徐々に集会や奉仕(布教活動)への参加を減らし、組織からフェードアウトしていく方法(「不活発になる」「自然消滅をする」という言い方をします)を取れば、忌避されずに済みます(教理が変更になる可能性はありますので、現時点での状況です)。

    ただし、教団が定める「罪」を犯して除籍処分(「排斥」と言います)になった場合と、自分から「やめる」と宣言して「断絶」をした場合は忌避されます。また、私のように教団に楯突くようなことをしていると「背教者」として忌避されます。

    教団は、自分たちにとって不都合な情報が信者たちの耳に入らないようにするため、このように組織に対しての疑問を口に出してしまった人や組織の邪魔になりそうな人を排除する手段として、「援助する」「霊的健康を回復させる」ために積極的に近づき洗脳を強めようとしたり、それが無理そうな場合はそうした人を村八分にしています。

    忌避の現在

    「最近の教理はどうなのかな」と思って教団の公式サイトを見てみたところ、以下のような文が掲載されていました。

    悪行を悔い改めない人を会衆から排斥する必要がある場合,「[その人の名前]さんは,エホバの証人ではなくなりました」という短い発表がなされます。説明を加える必要はありません。会衆の忠実な成員たちはそれによって注意を喚起され,その人との交わりを絶つでしょう。

    (教団の公式サイトの「会衆の平和と清さを保つ」より引用)

    このように命令口調ではなく、まるで信者たちが自主的に交流を絶っているかのような書き方をしています。組織は指示は出していないと言い逃れができる、教団お得意の責任回避の文章パターンがここでも見られました。

    昨今、ものみの塔からの脱会者が増えている現状を考えると、忌避という幼稚な集団いじめ行為を信者たちに強制して情報統制をしないと、教団の存在がますます脅かされるという危機感から行っているのでしょうが、このような措置は決して許されない人権問題だと思います。

    現役の信者さんのブログを見てみたところ、現在も「親子でも本当の兄弟姉妹であっても、葬儀や結婚式には勿論主席できないし知らせもしない。親に介護が必要でも、世話をする事もされる事も出来ない。災害の安否確認、援助もダメ。とにかく、親子であろうが、友であろうが、同僚であろうが、徹底的に忌避」という状況だそうです。

    お互いに「兄弟」「姉妹」と呼び合っていた信者仲間をある日を境に徹底的に無視をするなどということは、自然の情愛を持った人ができることではないと思います。しかしとても悲しいことですが、実際にエホバの教えによって自然の情愛を奪われた「霊性の高い」(教団への忠実度の高い)信者たちが、良心の呵責を感じることなく忌避を行なっているため被害を受ける方々が後を絶ちません。

    なお、地域や家庭によって、また教団への忠実度によって忌避の程度は様々で、教理上は忌避の対象であっても、ある程度信者家族と交流をすることができている方もいらっしゃるようです。

    参考資料:エホバの証人の排斥システム

    エホバの証人だった子ども時代、なぜ私は忌避をしてしまったのか

    エホバの証人だった子ども時代、なぜ私は忌避をしてしまったのか、振り返ってみました。

    ある日の集会での発表以降、周りの信者たちが一斉に被害者家族を忌避し始めた際、私はエホバの組織に対して、またこのシステムに対して疑念を抱いていたにも関わらず、周りの信者たちと同様に忌避をしてしまいました。他の信者が見ていない時に、被害者家族に話しかけることすらしませんでした。「もし私がこのご家族に話しかけているところを他の信者に見られたら、母や組織の上層部に密告されるかもしれない」という恐怖があったからです。

    信者たちから徹底的に無視をされていたそのご家族のその後の消息は分かりませんが、どうか精神疾患を発症したり自死をしたりせずに生きながらえていらっしゃることをただ望むことしかできません。集団いじめ行為に加担してしまい、そのご家族に対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

    当時の私は「これは人として絶対にやってはいけないことだよなあ…」と思いながらも、「もし私だけがこの教理を破って、このご家族に話しかけたりしたら、今度は私が忌避をされるかもしれない」という恐怖心から、組織に逆らうことはできませんでした。これはいじめと同じ構造だと思います。「みんなと一緒になっていじめないと、今度は自分がいじめのターゲットになってしまう」という恐怖心です。

    その上、ハルマゲドンの恐怖を植え付けられていたので「この教えを破ったら、エホバに滅ぼされる」とも思ってしまい、この異常な教理を守っていました。

    当時の私には、エホバの証人を辞めることはできなかった

    当時の私には、エホバの証人を辞めることはできませんでした。
    「そんなに教団が嫌いなら、さっさと信者を辞めれば良かったのに。そうすれば忌避だってしなくて済んだだろうに…」と思う方もいるかもしれません。しかし、自分で働いて生きていくことができない子どもにとって、エホバの証人を辞めることは不可能でした。なぜなら「私がエホバの証人を辞めたら、母に育児放棄をされる」という恐怖心があったからです。

    実際、私が子どもの時、熱心なエホバの信者である母に対してあることで抗議をした時、母は荷物をまとめて、私以外の兄弟全員を連れて家を出て行きました。私が母たちを追いかけなかったので間もなく戻ってきましたが、「言うことをきかないと、見捨てるよ」という脅しとしては十分でした。

    エホバの証人の教えは「組織には絶対服従」「信者の子どもは、信者の親に対して絶対服従。ただし非信者の親(やその他すべての非信者)は悪魔サタンに影響されているので悪い影響を受けないように注意するように」といったものなので、そうした教理が染み付いていた母は、子どもが自分に逆らうとどういう目に遭うのか「懲らしめ」ようとしたのだと思います。

    生まれた時から信者の子どもとして育てられてきた私には、以下の過去記事に書いたように脱会が非常に難しい要因が他にもありました。


    次の記事では、私が今も現役であったら忌避に対してどう対応するか、またうちに信者さんが勧誘に来た際、非信者としてどのように忌避について信者さんに尋ねるのか、脱会した今のできる対応について考えてみようと思います。