投稿者: Maaya

  • エホバの証人問題が注目されているようです

    エホバの証人問題が注目されているようです

    先日、知人からエホバの証人問題が注目されてきていることを聞き、遅ればせながらニュースの特番で現役幹部の証言が放映されたことを知りました。

    また、「エホバの証人問題支援弁護団」が結成されたとの記事も拝見しました。

     

    この弁護団事務局のメンバーで、自らもエホバの2世信者だった田中広太郎弁護士のツイッターで知ったのですが、先ほど「エホバの証人問題支援弁護団」のホームページが開設されたそうです。

    今回のニュース特番では、田中弁護士のTwitterでも書かれているように、今まで全国版のメディアではなかなか言及されてこなかった「ムチ」の問題も取り上げられていたのが感慨深かったです。

     

    当サイトでも、ムチの忌まわしい記憶の体験談が多く掲載されている「エホバの証人2世の体験談」、輸血禁止についての「エホバの証人である母に輸血拒否されて殺されないために」や「エホバの証人は献血も禁止されていました」、忌避問題についての体験談「忌避問題~排斥された信者達の体験談」のアクセスが増えており、輸血禁止問題だけでなく、これまでメディアであまり取り上げられてこなかった「ムチ」や「忌避問題」にも世の中の関心が高まってきたのが感じられます。

    私自身は、現在は宗教問題とは距離を置いておりますが、有志の方々によるご尽力が功を奏しここまでエホバの証人問題が認知されてきたことに驚きました。その中には、このサイトを見て頂いたり、コメントを頂いた方々もいらっしゃるのかなぁと一人想像しています。

    ご活動くださっている弁護士や医師、弁理士の方々、また大変な状況の中、被害の声を上げてくださっている元エホバの証人の方々に心より感謝いたします。

  • 2021年5月10日(月)NHK総合「逆転人生」で「宗教2世 親に束縛された人生からの脱出」が放送されます

    2021年5月10日(月)NHK総合「逆転人生」で「宗教2世 親に束縛された人生からの脱出」が放送されます

    今年(2021年)5月10日(月)NHK総合「逆転人生」で「宗教2世 親に束縛された人生からの脱出」が放送されます。

    その放送で、「解毒」のご著者である坂根真実さんが出演されます。(坂根さんの、告知ブログ記事はこちらです)

    既にご存知の方も多いかとは思いますが、坂根さんご本人からご連絡を頂きましたので、私のサイトでもご紹介させていただきます。
    「逆転人生」公式サイトにはまだ未掲載ですが、あと一週間ほどで坂根さんの出演する回のデータが掲載される予定だそうです。

    このような全国放送で、宗教2世問題が扱われるようになってきたことは、大きな進歩だと感じます。
    同じ宗教2世として、実名で勇気ある発信をしてくださった坂根さんに感謝いたします。

    「解毒」をご紹介した過去記事はこちらです。

  • エホバの証人2世の問題を考える会(第三回)が開催されます

    エホバの証人2世の問題を考える会(第三回)が開催されます

    今年(2021年)4月24日土曜に「エホバの証人2世の問題を考える会(第三回)」がオンラインにて開催されます。
    私は現在は宗教問題とは距離を置いておりますため参加いたしませんが、エホバの証人2世問題にご興味がある方に有益かと思いますのでご紹介させていただきます。
    以下、主催者の「あとむ」さんよりいただいた案内状の転載です。「あとむ」さんのブログはこちらです。
    (2021年3月28日加筆:会の開始時間が変更されたとのご連絡を受けたため、修正いたしました。当初の予定より30分早まり19時30分開始となりました)

    第3回「エホバの証人2世問題を考える会」

    親がエホバの証人でつらい時期を過ごした方、過去の記憶や家族との関係などで苦しんだ方。過去を乗り越えてさらなる被害を防ぐために何か行動を起こしたいという方。集まって、何ができるかを一緒に考えてみませんか?

    2世である方をはじめ、様々な立場の方に参加頂き、エホバの証人2世の問題を共に考えようという企画です。

    第一回は2020年6月、第二回は2020年10月に行い、2世、元1世信者、弁護士、心理カウンセラー、ジャーナリストの方が参加し、過去の経験や現在の問題意識について意見交換を行いました。第二回では、より参加者同士のディスカッションも重視しました。第三回では、改めて原点に戻り、当事者を中心に情報交換、議論する会にできればと考えております。

    • 日時:2021年4月24日(土曜) 19時30分~
    • 場所:ZOOMオンライン開催 ※詳細はメールにて参加の連絡を頂いた方にお知らせします。

    議事進行(予定※変更の可能性あります)

    司会進行:あとむ、山口広弁護士

      1. 開会(主催者から会議趣旨紹介)
      2. エホバの証人2世、元信者の体験談
        • 「母親の期待に応えたかった(仮題)」
        • 「輸血~組織から離れて15年経っても輸血拒否した理由」
        • 「幼少期のトラウマとの闘い、母親と決別するまで」
        • 「元信者の母親の声~取り返しがつかないことを子供にしてしまった」 等
      3. 2世のコミュニティ紹介
        • 「オフ会」
        • 「SNS、ブログ」
      4. 休憩
      5. 他の宗教2世の事例について
      6. 宗教2世に対するカウンセリング
      7. 全体フリーディスカッション

      参加費

      無料(ご自身の回線契約の内容によって通信料が発生します)
      弁護士の方含め無償の協力によって成り立っていますので、ご理解のほどお願い致します。

      参加対象

      元2世、2世の問題に関心のある方

      参加方法

      参加希望の方は、4月10日までに、以下のメールアドレスまでお知らせください。(すぐにお返事できないことがありますのでご了承ください)

      • 連絡先メールアドレス:jw.kangaerukai@gmail.com
      • 件名:4月24日考える会参加希望
      • 本文:以下のアンケートへの回答を記入のうえ、ご連絡ください。
        • ニックネーム
        • 性別・年代(※無回答可)
        • ご自身の2世問題との関係、本イベントに興味を持った理由。250字以内程度(共有できる差し支えない範囲で教えてください。)
        • 禁止事項および留意事項を読み、了承する旨
      • 留意事項:

      アンケートに記載頂いた内容(連絡先や本名以外)は、スムーズな会議進行のため、参加者の間で共有させて頂くことがあります。差し支えのない範囲での記載をお願いします。

      会議の記録

      禁止事項

      • 直接参加の申し込みをしていない第三者を参加させること、会議のIDを共有すること
      • 参加者側での会議の撮影や録音
      • 他の参加者の発言や情報を無断で他の人に話すこと、SNS上で公開すること
      • 特定の団体や宗教の宣伝を行うこと
      • その他、会の進行を妨げるような行為、他の参加者を害するような行為

      ※守られない場合は主催者の判断で退出して頂くこともあります。


      厳しい状況が続いておりますが、皆様の健康と安全を願っております。会にてお会いできるのを楽しみにしております。

  • すべては人を思う気持ちから始まっているー「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」を読んで思ったこと

    すべては人を思う気持ちから始まっているー「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」を読んで思ったこと

    先日友人に薦められて、岸田奈美さんの「全財産を使って外車買ったら、えらいことになった」という記事を読みました。

    タイトルからして、車好きの人が全財産を注ぎ込んで高級外車を買ったら幸せになりました、という話かなと思いましたが、全然違いました。

    下半身麻痺になり足がまったく動かなくなってしまった母親のために、亡くなった父親がこよなく愛したボルボを購入し、母親が運転できるように運転席を改造してもらった話だったのですが、これがまた良い話でジーンと来ました。

    記事の内容を簡単に説明しますと…

    奈美さんの父親、浩二さんが「いざという時も、クソ頑丈で、乗っている家族を守れる車を選んだ」と、こよなく愛していたボルボ。
    浩二さんは15年前に心筋梗塞で突然死してしまい、家族は金銭面の事情で仕方なくボルボを手放すことに。
    生きているだけで精一杯の日々が続く中、「それでも生きているうちに、一回は乗れたらいいな」と、ぼんやり思っていたそうです。

    車いすを使用している母親は、長いローンを組んでホンダの赤いフィットを手に入れ、フィットを改造して手だけで運転できる車にして10年間乗っていたのですがガタが来始めていたので、どうせなら一生に一度は乗りたい車に乗りたい、とボルボに想いを馳せていたところ、車いすでも運転できる唯一のボルボ、V40が生産中止になることを知って急いでボルボのお店に駆け込んだ岸田奈美さんとお母さんと、知的障害のある弟さん。
    手元には購入できるお金がない&ローンは組めないにも関わらず、奈美さんは間もなく入って来る予定の印税と貯金を合わせたらぎりぎり足りるということで、そのお店にあった最後の1台を購入することに。

    ところが、奈美さんのほぼ全財産を使って購入してはみたものの、お店で親身になって対応してくれた山内さんという方がボルボの運転席を障害のある人用に改造する工場を探してもなかなか見つかりませんでした。
    それでも山内さんは諦めずに自らボルボを運転して工場に直談判しに行き、改造してくれる工場を見つけることができました。

    唯一改造を引き受けてくれた「ニッシン自動車工業関西」の山本雅尋社長もまた、とても親身になって対応してくれる方だったのです。

     「改造って、大変じゃないですか?ボルボみたいに、車ごとにつくりも違うし」

    って聞いてみたら。

    「大変です。家に帰って、ご飯食べてるときも、お風呂に入ってるときも、ず〜っとどう改造したらいいかを考えています」

    「そんなに大変なのに、どうして引き受けてくださったんですか?」

    「ぼくも、父親の足が悪くてね。車に乗れるだけで、行動できる範囲もグッと広がるし、本人の楽しみも増えるじゃないですか。だから、こういう改造を引き受けてるんです」

    大切な人を思ってひねり出した新しい仕事が、また別の、大切なだれかを幸せにしているのだ。すべては、人を思う気持ちから、はじまっている。

    泣きそうになった。
    この人がいなければ、わたしたちは、一生ずっと、夢を叶えられないままだった。

    (「岸田奈美のnote」より引用)

    岸田さんファミリーのために親身になって奔走してくれた山内さんや山本社長や工場の方々はなんて温かい人たちなんだろうと思いました。

    私はこの記事を読むまで、車の運転席を手だけで運転できるように改造することができることすら知りませんでした。車椅子でドヤ顔で車を運転するお母様の映像が、なぜか中国やタイやミャンマーで話題になっているというように、人を思う気持ちが、どんどん技術を革新させ、人々に夢や感動を与えていっているんだと感じました。

    過去記事「豊かになること、技術が発展するということ」の中でも触れましたが、今後もさらなる技術の発展は必要なことだと思います。

    最近、人生は楽しむためにあると色々な本で読んだり聞いたりして納得していたのですが、改めてこういう生き方っていいなと思いました。是非、読んでみてください。

    また、この一連の流れを12月6日放送の「サンデーステーション(テレビ朝日)」で観れるようなので、ぜひ観てみようと思います。

    岸田奈美さんのご著書「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」も気になるので、読んでみようと思います。

  • 10月1日、東証システム障害が発生した際の宮原社長の姿勢に感銘を受けました

    10月1日、東証システム障害が発生した際の宮原社長の姿勢に感銘を受けました

    今年(2020年)10月1日に、東京証券取引所がシステム障害の影響で取引を終日取りやめました。
    また、名古屋、札幌、福岡の各証券取引所も停止しました。

    原因は「情報配信ゲートウエイ」による相場情報の配信処理と、「売買監視サーバー」による監視処理に異常が発生したためだそうです。

    東京証券取引所は同日の夕方に記者会見を開き、システム障害の影響で同日の取引が終日停止した問題について謝罪し、宮原幸一郎社長は「富士通と徹底した原因究明をし、その上で再発防止策を協議している。市場運営の責任の所在は私どもにあり、(富士通への)損害賠償は現時点で考えていない」と述べました。(参考:日経クロステックのサイト

    私は、システム障害が発生した原因を、システムを開発した富士通のせいにせず、責任を自分のところにあるとした宮原社長の姿勢に感銘を受けました。
    もし、責任を富士通側に押し付けていたら、現場のSEの方々は大変な責任を取らされることになり、大きな混乱が生じたと思うからです。
    システム障害が起きた際、SEの方々は復旧のために不眠不休で取り掛かり、その心労は計り知れないほどになることがあると、インターネット事業を行なっている方から話を聞いたことがあります。
    宮原社長の潔い謝罪を見たからこそ、現場の方々は何としてでもシステムを復旧させようと前向きに問題に取り組めたのだと思います。

    とてつもない規模の経済を回していて、大きな責任を負いながら仕事をこなしている東京証券取引所のトップの方の姿勢は、見習いたいと思いました。

    (以下、2020年11月30日追記)
    宮原社長は本日付けで引責辞任されるとの報道がありました。
    本当に最後まで責任を取った姿を見せてくれました。お疲れ様でした。

  • エホバの証人2世の問題を考える会(第二回)が開催されます

    エホバの証人2世の問題を考える会(第二回)が開催されます

    今年(2020年)10月10日土曜に「エホバの証人2世の問題を考える会(第二回)」がオンラインにて開催されます。

    私は現在は宗教問題とは距離を置いておりますため参加いたしませんが、当サイトにて長くやり取りをさせていただいております、SAKURAさんよりご連絡いただきましたので、告知させていただきます。

    以下、案内状の転載です。
    SAKURAさんは「あとむ」さんというお名前で参加されます。
    SAKURAさんは、「あとむ」さんというお名前でブログも綴られています。ブログはこちらです。

     

    エホバの証人2世の問題を考える会(第二回)
    ~子どもたちを救うためにできること~

    親がエホバの証人でつらい時期を過ごした方、過去の記憶や家族との関係などで苦しんだ方。過去を乗り越えてさらなる被害を防ぐために何か行動を起こしたいという方。集まって、何ができるかを一緒に考えてみませんか?

    統一教会などのカルト問題に関する書籍執筆やメディア出演経験のある東京共同法律事務所の山口広弁護士、牧師としてエホバの証人問題に向き合っている深沢教会の斎藤牧師にも参加頂き、様々な立場から、エホバの証人2世の問題にどう取り組めるのか、を共に考えようという企画です。

    第一回は2020年6月に行い、元2世6名を含む計9名が参加し、過去の経験や現在の問題意識について意見交換を行いました。弁護士の先生におかれてもエホバの証人問題の実態について理解を深めて頂くことができました。第二回では、より参加者同士のディスカッションを重視し、具体的な行動につながる会にしていきたいと思います。第一回に参加されなかった方ももちろん参加可能です。

    Ø 日時:2020年10月10日(土曜) 14時00分~16時00分

    Ø 場所:ZOOMオンライン開催

    ※詳細はメールにて参加の連絡を頂いた方にお知らせします。

    Ø 議事進行(予定):

    14:00  開会(主催者から会議趣旨紹介、参加者自己紹介)・・・・・・・・・・・・・・10分

    14:10 「カルト被害とは、そしてエホバの証人2世の事例を目にして(仮)」山口弁護士・10分

    14:20 グループディスカッション(1)2世問題とは何か・・・・・・・・・・・・・・・30分

    14:50 「宗教家から見たエホバの証人2世問題(仮)」齋藤牧師・・・・・・・・・・・・10分

    15:00 グループディスカッション(2)社会への認知のためにできること・・・・・・・・30分

    15:30 「2世問題啓蒙のための今後の計画(仮)」あとむ・・・・・・・・・・・・・・・・5分

    15:35 全体フリーディスカッション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20分

    15:55 参加者から一言・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5分

    16:00 閉会/歓談タイム(閉会後20分~30分程度あけておきます)

    Ø 参加費:無料(ご自身の回線契約の内容によって通信料が発生します)

    弁護士の方含め無償の協力によって成り立っていますので、ご理解のほどお願い致します。

    Ø 参加対象:元2世、2世の問題に関心のある方

    Ø 参加方法:

    参加希望の方は、10月3日までに、以下のメールアドレスまでお知らせください。

    ・連絡先メールアドレス:jw.kangaerukai@gmail.com

    ・件名:2020年10月10日考える会参加希望

    ・本文:以下のアンケートへの回答を記入のうえ、ご連絡ください。

    〇ニックネーム 〇性別・年代 〇ご自身の2世問題との関係、本イベントに興味を持った理由(他の方に共有できる差し支えない範囲で詳しく背景を教えて頂けると助かります) 〇留意事項および禁止事項・ルールを了承する旨

    Ø 留意事項:

    ・アンケートに記載頂いた内容(連絡先や本名以外)は、スムーズな会議進行とグループディスカッションのため、参加者の間で共有させて頂きます。差し支えのない範囲での記載をお願いします。

    ・会議の内容は、個人の特定につながる可能性のある情報は除いたうえで、エホバの証人2世問題の啓蒙を目的として、あとむのブログやその他の媒体で公開させて頂くことがあります。どうしても公開を希望されない場合は事前に、または会議後翌日までにお知らせください。また、記録を取るため会の主催者側では録音をさせて頂きます。

    ・アクセスにあたっては事前に、ZOOMのホームページ(https://us04web.zoom.us/)から、お持ちの端末に「ミーティングクライアント」アプリケーションのダウンロード(無料)が必要となります。

    ・会開催にあたっての主催者の思いをこちらのページに掲載しておりますので、ご覧ください。

    「エホバの証人2世問題を考える会」主催者からのメッセージ

    ・子どもたちの被害を把握し社会に認知していくために、二世の方に対して、被害実態アンケートを行うことを考えており、会当日、アンケートの実施や方法、内容について、ご意見を賜れればと思っています。

    Ø 禁止事項・ルール

    ・直接参加の申し込みをしていない第三者を参加させること、会議のIDを共有することは禁止です。

    ・会議の撮影や録音は禁止です。他の参加者の発言や情報を無断で公開することも禁止です。

    ・会議中はZOOMアプリケーション内で「ビデオを開始する」をクリックして、ご自身の映像の共有をお願いいたします。席を離れるときなど一時的にオフにして頂くのはかまいません。

    ・グループディスカッションでは、参加者それぞれが発言できるように配慮をお願いします。各ディスカッション後に各グループの代表の方に発表をお願いします。

    ・相手の意見を頭ごなしに否定する、また、特定の団体や宗教の宣伝を行うことはしないでください。

    ・その他、会の進行を妨げるような行為、他の参加者を害するような行為はしないでください。

    ※主催者が判断した場合は、退出をお願いすることもあります。

    厳しい状況が続いておりますが、皆様の健康と安全を願っております。会にてお会いできるのを楽しみにしております。

    参加者紹介

    Ø 山口 広 弁護士

    第二東京弁護士会所属。全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長、元日弁連消費者問題対策委員会委員長。東京共同法律事務所所属。宗教法学会会員。宗教と社会学会会員。

    『検証・統一教会―霊感商法の実態』(緑風出版)、『カルト宗教のトラブル対策―日本と欧米の実情と取り組み』(教育史料出版会)等カルト宗教問題を扱った執筆多数。

    Ø 齋藤 篤 牧師

    日本キリスト教団深沢教会(東京都世田谷区)牧師。10~20代にかけてエホバの証人1世として活動。断絶後クリスチャンとして歩むようになり、2006年に牧師となって以来、静岡、ドイツの教会で働き、今日に至る。妻は元エホバの証人2世。脱エホバの証人後のプロセスにおける1世と2世の違いを実生活で経験しつつ、そのためになにをすることができるかを日々模索している。最近はエホバの証人2世問題こそがエホバの証人問題の中核であると確信し、講演や研修会の機会を持っている。

    Ø あとむ(司会進行)

    30代会社員。母親と姉2人が熱心なエホバの証人現役信者。5歳頃から教団活動への参加を強制され、抵抗したことにより母親から日常的に身体的虐待を受け、11歳頃まで教団活動に参加したトラウマ経験を持つ。自身が成長してからは頭ごなしに反対するのではなく、家族として母親との対話を繰り返してきたが、自身が受けた身体的虐待が広く行われていたこと、世界中で教団の指示により児童性的虐待が組織的に隠ぺいされてきた事実を認識。教団のネガティブな真実に一切耳を貸さず、家族の声よりも教団の指示を盲目的に優先する母親との決別を決意。山口弁護士の協力により、自らの経験の詳細とともに教団への改善申し入れや行政庁への報告を行っている。

  • 「カラーバールーペ」を使ったら本や表が読み取りやすくなりました

    「カラーバールーペ」を使ったら本や表が読み取りやすくなりました

    私は数字などがずらーっと並んでいる表や資料の読み取りが苦手で、頑張って読み取ろうとしてもしばしば誤って別の行に目線が移ってしまうため、これまでは他の紙を当てて読み取ってみたりしていましたが、四苦八苦している私を見て、友人がこんなツイッターを教えてくれました。

    私も、本を読んでいる時に、頭に入らないまま数行通過してしまっていることもありますが、「リーディングトラッカー」の場合ですと、前後の文章が見えなくなるため、直前の文章を忘れてしまった場合にまたずらして見直さなければならなさそうなのと、品切れ中だったので、私はこちらのスレッドのリプで出てきた「カラーバールーペ」を購入してみることにしました。

    色は、アマゾンのクチコミを見てピンクに、サイズはA4サイズ短辺と同じ長さの21cmにしたのですが、買って良かったです。

    カラーのラインのおかげで一行一行が読み取りやすくなり、「あれ??今、どの行を見ていたんだっけ?」ということがなくなりました。さらに文字の大きさも2倍になるため、細かい文字が読みやすいです。私のように、老眼になり始めた方にも嬉しい商品だと思います。

    なお、形はかまぼこのような半円形のものですので、使用上の注意として「太陽を直接見ないでください。大変キケンです」といったことがパッケージに書かれていました。事故を防ぐために、使用前に一通り目を通したほうが良いと思いました。

  • エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)が開催されます

    エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)が開催されます

    今年(2020年)6月6日土曜に「エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)」が開催されます。

    私は現在は宗教問題とは距離を置いておりますため参加いたしませんが、当サイトにて長くやり取りをさせていただいております、SAKURAさんよりご連絡いただきましたので、告知させていただきます。以下、案内状の転載です。

    今回、SAKURAさんは「あとむ」さんというお名前で出席されます。


    エホバの証人2世の問題を考える会(第一回)

    親がエホバの証人で自分も活動に参加した経験がある方、今も苦しんでいる方。集まって、何ができるかを一緒に考えてみませんか?匿名(ニックネーム)での参加で OKです。

    統一教会などのカルト問題に関する書籍執筆やメディア出演経験のある山口広弁護士、自身も元信者であり現在牧師としてエホバの証人問題に向き合っている斎藤牧師、エホバの証人信者である母親の教育により幼少時のトラウマ経験を持つ会社員あとむ氏(仮名)。
    様々な立場から、エホバの証人の何が問題なのか、現在も問題はあるのか、そして今何ができるのか、を共に考えようという企画です。

    日時:2020年6月6日(土曜日)14時00分 ~ 15時30分
    場所:オンライン開催(詳細はメールにて参加の連絡を頂いた方にお知らせします)
    江東区文化センター 第 1 研修室(研修棟 3 階)
    〒135-0016 東京都江東区東陽 4-11-3

    第一回を上記日程で行います。関心のある方ならどなたでも参加自由です。ただし、自説に固執して止まない方、特定の宗教や団体の宣伝を行う方、会の情報を無断でネットに流すなどの迷惑行為を行う方は参加しないでください。(本イベントも特定の宗教や団体の宣伝や勧誘を行うものではありません)

    過去の愚痴を言い合ったり誹謗中傷を行ったりする会ではなく、現在の被害者を減らすために何ができるかを考える会です。

    参加希望の方は以下のメールアドレスまでお知らせください。

    • 連絡先メールアドレス:jw.kangaerukai@gmail.com
    • 件名:2020 年 6月 6日考える会参加希望
    • 本文:可能な限り、以下の項目を入れてご連絡ください。
      ニックネーム(必須)・性別・年代(10 代、40代、等)・本イベントに興味を持った理由

    ※ 上記情報はご本人の了承なく外部や他の参加者に開示することは絶対にございません。

    追記情報(2020年5月4日)
    ① 開催方法について
    緊急事態宣言が出された現在の状況の中で参加者の方の安全を優先するため、 6月6日の会を対面での開催ではなく、オンライン(ZOOM)で開催することに致しました。

    • お手持ちのパソコンやスマートフォンから参加が可能です。ご自身の回線契約の内容によって通信料が発生しますのでご注意ください。
    • 参加費は無料とします。弁護士の方含め無償の協力によって成り立っています。
    • 会議へのアクセスの詳細やパスワードは、メールで参加のご連絡を頂いた方のみにお送りします。詳細をご連絡するため、参加される方は5月29日までにご連絡をお願い致します。
    • アクセスにあたっては事前に、ZOOM のホームページ(https://us04web.zoom.us/)から、お持ちの端末に「ミーティングクライアント」アプリケーションのダウンロード(無料)が必要となります。余裕を持ってご準備ください。
    • 会議中は ZOOM アプリケーション内で「ビデオを開始する」をクリックするとお手元の端末のカメラからご自身の映像が他の参加者にも共有されます。差し支えなければクリックしてください。マスク姿等、顔を隠して参加することも可能です。顔を覆う場合、奇抜なもの、他の参加者に不快感を与えるようなものは避けてください。

    ※以前、任意でカンパのお願いをする可能性について言及しておりましたが、カンパは頂かないこととしました。

    ② 連絡先のメールアドレスについて
    主催者である私の誤りで、当初の案内に記載しておりましたメールアドレスが「.」 (ドット)とすべきところ「-」 (ハイフン)となっておりました。案内の記載は既に修正しておりますが、修正前のアドレスに連絡をされた方はお手数ですが、メールの再送をお願い致します。
    正しくは以下のアドレスです。ご不便とご迷惑をおかけし誠に申し訳ありません。
    jw.kangaerukai@gmail.com

    厳しい状況が続いておりますが、皆様の健康と安全を願っております。会にてお会いできるのを楽しみにしております。

    参加者紹介

    • 山口 広 弁護士
      第二東京弁護士会所属。全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長、元日弁連消費者問題対策委員会委員長。東京共同法律事務所所属。宗教法学会会員。宗教と社会学会会員。
      『検証・統一教会―霊感商法の実態』(緑風出版)、『カルト宗教のトラブル対策―日本と欧米の実情と取り組み』(教育史料出版会)等カルト宗教問題を扱った執筆多数。
    • 齋藤 篤 牧師
      日本キリスト教団深沢教会(東京都世田谷区)牧師。10~20 代にかけてエホバの証人1世として活動。断絶後クリスチャンとして歩むようになり、2006年に牧師となって以来、静岡、ドイツの教会で働き、今日に至る。妻は元エホバの証人2世。脱エホバの証人後のプロセスにおける 1 世と 2 世の違いを実生活で経験しつつ、そのためになにをすることができるかを日々模索している。最近はエホバの証人2世問題こそがエホバの証人問題の中核であると確信し、講演や研修会の機会を持っている。
    • あとむ(仮名)
      30 代会社員。母親と姉 2 人が熱心なエホバの証人現役信者。5 歳頃から教団活動への参加を強制され、抵抗したことにより母親から日常的に身体的虐待を受け、11 歳頃まで教団活動に参加したトラウマ経験を持つ。自身が成長してからは頭ごなしに反対するのではなく、家族として母親との対話を繰り返してきたが、自身が受けた身体的虐待が広く行われていたこと、世界中で教団の指示により児童性的虐待が組織的に隠ぺいされてきた事実を認識。
      教団のネガティブな真実に一切耳を貸さず、家族の声よりも教団の指示を盲目的に優先する母親との決別を決意。山口弁護士の協力により、自らの経験の詳細とともに教団への改善申し入れや行政庁への報告を行っている。

    SAKURAさんが弁護士と相談し文化庁と教団に対して、もうこれ以上子供たちを傷つけないでほしいとの改善の申し入れを行った際に、虐待の事実を文化庁へ報告した「報告書」を以下のエホバの証人2世の体験談として掲載しましたので、併せてご覧ください。

  • 脱会して今年で20年。未だに洗脳の影響で苦しんでいますが、夢に向かって進んでいます

    脱会して今年で20年。未だに洗脳の影響で苦しんでいますが、夢に向かって進んでいます

    今年でエホバの証人を辞めてから20年、エホバの証人の教えがおかしいことに気が付いてからは約30年が経過しました。

    最近は友人の勧めもあって、あちこち出かけてみたり、ユーチューブでAKB48や乃木坂46といったアイドルたちのダンスを見て「可愛いな~♡」と癒されたり、お笑いを観たり、これまで人のためばかりにお金や時間を使ってきたことを反省して、自分のために使うようにしたりして、かなり低空飛行から脱出してきました。

    それでも令和2年になっても、寝ている時には信者時代の記憶が蘇ってくることがあり、夢の中で迫害を受け拷問を受けて殺されるという場面が出てきて、心臓がバクバクしながら飛び起きたりしています。

    「自分たちだけが正しい。他の意見、考え方は間違っている」という教理もいまだに自分の言動に影響を及ぼすことがあり、最近も変な正義感から相手を攻撃してしまい、落ち込むこともありました。
    相手の方は非常に大人な方だったので、許してくれたので良かったのですが、まだまだエホバの証人の教理に支配されている自分にうんざりすることがあります。

    それでも、「自分の子ども時代のように、死なないように生きることが大変な子どもたちのための役に立ちたい」という思いはますます強くなり、温かい食事を必要としている子どもたちに、場合によっては無償で食事を提供することも可能な飲食店をやりたいという夢に向かって昨年から動き始めました。

    だれでも受講さえすれば取得できる「食品衛生責任者」の資格を取り、料理の練習をし、飲食店の会社で事務のアルバイトを始めました。

    料理はもともと好きですが、とにかくボーっとしているので、りんごを切っていただけで指先をほんの少しですが切り落としてしまったり、こんろに布巾がかかっていることに気が付かず火を付けてしまい、布巾を燃やしてしまったりと、事故が絶えません…(>_<)

    事務のアルバイトも、色々やらかしていて、会社の人の寿命を縮めている感じです。
    でも半年位経った今でもとりあえずクビにはならずに働かせていただいています。

    接客のほうも再びできるようになりたく、単発の仕事だったら何とかなりそうな気がしたので最近タイミーに登録しました。

    保育の仕事も続けていますが、年の離れた妹のお世話と保育の仕事を合わせて20年間位子どもたちを抱っこし続けた左腕は、昨年の秋頃から「胸郭出口症候群」になってしまい、あまり長時間抱っこをすることができなくなってしまいました。
    たまに右腕や脚もしびれるようになり、さらに最近は老眼も始まってしまい、色々とボロボロですが、たとえボロボロでも元気に働く私の姿を見てもらい、「あと一日だけ生きてみよう」と思っている子どもたちの生きる力になれたらと願っています。

    私は宗教問題を考え始めると落ち方がひどいため、これからは自分自身のためにも周りの人たちのためにも、宗教問題はあまり考えないようにしようと思っています。
    宗教に関係なく、今生きることが大変な子どもたちが、生きることをあきらめずに済むような温かい食堂、しかも利益を出しながら長く続けられる食堂をオープンさせる夢に向かってこれからも邁進していこうと思います。

  • ご連絡

    ご連絡

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  • 初めて座禅をしました

    初めて座禅をしました

    初めての座禅

    先日、友人に薦められて初めて座禅をしました。
    Maayaさんのようなパニックを起こしやすい人は、座禅をして囚われた心を解きほぐすのがいいよと、友人は言いました。

    「集中力がつくようになればいいなあ。パニックになりにくくなれたらいいなあ」と思いながら参加しました。

    今回参加したお寺は初心者にも入りやすいところなのですが、参加している最中は、「足が痛いなあ…」「今夜の夕食、何を作ろう…」「お坊さんのお話、早く終わらないかなあ」(失礼!)と雑念だらけで、「やっぱり私には座禅は向いてないかなあ…。もう今回限りでやめようかな」と思っていました。

    ところが、帰宅する際にはだんだんと気分が晴れて足取りが軽くなりました。帰宅してからは、さらに頭がすっきりしてきて、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と溜まっていた雑務を整理することができ、やるべきことを絞ることができたので、普段よりも作業が順調に進みました。

    今回初めて座禅を体験して嬉しかったのは、たとえ自分の心と向き合う時間が長くても、幼少期から溜まっていた怒りの感情が湧いてこなくなっていることに気が付いたことです。

    以前は怒りの感情を抑えられませんでした

    私はヨガを始めて十数年になりますが、最初の数年間はヨガをするとなぜかイライラとし、「おかしいなあ…。本来はヨガをすると穏やかな心を手に入れられるはずなのに、なんで私はヨガをする度にイライラするんだろう…?でも筋肉が伸びて気持ちいいし、柔軟性や筋力アップに良さそうだから、スポーツとしてこのまま続けよう」と思いながら続けていました。
    ヨガを始めて数年間は、動きの大きなポーズの時はスポーツ感覚でできていましたが、静かに座るポーズの時間は本当に嫌いで、よく一時退出していました…。(先生、ごめんなさいm(__)m)

    ヨガを始める前は、護身術を習っていたのですが、受講生仲間に「何かありました?殺気がすごいですね…」と言われてしまう位、怒りの感情がブワーっと出てきてしまう時もありました。私はその頃も普段はニコニコしていて穏やかな感じだったのですが(自己申告制)、スイッチが入るとそれまで溜まっていた怒りが爆発してしまっていました。

    私のような過去を持つ人は、怒りを出していく作業も大事だとは思いますが、怒りの感情を抑えられない自分に困惑していました。

    自分の意思で座禅に参加できるまでに

    そういった過去に比べたら、年月はかかりましたが随分と穏やかになり、自分の意思で座禅に参加できるようにまでなったことは、私としては大きな前進です。

    座禅をした夜は、習った呼吸法をしながら布団に入ったところ、ぐっすりと眠ることができました。しかも、今回参加した座禅だったら、参加者を覚える必要がないので、人の顔を覚えるのが苦手な私でも楽な気持ちでまた参加できそうです。

    座禅は一人でもできるそうですが、私は一人でできるほど意志が強くないので、しばらくはお寺の座禅に参加してみようかなと思っています。

    ちなみに、友人は以下の警察モノの小説を読んで座禅の良さを知ったそうです。座禅とはかけ離れたジャンルなので不思議でしたが。

    この小説の中で、次の言葉が印象的でした。

    「どんな心の闇も、人が自分で作り出すものです。自分で作ったものなら、自分で晴らせぬわけがない。」

    私の心の闇は教団に作られた面もあるとは思いますが、それでも自分の意思で自然消滅したわけですし、いつまでも変えられない他人(=教団)のせいにして悩んでいても自分が幸せになれるわけではないので、自分で自分を変え、自分の心の闇を晴らしていきたいと思います。

  • エホバの証人は献血も禁止されていました

    エホバの証人は献血も禁止されていました

    献血しようと思いましたが、今のところ私には無理のようです

    いつか献血をしようと思い続けていて、今年に入ってから2回、献血ルームに行ってみたのですが、2回とも「血管が細いため、ちょっと厳しいですね。。。せっかく来ていただいたのにすみませんが今日はやめておきましょう」と断られてしまいました(>_<)体調を万全に整えてから行ったのですが、残念…。

    過去に輸血をしたことがある人や、一定期間内に特定の国に行ったことがある人、その他様々な条件に当てはまる人は献血できないようで、それらの条件はすべてクリアしていたのですが、まさか血管の細さで断られるとは思っていなかったので、びっくりしました。

    ちなみに私は血管が細いだけで、身体は健康的(?)な体形です…(^^;
    割とそういう方はいらっしゃるようで「時間帯や季節によっても変わってくるので、良かったらまたお越しください」と言われたので、期間をしばらく空けてから再チャレンジしようかなと思います。

    エホバの証人は献血も禁止されていたことを思い出しました

    ご存知の方も多いと思いますが、エホバの証人は輸血が禁止されています。
    もし教えに背いて輸血をした場合はその信者は「断絶した」とみなされ、信者たちから徹底的に無視をされ、ハルマゲドンで滅ぼされることになっています。

    先日、献血しようと出かけたけれどできなかった話を、エホバの証人とは無関係の友人に話したところ、「そういえばエホバの証人だった頃は献血も禁止されていたの?」と聞かれました。
    友人にそう聞かれて、そういえば献血はどうだったっけ?当然禁止のはずだけど、きちんと調べてから答えないと…と思って公式サイトを見てみました。

    サイトには「『血​を​避ける』こと​に​は,輸血​を​受け入れ​ない​こと​と,献血​し​たり​ 自己血​を​輸血​用​に​貯蔵​し​たり​し​ない​こと​も​含ま​れる,と​エホバ​の​証人​は​理解​し​て​い​ます。さらに,神​の​律法​に​対する​敬意​ゆえ​に,血液​の​四つ​の​主要​成分(赤血球,白血球,血小板,血漿)を​受け入れ​ませ​ん。」との記述があったので、献血も禁止されているようです。

    この教理についても教団は責任回避のためか、「禁止しています」とは書かずに「…と理解しています」という卑怯な書き方をしていました。

    私はものみの塔の教理にあまり興味がなかったため、献血が禁止事項にあったかどうかすっかり忘れていましたが、今回調べてみて、禁止されていることを確認しました。まあ、エホバの証人の禁止事項はローカルルールもあるため、あまりにも多すぎて覚えきれませんが。

    エホバの証人は「血液分画」を受け入れても問題ないようですが…

    教団の公式サイトでは、エホバの証人は「血液​分画」なら受け入れても問題ないと受け取れる書き方をしていました。そのため、血液分画を受け入れる信者さんもいるようです。

    そのことを友人に伝えたところ「それっておかしくない?もともと血液分画は、エホバの証人以外の方々が献血をしたことによって作られるものなのに。自分たちは献血はしないのに、恩恵だけにはあずかっているってことだよね?」と言われてしまいました。もっともな主張なので、私は何も言い返せませんでした。

    輸血拒否によってエホバの証人の子どもが亡くなってしまった大ちゃん事件については本を読んだことがあり、色々と思うところはありましたが、エホバの証人が献血をしないことについてはこれまで特に何も考えたことはありませんでした。
    しかし友人に指摘されて、「確かにもらえるものだけもらって、自分たちは一切提供しないというのは、おかしいよなあ…」と残念な気持ちになりました。

    ちなみに献血ルームのスタッフの方々はとても丁寧に対応をしてくださり、献血できなかった私にも最後まで笑顔で見送ってくださいました。
    献血ルームには複数の献血者の方々がいらっしゃったので、人々の善意によって多くの方の命が救われているんだなあとしみじみ思いました。

    大ちゃん事件について参考になるサイト:エホバの証人研究「輸血拒否 – 1985年大ちゃん事件

  • 過去の失敗体験から学んだ、自分にできる対策

    過去の失敗体験から学んだ、自分にできる対策

    私は低空飛行モードに入ると、普段できていることができなくなってしまうことがあるので、備忘録として、過去に失敗したエピソードと感じたこと、自分にできる対策などを今後のために(&老後のために?)書いておこうと思います。

    動物園で出口にたどりつけなくなりかけた時のこと

    以前、かなり広くて複雑な動物園に、友人の子どもと一緒に出掛けたときのこと。
    夕方、閉園時間が迫ってきたので、帰ろうと思ったのですが、出口がどこなのか分からず、スタッフの方に聞いてみました。で、教えてもらった道を歩いたつもりだったのですが、なぜかまた同じところに戻ってきてしまったので、もう一度同じスタッフに道を聞きました。

    その時、すでに私は不安モードに突入していたのと、「閉園までに何とかここから出ないと」と焦っていたので、説明が頭に入って来ず、「すみません、私は説明を理解するのが難しいので、この子に説明してもらえませんか?」と子どもを前に出したのですが、スタッフの方はそのまま私に説明を続けました。まあ、その子はまだ幼児だったので、当然ですが…(^^;

    丁寧に説明を繰り返してもらったので、「今度こそ何とかなるかな」と思って歩き出したのですが、何とかならず、また同じ場所に戻ってきてしまいました。そして「今度こそ!」と思って歩き出し、ある分岐点でその子が「こっちだよ!」と手を引っ張って教えてくれたので、無事に出口までたどりつきました。その子がしっかりした子で本当に良かった…。

    で、後から振り返ったら、普段よくやっているように、説明を聞きながらメモを取れば良かったんだと気が付きました。なぜか肝心な時にこのメモを取る、または相手の人に紙に書いてもらうという方法を思い出せなくなってしまいます…(>_<)

    道を教えてもらってもたどり着けないことがよくあるので、今度からはメモ帳とペンを手に持ってから道を聞こうと思います。

    私にとってはハードルの高い「初めての日帰り温浴施設に一人で行くこと」

    少し前のこと、低空飛行モードからかなり脱却してきた感じだったので、私にとってはちょっとハードルが高い「初めて行く日帰り温浴施設に一人で行ってみる」ということに挑戦してみました。
    ちなみに、すでに行ったことがある施設や小さな施設、友人と一緒の場合は、さほど困難を感じませんが、大きめの施設で初めて一人で行く場合には、「一人なのに、迷子になったらどうしよう」とか心配し始めるため、ものすごく緊張します。

    事前に、その温浴施設のサイトに載っていた交通アクセスや営業時間、お風呂の種類や施設内にある設備、よくある質問など全部のページを読み、クチコミサイトも読んでから、「これだけ時間をかけて予習したから、大丈夫だろう」と思って行ってみたのですが、結果は惨敗でした。

    まず、入口を入ってすぐチケットの購入方法が分からず少し不安に。店員さんに説明してもらい、無事にチケットを購入できたまでは良かったのですが、靴のロッカーのカギを預けなければいけなかったので、「え…?」と予想外のシステムに戸惑い、さらに「施設内のマップはありますか?」と聞いてみたところ、ないということだったので、不安が一気に高まりました。

    店員さんは丁寧に浴室の場所などを説明してくださったのですが、集中して話を聞くことが難しくなることがある私は「あれ?今、店員さん、何て言ったっけ??でも何度も聞き返したら悪いから、ま、いいか。」と思いながらももう一度「マップはありませんか?」と聞き、ないというお返事をもう一度いただきました…(^^;
    私は「…。分かりました。がんばります。」と答えて、勇気を振り絞って施設内へ。

    どうして施設内に入るだけでそんなにエネルギーが必要になったのかというと、「マップがないから、自分の目で見て位置関係や状況を判断し、色々な場所を覚えなければいけない」と思ったことと、お客さんが多く小さなお子さんもいたので、「ぶつからないように歩かないと」と緊張し始めたこと、そして目に飛び込んでくる情報量がすごかったからです。
    あちこちにエステやマッサージのメニューや、季節のお薦めメニューの宣伝文句、温泉やマッサージの効果などが大きく掲げられていたため、頭の中が混乱し始め、「なんでいきなりこんなにハードルの高い店舗を選んでしまったんだろう」と後悔しました。

    「無事にこの施設から出てくることができるかな…?まずは色んなものの位置を覚えよう」と思って、施設内を何度もぐるぐると歩いた後、「不審者に思われるかもしれないから(手遅れかもしれないけど)、確認するのはもうやめよう。一度頭の中を整理するために、休もう」と思って、休憩スペースに座り、友人に今自分が混乱していることをメールで伝えました。

    それから深呼吸をしながら「落ち着け、自分。大丈夫、大丈夫。ただお風呂に入って出てこればいいだけなんだから…」と言い聞かせていましたが、一度不安モードに突入するとどんどん落ち始める私は、「周りの人たちはリラックスしてこの空間を楽しんでいるのに、なんで私だけこんなに不安になって、浴室に行くことすらできないんだろう?あ~、こんなことになるなら友人と一緒に来れば良かった…」と情けなくなり、涙が出てきました。
    泣いているところを人に見られたくなかったので、壁に向かって並んでいるコイン投入式のマッサージチェアに移動し、マシンにマッサージされながらさらに泣いていました…。何やってんだ、自分。

    で、何とかその後浴室に行き、温泉に入ることはできたのですが、温泉に入っても不安モードから抜け出せなくなってしまい、「あれ?ロッカーのカギどこだっけ?あ、手首にあったか!あれ?めがね、めがね…。で、タオルはどこに置いたっけ?」と普段以上におろおろ…。リラックスどころではありませんでした(>_<)

    お風呂の種類はたくさんあったのですが、半分位は入れたので「今日のミッションはこれでクリアということにしよう…」と思って帰ることに。何とか退館手続きのところまで行ったのですが、脳の疲れがピークに達していた私は、係の人に「帰ります!」とぶっきらぼうに言ってしまい、さらに自己嫌悪に…。頭痛と腹痛を抱えながらなんとか帰宅しました。

    無事に帰宅できた途端、「あれ?よく考えたら、かなりシンプルな構造だったよなあ。だからマップを作るほどのことではないのか…」と納得しました。でも、もしできたらパンフレットは作るほどではないにせよ、館内の壁にでも、簡単な案内図があれば、私のような人にはすごく助かるんだけどなあ…とも思いました。
    お風呂自体は綺麗で、口コミ通り良い施設でしたが、私はまた自信を失ってしまい、その日は布団に突っ伏していました。

    ハードルの低そうな「日帰り温浴施設」にチャレンジしました

    それでも温浴施設に一人で行けるようになりたくて、別の温浴施設に行こうと再チャレンジしました。(ちなみに心が元気だった頃は、もっと普通に一人で行くことができていました)

    ネットで、落ち着いた雰囲気の温浴施設を見つけたので、そこに行くことにしました。その時もあらかじめ公式サイトのすべての説明文と、口コミサイトをじっくり読んで予習してから、「ここなら大丈夫かも」と思って行ってみました。

    その施設のページには、初めて利用する人向けに施設の利用の流れが書いてあったので、比較的スムーズに利用できそうな予感がしていました。
    入館手続きの際、「マップはありますか?」と聞いたところ、希望者のみに渡しているマップを下さったのですが、残念ながらそのマップの文字はとても小さく、まだ老眼ではない私がぎりぎり読めるサイズの文字でした。しかも、休憩所に置いてある椅子など細かな部分までびっしりと載っていたため、私はあまり読む気になれませんでした。

    そこで、「自分で歩いて簡単なマップを作製しよう!」と思い、紙に簡単な地図を書いて、全体の構造を理解してから温泉に入りました。

    ちなみに脱衣所では、コインロッカーのカギと館内での清算に使用するカギを手に、「これ、どうすれば良いんだろう?」としばらく固まっていた私の異変に気が付いた近くにいたお客さんが声を掛けてくださり、カギの説明をしてくださったので、不安モードが一時解除されました。
    あの時の方へ…本当にありがとうございました。

    そして岩盤浴エリアにも行きました。
    薄暗い雰囲気で、ムードは良かったのですが、私は入口の段差に気が付かず転びそうになったので、「もう少し明るければ助かるんだけどなあ。。。今後のために段差の件はメモをしておかないと。よくあちこちぶつかる私にとっては、他にも危険な場所があるかもしれないから、気を抜かずに注意しよう」と、仕事の時と同じくらいのエネルギーを使いながら岩盤浴を利用しました。
    ちなみに段差はさほど危険な感じではなく、他の人は誰もつまずいたりしていませんでした…(^^;

    結局、前回の施設ほどの苦痛は感じませんでしたが、終始緊張していたため、またしても帰る頃には頭痛と腹痛になっていて、無事に帰宅できた時には深く安堵しました。
    帰宅してからは、「今回の施設だったら、利用方法とかを覚えておけば2回目以降はリラックスできそうだなあ」と思ったので、サイトの情報と手元のメモを参考に、パソコン上で施設の利用方法や注意事項をまとめて、保存しておきました。

    「真彩ちゃんは危なっかしいから心配で、先には死ねない」と友人に言われているので、あまりこれ以上心配をかけないよう、少し落ちている状態でも、下降モードから脱却するのに助けになりそうな、一人でも行ける場所を作っておこうと思っています。
    そして私のように、施設内をぐるぐる歩いたり、突然固まったりしている人を見かけた場合には、「もしかしたら何か事情があるのかもしれない」と察知できるようにしていきたいと思います。

  • 新たにエホバの証人2世の方の体験談を掲載しました

    新たにエホバの証人2世の方の体験談を掲載しました

    元エホバの証人2世の信者の「ぴこタロス」さんから嬉しい体験談を「川島真彩からのメッセージ」のコメント欄にいただきましたので、ご本人のご了承を得て体験談のページに掲載させていただきました。

    ものみの塔からの脱会を果たし、幸せになられたご様子は、同じ元2世信者として本当に嬉しく思います。
    これからも、ものみの塔からの脱会を願う方々がご無事に脱会をされ、ご自身の心の声に合う人生を歩まれることを願っています。

  • 威力がすごい!催涙スプレー事件(?)

    威力がすごい!催涙スプレー事件(?)

    私はいつも防犯ブザーと催涙スプレーを持ち歩いているのですが、初めて催涙スプレーを買ったのは10数年前のこと。

    深夜のドン・キホーテで友人と一緒に、唐辛子の成分を使用した催涙スプレーを購入したのですが、会計の際に使い方をレジの店員さんに聞いてみました。すると、ご親切に「室内では絶対に試さないでくださいね。ここをこうやって。。。(プシュッ)」とドンキの店内(室内)で実際に下に向けて軽く1プッシュだけ噴射してくださいました。。。

    レジの周りは阿鼻叫喚の地獄絵図となりました。

    店員さんと友人は「ゲホゲホ」状態。私は速攻で遠くに逃げ(逃げ足だけは速いのです(^^;)、後ろに並んでいたサングラスをかけた怖そうなお兄さんとその彼女も「ゲホゲホ」と催涙スプレーにやられていました。

    店員さんは急いで売り物の扇風機を持ってきて、風でこの催涙ガスを飛ばしてくれ、ようやく普通に呼吸ができるようになったのですが、「これを顔にまともに当てたら本当にすごいな…。」と思いながら購入しました。

    幸い、購入後に特に怖い目に遭ったことはありません。でも、時々「まだ中身は残っているかなあ…」と誰もいないところでスプレーして試しているうちに、中身を使い切ってしまいましたので、今はネットで購入したこちらのスプレーを持ち歩いています。試しに1プッシュしてみましたが、こちらもすごかったです…。手にもすっぽり収まるサイズ、可愛いデザインで気に入っています。


    防犯催涙スプレー ボディプロテクト

    ただ、残量が分からないので、いつか残量が分かる&使用可能期限が記載されている催涙スプレーが販売されたらいいなと思っています。私は心配性なので、揮発性で徐々に中身がなくなっていくのかな、ずっと使わずにいたら固まってしまうのかな、まだ使えるか試しにスプレーしてみよう、とか考えてしまうので…(^^;

  • 様々な勧誘を断ってきた方法色々。

    様々な勧誘を断ってきた方法色々。

    忌避問題の続きを書くつもりでしたが、どうしても文章が書けないので、先にJWとは無関係の記事を…。

    元バイト仲間から突然連絡が来て、ネットワークビジネスに勧誘されそうになりました

    先日、ものすごく久しぶりに元バイト仲間の方から突然ランチのお誘いメールが来ました。
    私は「突然、どうしたんだろう?もしかしたら友達がいなくて寂しいのかなあ。。。」と心配になって、ランチに行くことにしました。
    で、結論から言うと、ネットワークビジネスのお誘いでした…(>_<)

    レストランのテーブルについて間もなく、私が「最近、何をされているんですか?」と聞いたところ、その方は堂々と「ネットワークビジネスをやっています」と答えました。ターゲットにするために私をランチに誘ったとすぐに気が付き、「ネットワークビジネスって、インターネット関係のお仕事ですか?」と、とぼけた質問をしてみました。
    その後、ネットワークビジネスというものについてご自身に説明をしてもらってから、「私はそういうのは興味ないです」と言い、あとは話がそっちの方向に行かないように、好きな食べ物の話とか、お互いのこれからの夢などについておしゃべりしました。

    ランチの後半、「私はこれからぜひ川島さんと一緒に仕事ができたらと思っています!」と熱く言われてしまいましたが、「ごめんね、そういうの、本当に興味ないんで」と断り、「少しだけでも話を聞いてほしいのですが…」と2件目に誘われそうになったので、「ごめんね、これから用事があるから。お互い、夢に向かってがんばりましょう!」と言って逃げてきました。

    本当は「このままだと友達をなくしてしまいますよ。そういうのは組織の上の方が儲かる仕組みになっているんだから、今からはじめても搾取されるだけですよ。」と言いたかったのですが、あまり人間関係を壊したくなかったので、笑顔で別れました。
    それほど親しいというわけでもなかった私にまで話を持ち掛けてきたということは、すでにその方の周りから人が引いていっている可能性もありますが、元々情に厚いタイプで、親切な方だっただけに、ご自分で早く気が付いてと願わずにはいられません。

    私は色々とはまりやすい性格で、過去にスピリチュアル本に心酔していた時期には、人に本を強引に貸したり、スピリチュアル本に書いてあった言葉をそのままカードに書いて配ったりしていました。何やってんだ、自分。
    まあ、そういうイタイ黒歴史はあっても、子どもの頃から色々な本を読んできたおかげで、ビジネスに関しては別枠として捉えているのと、知人が多数集まる場所が苦手なため、儲かる系の集まりは行きたくなくなってしまうので、ネットワークビジネスに勧誘されることもないのですが。

    今回ネットワークビジネスのターゲットにされたのはショックでしたが、そういえば子どもの頃から、色々と勧誘はうまく断ってきたなあと思い出しました。

    小学生の時、玄関に居座った勧誘者に対して、時間を計って帰ってもらいました

    小学生の時、自宅に何かの教材の勧誘の人が来たのですが、「うちは結構です」と母が断っているのに、その人は勝手に玄関に教材を並べ始め、居座って説明を始めました。
    私は、母がうまく断ることができないでいるのをじれったく思いながら見ていましたが、勧誘者が「3分だけでいいので、話を聞いてください」と言ったので、私は「はい、じゃあ3分計ります」と言って時計を持ってきて時間を計り、「3分経ったので帰ってください」と言って帰ってもらいました。

    小学生の時、教材の営業に来た営業マンに、学力に不安がないことを自分で思いっきりアピールして断りました

    同じく小学生の時、何かの教材の勧誘の人がうちを訪ねて来て、「お子さんの学力に関するアンケートを保護者の方に取っています」と言ったのですが、母は「ちょっと忙しいので、代わりにこの子でもいいですか?」と私にアンケートへの記入をさせました。

    アンケート用紙には「お子さんの学力への不安はありますか?」「お子さんの成績を上げたいと思いますか?」などの質問が並んでいましたが、私は「絶対に勧誘するスキを与えないぞ!」と思い、勧誘できないように「不安は全くナシ」「学力は今のままで十分満足」といった回答にしました。期待通り、営業マンの方はすぐに帰ってくださいました。

    10代後半の頃、友人と一緒にいた私に繁華街で声を掛けてきた怪しい男女への対応

    10代後半の頃、ギャルっぽい友人と一緒に繁華街を歩いていた時に、何かの勧誘とおぼしき男女が私たちに親しげに話しかけてきました。「君たち、友達同士なの~?なんか、全然雰囲気違うね~」と。余計なお世話ですが。
    その二人組からはチラシを渡されて、何かに協力してほしいといった内容のことを言われました。

    その話し方がうまかったこともあり、一緒にいた友人は「うん、話だけなら聞こうかな」と付いていきそうになってしまったので、私はとっさに「あ~、私、昔こういうバイトやったことがあるんですよね」と言ってみたところ、二人組の態度が急に変わって「あ、じゃあいいです」と言って、私たちの手からチラシを奪い取って逃げていきました。

    「今の、何?」とぽかんとしている友人に、私は「今の、もしかしたら怪しいかもと思って、試すためにそう言ってみたんだ。もし怪しい商売だったら逃げるだろうし、ちゃんとした商売だったら、逃げずにきちんと話ができるだろうから」と説明して友人に理解してもらえました。
    ちなみにこの時は私が友人を助けましたが、ボーっとしていることも多い私は、その同じ友人に別の場面では助けてもらってもいます。

    勧誘者を疑い過ぎて、ケンカ腰で言ってしまったこともありました

    アンケートにご協力ください、とか言ってる人は大体怪しいと思い込んでいた私は、20代の頃、街角で複数で立っていた女性のうちの一人から「アンケートにご協力いただけませんか?」と声をかけられた時、「怪しいの、キター!」と戦闘モードに入ってしまいました。

    首からスタッフカード(?)をぶら下げていたその女性は、私に紙を見せながら「ご年齢は?ご職業はこの中でどれに当てはまりますか?こういった商品は普段お使いですか?」と質問をしました。
    私がその時のアンケート対象者に当てはまっていたので、「お時間30分位かかりますが、アンケートにご協力いただけませんか?あちらのビルの中になります」と言われた時に、「なんでわざわざビルの中まで行かなきゃいけないんですか?この場で答えるのだったら協力しますが!」とちょっとケンカ腰に言ってしまったので、他のスタッフまで来て私を説得しようとしましたが、私は「意味が分かりません!絶対にこの路上でないと、アンケートには協力しません!」と言い放ってその場を去りました。

    後日友人にそのことを話したところ、「多分、それまともなアンケートだよ。図書券とかの謝礼をもらえるやつだよ。色んな企業がその会社に依頼して、市場調査を行なっているんだよ」と聞かされ、「あー、やってしまったー!」と思いました。それからは時間の都合が付く時にはその会社のアンケートには協力するようになり、図書カードなどをいただいています。

    あの時のスタッフさんへ…思い込みが激しくて、説明もろくに聞かずに突っかかってしまい、すみませんでした。

    まあ、これからも色んな勧誘があると思いますが、あんまり突っかからずに、ユーモアのある対応で乗り切っていきたいと思います。

  • エホバの証人時代、忌避をしてしまったことを後悔しています

    エホバの証人時代、忌避をしてしまったことを後悔しています

    以前、忌避の体験談のページにも書きましたが、私はエホバの証人だった子ども時代、教団の教えを守って忌避をしてしまいました。

    当時は子どもだったとはいえ、周りの信者たちの同調圧力に負けて忌避をしてしまったことを、今でもとても後悔しています。
    今回、なぜ私は子ども時代に忌避をしてしまったかについて振り返り、忌避に対して、今だったらどう対応するかについて考えてみました。

    エホバの証人の忌避制度における「排斥」「断絶」「背教者」

    エホバの証人の忌避制度について、先日放送された「 ザ!世界仰天ニュース」の「ある宗教2世の悩み」では触れられていませんでした。主人公の、いしいさやさんは忌避行為を受けていないようですので触れなかったのだと思いますが…
    しかし、エホバの証人問題を考える上で「忌避」は非常に重要かつ問題のある制度だと思います。

    忌避問題についての過去の記事

    信者たちが集まる集会で「○○さんはエホバの証人ではなくなりました」という発表のあった瞬間から、信者たち全員で徹底的にその人を無視、村八分にするという忌避制度を取っているエホバの証人の組織ですが、教団から離れた人全員が忌避されるわけではありません。

    バプテスマ(洗礼)を受ける前に教団から離れた人は、忌避の対象外です。バプテスマを受けてしまった信者でも、徐々に集会や奉仕(布教活動)への参加を減らし、組織からフェードアウトしていく方法(「不活発になる」「自然消滅をする」という言い方をします)を取れば、忌避されずに済みます(教理が変更になる可能性はありますので、現時点での状況です)。

    ただし、教団が定める「罪」を犯して除籍処分(「排斥」と言います)になった場合と、自分から「やめる」と宣言して「断絶」をした場合は忌避されます。また、私のように教団に楯突くようなことをしていると「背教者」として忌避されます。

    教団は、自分たちにとって不都合な情報が信者たちの耳に入らないようにするため、このように組織に対しての疑問を口に出してしまった人や組織の邪魔になりそうな人を排除する手段として、「援助する」「霊的健康を回復させる」ために積極的に近づき洗脳を強めようとしたり、それが無理そうな場合はそうした人を村八分にしています。

    忌避の現在

    「最近の教理はどうなのかな」と思って教団の公式サイトを見てみたところ、以下のような文が掲載されていました。

    悪行を悔い改めない人を会衆から排斥する必要がある場合,「[その人の名前]さんは,エホバの証人ではなくなりました」という短い発表がなされます。説明を加える必要はありません。会衆の忠実な成員たちはそれによって注意を喚起され,その人との交わりを絶つでしょう。

    (教団の公式サイトの「会衆の平和と清さを保つ」より引用)

    このように命令口調ではなく、まるで信者たちが自主的に交流を絶っているかのような書き方をしています。組織は指示は出していないと言い逃れができる、教団お得意の責任回避の文章パターンがここでも見られました。

    昨今、ものみの塔からの脱会者が増えている現状を考えると、忌避という幼稚な集団いじめ行為を信者たちに強制して情報統制をしないと、教団の存在がますます脅かされるという危機感から行っているのでしょうが、このような措置は決して許されない人権問題だと思います。

    現役の信者さんのブログを見てみたところ、現在も「親子でも本当の兄弟姉妹であっても、葬儀や結婚式には勿論主席できないし知らせもしない。親に介護が必要でも、世話をする事もされる事も出来ない。災害の安否確認、援助もダメ。とにかく、親子であろうが、友であろうが、同僚であろうが、徹底的に忌避」という状況だそうです。

    お互いに「兄弟」「姉妹」と呼び合っていた信者仲間をある日を境に徹底的に無視をするなどということは、自然の情愛を持った人ができることではないと思います。しかしとても悲しいことですが、実際にエホバの教えによって自然の情愛を奪われた「霊性の高い」(教団への忠実度の高い)信者たちが、良心の呵責を感じることなく忌避を行なっているため被害を受ける方々が後を絶ちません。

    なお、地域や家庭によって、また教団への忠実度によって忌避の程度は様々で、教理上は忌避の対象であっても、ある程度信者家族と交流をすることができている方もいらっしゃるようです。

    参考資料:エホバの証人の排斥システム

    エホバの証人だった子ども時代、なぜ私は忌避をしてしまったのか

    エホバの証人だった子ども時代、なぜ私は忌避をしてしまったのか、振り返ってみました。

    ある日の集会での発表以降、周りの信者たちが一斉に被害者家族を忌避し始めた際、私はエホバの組織に対して、またこのシステムに対して疑念を抱いていたにも関わらず、周りの信者たちと同様に忌避をしてしまいました。他の信者が見ていない時に、被害者家族に話しかけることすらしませんでした。「もし私がこのご家族に話しかけているところを他の信者に見られたら、母や組織の上層部に密告されるかもしれない」という恐怖があったからです。

    信者たちから徹底的に無視をされていたそのご家族のその後の消息は分かりませんが、どうか精神疾患を発症したり自死をしたりせずに生きながらえていらっしゃることをただ望むことしかできません。集団いじめ行為に加担してしまい、そのご家族に対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

    当時の私は「これは人として絶対にやってはいけないことだよなあ…」と思いながらも、「もし私だけがこの教理を破って、このご家族に話しかけたりしたら、今度は私が忌避をされるかもしれない」という恐怖心から、組織に逆らうことはできませんでした。これはいじめと同じ構造だと思います。「みんなと一緒になっていじめないと、今度は自分がいじめのターゲットになってしまう」という恐怖心です。

    その上、ハルマゲドンの恐怖を植え付けられていたので「この教えを破ったら、エホバに滅ぼされる」とも思ってしまい、この異常な教理を守っていました。

    当時の私には、エホバの証人を辞めることはできなかった

    当時の私には、エホバの証人を辞めることはできませんでした。
    「そんなに教団が嫌いなら、さっさと信者を辞めれば良かったのに。そうすれば忌避だってしなくて済んだだろうに…」と思う方もいるかもしれません。しかし、自分で働いて生きていくことができない子どもにとって、エホバの証人を辞めることは不可能でした。なぜなら「私がエホバの証人を辞めたら、母に育児放棄をされる」という恐怖心があったからです。

    実際、私が子どもの時、熱心なエホバの信者である母に対してあることで抗議をした時、母は荷物をまとめて、私以外の兄弟全員を連れて家を出て行きました。私が母たちを追いかけなかったので間もなく戻ってきましたが、「言うことをきかないと、見捨てるよ」という脅しとしては十分でした。

    エホバの証人の教えは「組織には絶対服従」「信者の子どもは、信者の親に対して絶対服従。ただし非信者の親(やその他すべての非信者)は悪魔サタンに影響されているので悪い影響を受けないように注意するように」といったものなので、そうした教理が染み付いていた母は、子どもが自分に逆らうとどういう目に遭うのか「懲らしめ」ようとしたのだと思います。

    生まれた時から信者の子どもとして育てられてきた私には、以下の過去記事に書いたように脱会が非常に難しい要因が他にもありました。


    次の記事では、私が今も現役であったら忌避に対してどう対応するか、またうちに信者さんが勧誘に来た際、非信者としてどのように忌避について信者さんに尋ねるのか、脱会した今のできる対応について考えてみようと思います。

  • 2/19(火) 「 ザ!世界仰天ニュース」で「ある宗教2世の悩み」が放送されます

    2/19(火) 「 ザ!世界仰天ニュース」で「ある宗教2世の悩み」が放送されます

    来週、2019年2月19日火曜に 、「日本テレビ」の番組「 ザ!世界仰天ニュース」(午後9時00分~10時54分放送)で、「ある宗教2世の悩み」と題して、エホバの証人2世の再現ドラマが放送されるようです。

    内容は以下のようです。


    ある宗教の信者である母親に育てられた娘。
    幼いうちから母親と一緒に、いくつものお宅を訪ね、布教活動を行っていた。
    その教えには、様々な制限があった。
    クラスで応援に参加することは禁止。校歌や国歌を歌うことも禁じられた。
    ずっと母親の言う通りに生活してきた娘だったが、次第にそれが苦しさに変わっていく。
    ほかの友人たちのように”普通のくらし”を手に入れたい…そう思った少女はある行動に出る。その時、母は…。
    番組公式ホームページより引用

    ホームページには宗教名は書かれておらず、恐らくテレビ放送でも出てこないと思いますが、上記のあらすじを見ると間違いなくこれはエホバの証人2世に関する再現ドラマだと思います。

    この娘さんがどのような行動に出たのか気になります。

    昨年は、グアテマラで布教活動をしていたエホバの証人2世の女性信者が殺傷されるという大変痛ましい事件が起きてしまいましたが、エホバの証人の信者の子どもとして生まれてしまった場合、どのような生活を送ることになるのかを多くの方々に知ってもらえるのではないかなと思っています。

    関連過去記事


    ※ 2019/02/20 追記
    番組公式ホームページにあらすじが公開されていましたのでご紹介します。

  • 何も考えずに笑いたい時にお薦めの映画「ジャッジ!」

    何も考えずに笑いたい時にお薦めの映画「ジャッジ!」

    Amazon Prime会員になると無料で観れる映画やドラマがたくさんあると聞き、昨年Amazon Primeに申し込みました。さらに、アマゾンからネットで配信される映画やドラマをテレビ画面で観るために「Amazon Fire Stick」も購入しました。

    新登場 Fire TV Stick – Alexa対応音声認識リモコン付属

    色々な映画やドラマを月額400円で見放題なんて、とても便利な時代になったんだなあとびっくりしました。

    昨年は「この世界の片隅に」と「孤独のグルメ」シリーズの一部を観たのですが、今年は何を観ようか迷っていたところ、友人が「2014年公開の映画『ジャッジ!』がとにかく面白いよ!ストーリーは難しくなくて、何も考えずに笑いたい時にお薦めだよ」と推薦してくれたので観てみました。

    あらすじはこちら。

    世界的にも有数の広告祭に参加することになった新人広告マンが、自社CMのグランプリ獲得を目指して奔走するさまを描くコメディー。名字の読みが同じことからニセ夫婦として広告祭に参加する会社の同僚を、妻夫木聡と北川景子が演じる。

    シネマトゥデイ 」より引用

    で、友人の推薦の言葉通り、ものすごく面白くて、飲んでいたお茶を吹きそうになりました…(^^;
    しかも、前半の伏線が最後に全部回収されるのがすごい!
    映画の中では、実際にカンヌ広告祭で受賞したトヨタのCMが出てきていました。

    何も考えずに笑いたい時にお薦めの映画です(*^^*)

  • 友人に無償で仕事をし続けてきたことを反省中です

    友人に無償で仕事をし続けてきたことを反省中です

    自営業が無償で仕事を請けるということ

    少し前にネットで、プロに無償で仕事を依頼することについて話題になりました。

    私はこれまで数年間、ある友人の子どもを預かってきました。
    保育の仕事を長年やっている私ですが、その友人のお子さんに関しては、1回にあたり長い時間の預かりでも無償で預かっていました。ところが、長期間に渡り預かっても交通費すらほとんど出してもらえない状況が続きモヤモヤが続いていました。
    今年、別の友人から注意を受け、ようやく自分が間違ったことをしていたと気が付きました。自戒の意を込めて、これまでの経緯を振り返ってみます。

    最初は私が「子どもを預かるよ」と言い出したことから始まりました

    その友人と出会った当時、彼女は大変な事情を抱えており、私はとても可愛そうに思い、お子さんを預かることが少しでも助けになりそうだったので、「良かったら今度お子さんを預かるよ。私、保育の仕事をしているから子どもを預かるのは慣れているし大好きだから」と言い預かりました。

    最初は彼女の自宅の近くで預かったのですが、お子さんを預かったことに大変喜んでくれたため、私も嬉しくなって「良ければまた預かるよ」と言い、やがて頻繁に預かるようになっていき、私の自宅でも預かるようになりました。

    お子さんはとても可愛く(もちろん、これまで出会ったどの子どもたちもとっても可愛いです(*^^*))、成長するにつれてどんどんなついてくれるようになり、彼女からは「もう、第二のママだね!私たち、まるで実の姉妹みたいだね!これからも助け合って生きていこう!」と言われて、実際に私のことを助けてくれたこともあり親しくしていました。

    やがてモヤモヤとした気持ちになってくる

    最初の頃は、彼女がご自身がされているサービスを数回無償で提供してくれたり、割引で提供してくれたりしたのですが、お子さんを預かる回数が増えるにつれて、私がただ預かるだけというのが普通になっていきました。(数回お菓子や日用品をくれたこともありました)

    彼女の家はうちからは少し遠いこともあり、一回預かるだけでも私にとってはかなりの負担となる交通費がかかってしまうのですが、「交通費を請求するのも悪いかな」と何も言い出せないままに年月が過ぎていきました。
    正確にはこれまで数回、交通費としてお金をもらったことはありましたが、全て合計してもこれまでの交通費に対してまったく足りない金額でした。

    彼女はいつも「本当にありがとう!!すっごく助かった!!」と満面の笑顔で感謝してくれていたため、私はそれが嬉しくて「また今度預かるね!」と自分から言い、彼女から依頼された時には快く引き受けていました。

    私が何度も長時間(大抵7時間~11時間位、長い時は14時間以上)その子を預かっているのを知っていた周りの友人たちは「それは何か違うんじゃないの?」と注意してくれていましたが、私は「いいの、いいの!私が好きでやっているんだから!彼女はすごく素敵な人だし、子どももすっごく可愛いし!」と、聞く耳を持ちませんでした。

    お子さんの好物を用意してから保育園にお迎えに行ったり、少し大きくなって、うちで預かる際に必要となった子ども用チェアも私が費用を出して購入していました。

    しかし、彼女のお子さんを数年間お世話をするうちに、私は「お子さんはあんなに笑顔で楽しそうに遊んでくれて、彼女もすごく感謝してくれているんだけど、どうして交通費すら出してもらえないんだろう…。私の仕事には価値がないのかなあ…」と自尊心を失うようになっていきました。

    そんなモヤモヤを抱えつつも、「でも、私のことを実の姉妹みたいと言ってくれているし、頭の回転が早くてなんでも器用にこなす彼女は、わたしにとってはあこがれの人だし…。助け合っていこうと言ってくれているから、お金の話は切り出しにくいし…。それに今まで無償でやってきたから、今さらお金を払ってほしいとは言えないし…」と言い出せない日々が続いていました。

    またお子さんが本当に可愛くて、非常によく私になついてくれていたし私もその子が大好きだったことも、「これでお金を請求したら、まるで子どもを利用しているみたいかなぁ…」と悩んで、お金の話を切り出せなかった要因です。(今でもお子さんが夢に出てくる位、大好きです(*^^*))

    彼女は次第に私にご自身のサービスは提供しなくなったとはいえ、私に役に立つと思われる情報を提供してくれたり、悩み相談に乗ったりしてくれていました。はきはきと話す彼女に、私はどんどん依存するようになっていきました。

    彼女はご自分の仕事にプライドを持っていて、思ったことをどんどん発言するタイプだったこともあり、次第に彼女と私の会話は、上司と部下のような感じになることが多くなっていきました。このような関係を続けるうちに、私はどんどんみじめな気持ちになっていきました。

    けれど、ずっとモヤモヤしている原因が自分でも分からず、「もっと子どもを預かれば、このモヤモヤした気持ちも晴れるかな…。彼女は本当に喜んでくれているし、お子さんもすごく楽しそうにしてくれているし」と、自分から進んで子どもを預かるのをやめることはしませんでした。

    私のモヤモヤを感じたのか、彼女が「本当にやりたくてやっているの?」と言った時も、私は「もちろんそうだよ!」と答えてしまいました。

    仕事として保育した場合の金額を計算してみて目が覚めました

    私が自信をなくすようになり、また経済的に厳しいのに無理をして彼女の子どもを預かっているのを観察していた友人が「いくら友人だからと善意でやっていても、保育のプロとしては失格だよ。プロとして仕事をするにあたってこの記事を読んでみて。」と、いくつかのサイト(冒頭で提示しているサイトなど)を勧められました。

    そこには下記のような内容が書かれていました。

    • プロは、友情とビジネスを混同しない
    • 仕事のプロなのに、友人だからとずっと安請け合いをしていると、安い人認定されてしまう
    • タダで依頼された場合は、時間を提供するので本来の仕事が出来ず、金銭的にはマイナスになる
    • 自分の中に「仕事を受ける基準」をあらかじめ作っておくと、いざという時迷ったり、振り回されないで済む

    私がなかなか経済的に安定しない理由の一つがここにあったとようやく気が付きました。またこの数年、落ち込みやすくなっていた要因の一つもここにあったのだと感じています。

    今回、これまで彼女のために費やした時間と交通費、仕事として引き受けていたならもらえていた金額を計算してみたところ100万円台となり、あまりの時間と金額に呆然となりました。

    この金額で目が覚め「これからは無償でサービスを提供しない」と決意してからは急にモヤモヤが晴れていきました。これからは友人だからと安請け合いはせず、自分の気持ちと状況を考えた上で行動していこうと思います。

    その友人にも、これからは無償でお子さんを預かるのはやめると伝えしました。私がどれほど彼女に尽くしたのかわかってもらうために、計算した金額も見てもらいました。
    しかし、伝えなきゃということで頭がいっぱいになり、彼女が疲れているときに、彼女の状態も考えずに話してしまったせいか、彼女との縁はそこで切れてしまいました。

    「エホバのために無償で働きなさい」という洗脳が生きていたのかもしれません

    思い返せば、エホバの証人の子どもとして生まれてしまった時から、「自己犠牲の精神を持ちなさい」「エホバのために無償で働きなさい」と洗脳されていたので、信者を辞めてからもつい無償で働いてしまうくせが付いていたのだと思います。

    教団の公式サイトを見てみたところ、「自分を死人の中から生き返ったものとして神に差し出し、また自分の肢体を義の武器として神に差し出しなさい」といった言葉が掲載されていたので、今でも信者たちにそのような考え方、生き方を指示し続けているようです。

    十年以上前、アルバイト先で女性の先輩から、「あなたはお人好しの度が過ぎる。そんなんじゃ、この世の中で生きていけないよ」と言われた時、私は心の中で「え?ずっとこの性格で生きてきていますけど…」と思いました。しかし今回の経験で、もしかしたらこのままだと本当に生きていけなくなるかもと反省しました。

    彼女との出会いは意味のあるものだった

    彼女は、笑顔が素敵なキラキラとした魅力を持つ友人も多い女性です。社交的で仕事もできる人のため、周りからも高く評価されていて、彼女と一緒に仕事をしたいと申し出る人たちも多いのです。私もそんな彼女の助けになりたくて、子どもを預かり続けていました。
    これまでのことをじっくり思い返してみても、彼女は決して私を利用しようとして近づいてきたわけではありません。

    彼女の子どもを無償で預かり続けるうちに、私自身が自尊心を失うようになりネガティブな思考になっていき、彼女も私のことを思ってアドバイスをしてくれたりしましたが、なおさら私はお礼に子どもを預からなければ、と思い、悪循環が続いていました。

    現在は彼女との縁は切れてしまいましたが、これまで助けてもらったことも多いので感謝しています。優しさと強さ、賢さを持った女性なのできっとこれから活躍されていく方だと思っていますし、彼女の活躍を応援したいと思っています。

    また今回の経験から、どんなに親しくても無償でプロの仕事を提供してはいけない(もちろん例外もあるとは思います)と学んだので、意味のある出会いだったと思います。

    この写真は、今も私の部屋にある、彼女のお子さんのために購入した椅子です。お子さんとももう会えなくなったけど、元気に成長してくれていることを願っています。