ずっと死のうと思ってた – ものみの塔(エホバの証人)の2世信者として長く苦しんできたこと(第3回)
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組織に否定された学ぶということ・仕事をするということについて大きな気付きを与えてくれた本
私の人生を変えた本については、こちらのページでご紹介していますが、加えて、組織に否定されていた「学ぶということ」「仕事をするということ」について私に大きな気付きを与えてくれた本2冊を下記にご紹介します。
これらの本が、組織に「学ぶということ」「仕事をするということ」を否定的に植え付けられ、一般の社会で生きづらくなってしまったご自身の心を立て直すきっかけの一つになれば幸いです。
手紙屋 蛍雪篇 〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜
進路に悩む高校2年生の和花が、謎の人物「手紙屋」との手紙のやり取りを通して勉強の本当の意味とその面白さに気付いていきます。
「何のために勉強するんだろう?」と思った方や、学生さんに特にお薦めですが、どの年齢の方が読んでも心に響く、勉強が大好きになる本だと思います。
「学校の勉強なんて、できても意味がない。そんなのできなくても、将来成功できる」
よく言われる言葉です。さまざまな方面で成功を収めている方の著書にも書かれることが少なくない、このフレーズ。「勉強なんてしなくていい。しても意味がない」という意味としてとらえられがちですが、僕は決してそういう意味ではないと認識しています。
確かに、「できる」「できない」にはさほど重要な価値はないという意味では、僕も賛成です。
「点数」「成績」「○○大学合格」のためにしか勉強を使えないのであれば、しないほうがいいと僕も思います。でも、決して勉強は「しても意味がない」ものではありません。
今の私たち人間の生活すべては、勉強による英知の継承によって成り立っているのですから。
だからこそ僕は、僕たちの持っている「勉強する権利」を大切にしていくべきだと思っています。
みんなで上手に使って、大切にしていかなければならない、と。あとがきより 『手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜』喜多川泰 著
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
就職活動に乗り遅れた一人の大学生が、手紙のやり取りを通じて成長していく物語です。ストーリーとしては、『手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜』の続編ですが、先にこちらを読むほうが、より楽しめるかもしれません。
紙の書籍のタイトルは「手紙屋」となっており、Kindle版のタイトルは「手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」となっているようです。
この2冊はセットで読むのがお薦めです。学生さんや就職・転職活動中の方だけでなく、働くことの意味を模索している方、社会人の方にも。分かりやすい文章ですが、内容は濃いです。読了後には爽快感が味わえ、喜多川氏の温かいお人柄が伝わってきました。
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