人を動かす天才、吉田松陰及び松陰神社について
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松陰の遺した言葉
当時も多くの人から慕われ、長い年月を経て今もなお多くの人々の心に火を灯す、松陰の言葉、生き方。彼の遺した言葉はいろいろとありますが、その中で私が特に好きなのは、この言葉です。
「己を以て人を責むることなく、一を以て百を廃することなく、長を取りて短を捨て、心を察して跡を略(と)らば、即ち天下いづくにか往くとして隣(りん)なからん」
ー(野山獄文稿「富永有隣(とみながゆうりん)の説」)楠戸吉昭著 「吉田松陰『人を動かす天才』の言葉」より
意味は、「自分の価値観をもって人を攻撃してはいけない。一つの失敗でもって、すべてを判断してはならない。相手の長所を取り上げて、短所は見ないようにする。相手の心を察して、結果が悪くても許す。そうすれば世の中、どこへ行っても人は慕って集まってくる」。相手の立場で考えることの大切さを教えています。松陰自身が、この言葉通りの人柄だったのでしょう。だからこそ、松陰は多くの人々に慕われていたのだと思います。
松陰神社と松下村塾学び館
松陰の墓は、東京都世田谷区にある「松陰神社」の境内にあります。(松陰神社は、こちらの世田谷区と、山口県萩市の2か所にあります)
世田谷区にある松陰神社は、東急世田谷線松陰神社前駅下車、のどかな雰囲気の松陰神社通り商店街を北へ徒歩約3分のところにあります。ホームページはこちらです。
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