エホバの証人の子どもたちが学校で直面する恐怖「いじめ」(第3回)
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いじめを受けているすべての子どもたちへ
どんな理由があろうとも、絶対にいじめは許されるものではありません。子どもの性格や個性は色々ありますが、いじめられて当然の性格や個性など、絶対にありません。
ですから、いじめる人が間違っているのであって、いじめられる子は全然悪くないのです。
いじめの解決は「大ごとにする」のが一番の近道だそうです。いじめという言葉でごまかしていますが、いじめは犯罪なので警察に行って訴えることもすべきです。
親、教師、スクールカウンセラーや身近な信頼できる人に相談できればそれが一番いいと思いますが、相談できる相手が身近にいない場合には、一人で悩まず、下記のような「いじめと戦おう!」「24時間子供SOSダイヤル」などのサイトや電話で助けを求めてください。
■いじめと戦おう!
いじめる相手に対してどのような言葉を返したり行動すれば良いのか、具体的な対策や体験談が紹介されています。
■24時間子供SOSダイヤル
電話で相談できるところです。
以下のページの後半に子どもが相談できる電話サービスやサイトを載せています。
最近のいじめは陰湿で外部から分かりにくいことも多いようですが、助けを求めることをあきらめないでください。学校に行かなくてもかまいません。フリースペースなど、学校以外にも、安心して友達ができる居場所もあります。
どこにも逃げ場がないなら
どこにも逃げ場がなくて、死にたいほど苦しんでいたら、家出をしてもいいと思います。
家出をした少女たちの相談に女性スタッフが乗ってくれる特定非営利活動法人 BOND プロジェクトという法人もあります。
ただし、家出をすると犯罪に巻き込まれる危険性は高まります。困っている人を言葉巧みに誘い、自らの欲望のえじきにしたり、利用しようとしたりする狡猾な犯罪者はどこにでもいますし、見た目や言葉が甘くても、心の中がどす黒い人もいます。
それで、もしどこにも逃げ場がなく、家からも今すぐ逃げ出したい場合、もしあなたが18歳未満でしたら児童相談所に駆け込む、という選択肢もあります。児童相談所には一時保護所があって、そこには寝るところも食事もあります。
もしあなたが18歳以上の場合や、一時保護所の生活になじめない場合は、NPO法人カリヨン子どもセンターが運営する、子どものための緊急避難所(シェルター)、「カリヨン子どもの家」に避難する、という方法もあります。
ここでは、虐待や犯罪、児童養護施設出身などが原因で、帰る家がなく、孤立している子どもたちのために、弁護士が子どもの相談相手となり、シェルター「カリヨン子どもの家」に避難できるようにします。
そしてこれからの生活について、子どもと相談しながら、親や学校、児童相談所、福祉事務所など、さまざまな人や機関との調整を図りながら、支援していこうというものです。(中略)おおよそ1,2週間で、今後の落ち着く先を探すことを目標にしています。費用はかかりません。場所は非公開です。
カリヨン子どもの家に避難をしたいという場合は、子ども本人または、周囲で相談を受けている大人(教師、医師、近所の人など)や友人から、弁護士に相談してください。どこの弁護士に相談したらいいかわからないという場合は、東京弁護士会子どもの人権110番(電話03-3503-0110)に相談してください。相談を受けた弁護士が、緊急に避難が必要だと判断した場合は、カリヨン子どもの家につないでくれます。
『Q&Aヘルプ!子どもの権利110番』より
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